Pyramid / Charice-featuring Iyaz

とりわけ日本では歌の上手な女性シンガーを“歌姫”と呼ぶ。その昔 Mariah Carey をそう呼び、それからその呼称が
一般的になったように思われるが、Celine Dionをもそう言い、Beyonceまでもがそう呼ばれた。
それゆえに歌姫と呼ばれたシンガーは数多い。日本人シンガーの中でもかなりの数がいるはず。
まぁそれも今ではそう大層な意味はなく、当人をメジャーにするために付けられたキャッチコピーぐらいにとらえるのが
いいだろう。

さて、ここで今回登場したのがフィリピン出身の歌姫、Chariceである。本名がカーマイン・クラリス・レルシオ・ペンペンコ。
Chariceを炒飯みたいな読み方をする人もいるが、シャリースというありふれた呼び方も私的には好きじゃないので、ここでは
以下、ペンペンコと呼ばせてもらう。

このペンペンコちゃん、日本のテレビ&ラジオ等でご覧になり知っている方も多いのではないだろうか。
彼女は7歳のときから家計を助けるために行政区の祝祭日やテレビ番組などのアマチュアコンテストに参加した。
歌手としてのレッスン等は受けたことがなく、それらほとんどが見て聴いて覚えたWhitneyやCeline Dionのモノマネだった。
その回数は100回に上るとか。

今までの短い経歴を書くと、1992年フィリピン生まれ。2005年にABS-CBNの番組『リトル・ビック・スター』に参加。
結果は3位に終わったが、彼女の熱心なファンがYouTubeに映像を貼り、2007年頃から業界に注目されるようになる。
その後、スウェーデンのレコード会社や韓国のタレントショーに招待されるようになり、2008年5月に母国フィリピンでデビュー。
若干16歳のときである。
その年、米のトーク番組に出演したときにWhitney Houstonの【I HAVE NOTHING】を歌ったら、それに感銘を受けた番組司会者が
David Fosterに連絡を取ってくれた。
彼女を世界的メジャーにしたのはDavidのトリビュートコンサートへの参加だろう。このコンサートのCD/DVDはその年の11月に
発売されている。
2009年には米に移転し、今は米での活動がほとんどのようだが、将来的にどう変わっていくのか非常に楽しみな歌姫である。

ちなみにこの曲【Pyramid】はデビュー・アルバム『CHARICE』からの2枚目のシングル。このリミックスEPはビルボード・ダンス
/クラブ・プレイソングチャートで初登場46位になったあとすぐに1位まで急上昇した。



下のYouTubeは左がDavid FosterとTV番組に出演したときに熱唱した【I will Survive】、右は某TV番組で【I have nothing】を歌ったシーン。
私はロリコンではないが、これらの曲をこんな子からこれほどまでして歌われるとおじさん、ファンにならずにはいられないのです。


【CHARICE】


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