当時はBrandyや Aaliyahなど、ロー・ティーンブームではあったが、"Monicaだけは素材がちがう"と、私は思った。 プロデュースを手がけた Dallas Austinも、それは感じていただろう。
R&Bでよく聴かれる低音のビブラートと、そこから跳ね上がる高音の滑り出しが真骨頂で、聴くものを唸らせる。
そこには単にビジネスとしての歌い手ではなく、子供の頃から純に"唄"を愛してきたモニカを観ることができる。
私が感銘を受けたのはこの“Before You Walk Out of My Life”。
たぶんこれがもっとも彼女を象徴するナンバーであろう。
1thアルバム『Miss Thang』に収録されている。
2thもそうだが、このアルバムは Dallas Austinのプロデュース。
Brandyとのデュエットで注目された“Street”は2thの『The Boy Is Mine』に収録されている。
『The Boy Is Mine』内の“Misty Blue”は Mary J. Bligeもカバーして歌っているので
比較して聴いてみるのもおもしろい。
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Miss Thang---------The Boy Is Mine