Shape of My Heart / Sting

私にとっての名曲は“EVERY BREATH YOU TAKE”。
POLICEは83年リリース【SYNCHRONICITY】で全英1位にまで昇りつめ、84年にはグラミー2つのタイトルを受賞した。
そのボーカルだった男がこの Stingである。

Stingは本名ではなく、10代の頃に、黄色と黒の縞模様のシャツを着てステージにあがったことからスティング(蜂の針)と呼ばれ、そのときからのHN(?)らしい。

それよりとにかく、この曲は映画【LEON】のインパクトの方が強い。
まさに"レオンの曲"といってもおかしくないだろう。


【LEON】はフランスの巨匠、Luc Bessonの95年の作品。
ずいぶんと古い映画ではあるが、なぜかこの【LEON】に対して未だ思い入れの強すぎる男が少なくない。

それはおそらく、マチルダ(当時のナタリー・ポートマン)の健気さに心を奪われているからであろう。
そして少なくとも世の男たちの奥底に眠る、ロリコン魂を揺り起こす作品にほかならないからだ。

ロンリーで心優しい殺し屋という、現代社会からかけはなれたレオン(ジャン・レノ)と、現実逃避願望の強い自分とを置き換えてしまっているというのも、その要因としてあるだろう。

女性からしたら、なぜこの映画が極度に絶賛されるのか不思議でならないだろう。が、まあ、観て損はない作品。
Luc Bessonなら、わたしは【ニキータ】もお薦めしたい。

視聴YouTube


ちなみに【Shape of My Heart】は、 97年の【STING AT THE MOVIES】に収められている。

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