【目次】
◆伊勢志摩・神代温泉「慶泉」  ◆兵庫・城崎温泉「ときわ別館」 ◆京都・湯ノ花温泉「すみや亀峰菴」 ◆和歌山・南紀勝浦温泉「ホテル中の島」
 

◆京都祇園・富ひさ

伊勢志摩・神代温泉「慶泉」

ここは、KUMA父と結婚する前に一緒に行った温泉。
婚前旅行ですね。ははは。(照)

KUMA父の実家(長野県)に初めて挨拶に行った帰りに寄ったのですが、これまた二人での初旅行ってこともあって、大張り切りのKUMA父が奮発して予約を取ってくれたのが「慶泉」の『特別室』なんですね。部屋に露天風呂があるのですが、これまた岩作りの本格的なもの。
よくある、浴槽を外に出しただけのもってのとは格段違う風情があります。(HP参考:左のロゴをクリックしてね

まぁ、その分お値段が張ります、なのでもう二度と行くことはないような予感・・・。悲しい。

料理は、さすが海が近いだけあって海の幸のオンパレード!ぷりぷりの鯛・ひらめのお刺身に、忘れちゃいけないのが「伊勢海老」です。県の魚ですもん、当然、でーん!と登場しますよ。

五感の宿と言われるこの宿は、ハートビル法に基づく認定旅館第一号の旅館、あちらこちらに工夫と心配りが凝らされています。
たとえば、「香り」。これが、各要所要所で変化します。目の不自由な方への配慮といえます。
私たちは利用しませんでしたが、送迎のバスも車椅子の方に対応しているようですし、館内の畳の廊下でさえも車椅子での走行はOK、寝具も希望があれば簡易ベットも用意してくれるそうです。
大浴場も、露天風呂を備えた男女別の他、介護設備を備えた家族風呂(こちらも露天風呂付きらしいです)もあり、あらゆる年代の、あらゆる人に楽しんでもらおうという心配りが感じられます。
もう一度行きたい旅館のひとつでもあるお宿です。
また連れていってねー、くまさーん!

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兵庫・城崎温泉「ときわ別館」

H15年6月に行きました。覚えているうちに。。。(苦笑)

城崎といえば、外湯めぐりが有名ですが、まだまだAyaka-Manには早すぎる(1歳半)ので、滞在重視で宿選びをしました。
母の個人的には3度目の城之崎、前は但馬屋さんと西村屋さんにお世話になりましたが、また今度泊まりたいな、と思ったのが、この「ときわ別館」さん。
ここは、場所的にはかなりの奥に位置しています。そのおかげで随分静かなんですけどね。
2階建てで、部屋数も23とこじんまりした感じですが、それは部屋数が少ないだけで、宿自体の敷地はすごく広いです。
日本庭園をぐるりと囲むようにお部屋が配置されているのです。
サービスをきめ細かくするためにわざとこの部屋数にしているのではないかな、と思います。
事前にいろいろお願い(幼児が一緒なので調度品の片付け等)していましたが、快く了解いただき、お部屋も隣が気にならないように配置してもらえました。1階なのもありがたいですね。階段は結構やっかいですし、いざというときに子供がいるとなると、やはり逃げやすいというか。。。。そんな目にはあいたくありませんが(笑)

温泉旅館での楽しみ、まずはお風呂。
もともと外湯がメインの城之崎温泉なので、内湯はどうかな、と正直思ってましたが、こじんまりながら、大浴場とそれに続く露天風呂があり、清潔でAyaka-Manも一緒に堪能しました。子供づれになってから、宿にはいるのは出来るだけ早めにしています。それはお風呂自体も早めに入るためなんです。だいたい17時までには入浴するようにしています。それはなんといっても空いてるから。やはり人が多いとそれだけ気をつかいますし、子供なりとも緊張するようですから。銭湯にいく機会もないですからネ。。。

そして次のお楽しみ、それはお料理。
やたら、お皿は並ぶがどれもこれも味がピリッとしない、というのはいただけません。
そして最初に殆どのお皿がならんでしまう、とのも、熱いもの冷たいもの、それぞれのタイミングや、食べる順番もあったもんじゃないというのは閉口しちゃいます。(実際、この手の旅館は多いですから。。。)
多分、そうしないと仲居さんの手間がかかりすぎちゃうというもあるかもしれませんが。
さて、こちらの旅館。大丈夫でした。
味も量も丁度いいという感じ。冬にきたら松葉蟹がさぞや美味いだろうな・・・なんて想像しました。
くまさん、またよろしくお願い。(こればっかり:(^・^))

あと、さりげない気配りというか、いままでの旅館ではなかったのですが、夜の寝具のこと。
Ayaka-Manは母と一緒の布団で寝ているため、とくにお布団をお願いしませんでしたが、ここでは布団をきっちり並べて敷いた上に、ずれないようにシーツで敷布団を二つ、くるんでくれました。なので、見た目はキングサイズの敷布団のできあがり、というわけです(写真参照)。これはなかなか快適でした。いくら寝るときにひっつけておいても、激しい寝相のAyaka-Manは、朝には布団の谷間においているということがありますから。

