What A Feeling / Irene Cara

83年に Jennifer Beals主演の映画『フラッシュダンス』で大ヒットしたナンバー。
恋愛とサクセスストーリーとをミックスさせた映画だったが、この影響からダンスナンバーが急激に売れはじめたといっても過言ではないだろう。

この曲を歌うIrene CaraはNYブロンクス生まれ。プエルトリコ系の父とキューバ系の母を持つ。幼い頃からスペイン語放送のテレビに子役として頻繁に出演した。

80年に映画『Fame』に主演。彼女が歌った主題歌も大ヒットし、スターダムにのし上がる。
『フラッシュダンス』でこの曲が全米1位となり、世界中で大ヒットを記録。アカデミー歌曲賞、グラミー賞の最優秀女性歌唱賞などを受賞した。

しかしその後はレコード会社とのトラブルから訴訟問題に発展し、93年に勝訴はしたものの音楽活動はほとんど行えず、ヨーロッパに移住した。


普通、この曲と言えば Irene Caraより『フラッシュダンス』に主演したJennifer Bealsの方が注目されがちだろう。
Jenniferはフラッシュダンスのあと期待された『THE BRIDE』でフランケンシュタインの人造花嫁役を演じるが、その映画が大赤字を記録し、ゴールデンラズベリー賞のワースト主演女優賞にノミネートされるほどだった。
同作は製作元のコロンビアがパラマウント映画から彼女を強引に連れてきて出演させ、巨費を投じて制作されたため影響は大きく、コロンビア映画の株価は急落した。
元よりアイドルスターの彼女に怪奇映画の古典的なキャラクターを演じさせること自体に無理があったのだが、マスコミは責任の一端をJennifer Bealsに向けバッシングに走った。一発屋、期待外れと叩かれ、4年間、業界から干された。『フラッシュダンス』で得た人気と評判は一夜にして急落し、その後は台詞のない脇役に甘んじるなど約20年、低迷期を過ごす。

2003年秋、Jenniferはテレビドラマ『the L word 』のオファーを受ける。それまで映画出演が中心だったため本格的なテレビドラマシリーズの主演は初となったが、同作で演じたレズビアン役が評判を呼んで再評価され、カムバックを果たす。

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Soundtrack【Flashdance】

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