Honesty / Billy Joel
実際に彼はニューヨーク生まれ。ロングアイランドの新興住宅地でユダヤ系の母親のもと(父はナチスから亡命したドイツ人)で育ち、少年時代はクラシックピアノを習っていた。
都会っ子でエリートとも言えるBillyだが、ニューヨークでソロデビューしたあとにレコード会社とのいざこざで人間不信に陥り、ロサンゼルスに移住してしまう。当然、そのアルバム(71年【Cold Spring Harbor】)は売れなかった。
3thの【Streetlife Serenade】もゴールド・ディスク。そして彼を一躍スターダムへとのしあげたのが77年リリースの【The Stranger】だ。このアルバムはアメリカ国内では2003年に各フォーマット総合で1000万枚以上の売り上げを記録し、ダイアモンドディスクに認定された。
この“Honesty”は78年【52nd Street】に収録。シングルカットもされている。
Billy Joelの曲は夜景がよく似合う。
この“Honesty”といい“The Stranger”“Piano Man”と、どれをとってもニューヨークのBarをイメージさせてくれる。
彼を変えたのはLAに移ってからリリースした【Piano Man】だった。同内の“Piano Man”が全米トップ30のスマッシュヒットを飛ばし、アルバムもゴールド・ディスク認定作品となる。
私自身は出だしのイントロのところだけが好きで、そこだけ聴けば別にもういいのだが、歌いやすい曲でもあるので、生演奏をバックにして歌えたら最高かも。
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アルバム【52nd Street】