Barry Manilow / Copacabana
この曲でBarry Manilowを知った人はわりと多い。
彼はもともとスタンダード・ナンバーを歌うポップス歌手だった。ベット・ミドラーのプロデュースを手がけたころから知名度を上げ、アルバム『歌の贈りもの』の大ヒットからエンターティナーと呼ばれるようになる。
90年代に入ってからの Barry Manilowはスウィング・ジャズのスタンダード集やフランク・シナトラのカバー集などをリリースしている。
コパカバーナはボリビアにもあるらしいが、この曲はブラジル・リオデジャネイロのコパカバーナのことを歌っている。
しかし、彼はラテン・ミュージシャンではない。ブルックリン生まれの列記としたニューヨーカーで、それ以前には別ジャンルでグラミーも受賞している。
要するにこの『Copacabana』はラテン系のダンスミュージックであり、彼を象徴するものとは違う異色のヒット作なのだ。