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京都・湯の花温泉「すみや亀峰菴」

H15年10月に行きました。
ここ、「すみや亀峰菴」さん、母は3度目、父は2度目、そしてAyaka-Manは初めて。

京都に住んでて、京都の温泉に泊まるの?と思われるかもしれませんが、近い分、ゆっくりできるというのもあります。
特に手のかかる幼児との旅行は時間との戦いになりやすいので、近いというのもポイントなのです。

京の田舎といわれる湯ノ花温泉、Ayaka-Manは前に松園荘さんにお世話になっていますが、幼児連れにはこちらの亀峰菴さんのほうがいいかな、と個人的に思っています。
その理由のひとつには、松園荘さんの大浴場が着替え場から鉄製の階段を下りていかなければいけないというのがあります。
足元のおぼつかない幼児に、この階段は危険。その時はお部屋に露天風呂が付いていたので、Ayaka-Manはそちらを堪能しましたが、そうした部屋は限られていますから。

さて、ここ亀峰菴、リピーターになったその一番の理由は「お料理」なんです。
特に今回の旅行では「地元丹波の松茸会席」という超贅沢なお料理を堪能してきました。
その味はもちろんながら、量にも驚かされます。
それなりにお値段もはりますが、これだけ堪能できれば満足満足!といった感じです。
当然、料理もタイミングよく運ばれてきますし、味も絶品!
また、普通よくある旅館では「平日」と「休前日」とでは料金が変わるのですが、ここでは、料理の内容だけでお値段が変わるのです。平日も休前日もお値段は一緒、出す料理の内容で勝負って言う感じですかね。
本当においしかった、また来年も松茸食べたーい。

料理のことばかり書きましたが、お風呂もいいですよ。
特に女性用の露天風呂には樹齢千年の桜の樹をくりぬいた浴槽があり、ここに入って空を眺めると本当にゆったりした気分になります。
お風呂から出て、すぐに川を望んで涼み場があります。夏はここで女性にはカキ氷を、男性にはビールをサービスしていました。こういうささやかな幸せ、たまりません。ふふ。

ここの旅館もきめ細かいサービス(浴衣が一人2枚とか、足袋のサービスとか)があるのですが、特に夜食の「お稲荷さん&冷水」のサービスがうれしいですね。
旅館の夕食って遅くても7時開始なんで、結構夜中に小腹が空くんですね。
夜中の露天風呂をちょっと楽しんで、部屋に帰ってお稲荷さんをつまんで冷水をぐい、、、なんてすると、贅沢な時間だなぁ、ってしみじみ思うわけです。
チビスケとの追いかけっこの毎日、こうした時間てとてもありがたいです。

くまさん、また松茸、よろしくね!あ、いのしし鍋も食べてみたい・・・(食べることばっかり・・・)

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和歌山・南紀勝浦温泉「ホテル中の島」

 

Ayaka-Manの生まれる前の大晦日に行ったと思うので、H12からH13の2年越し。(そんな大げさな。。。)
全国でもここだけ、島がまるごと温泉宿になっている「ホテル中の島」さんもまた行きたい旅館。

島までは、まぐろの形をしたお船でわたります。
これだけでも、結構ワクワク、冒険心(そんなものがまだあるかどうか怪しいけど(^・^))くすぐります。
宿は1号館から3号館、それに別館・潮聞亭の建物がロの字型にそれぞれ廊下でつながっていて、そのまわりを遊歩道があったりします。このつくりも探検心をくすぐるかな。

行ったのが一番高い高い料金設定の大晦日だったんですが、当時母がシステム設計を担当していた旅行会社さんのはからいで、特別料金で潮聞亭を予約してもらいました。人徳のなせるわざですかね。ムハハ。(←起きながら寝言)
それでも結構なお値段、普段の倍はしましたから、やはり、次に行くのなら平日かな。。。。

ここのお風呂は、もう絶対露天風呂がおすすめ!ホテルのHPにも写真が掲載されていますが、海の中に浮かんだお風呂なんですよ!観光船にお風呂につかりながら手をふったりなんかしちゃって、もう、絶景です。
女性の露天風呂の下方に男性の露天風呂があるので、女性側からのぞけます。いや、別にのぞきたいわけじゃないんですよ、誤解なく。夜中とかの人の少ないときなんて、カップルだったら会話を楽しめるんじゃないですか?
ちなみに、うちもついつい話しちゃいました。夜の海をみながら、お風呂につかるなんて、本当に贅沢です!

料理もおいしかったです。海に囲まれているだけあって海の幸の新鮮なこと!
もう、お刺身最高!
確か、ここでは貸し竿をしていて、釣ったお魚を無料で加工して夕飯に出してくれるサービスがあったと思います。
子供がもう少し大きくなったら、釣りに挑戦して、自分で釣ったお魚を食べてみる、というの貴重な体験になるんじゃないかと、ちょっと考えています。生きてる魚を触る機会、めったにありませんから。。。。大切に食べてくれるかな、なんて期待したり、かわいそうだと嫌がるのか、と想像したり。。。案外、なにもかわらないかも(笑)

ひとつ、難点をあげるなら、場所が遠いんです。京都から勝浦って。車でざっと6時間半ぐらいかかるかな。
子供がいたらもっとかかるかな。
このときは間に和歌浦というところで一泊しているんですね。帰りは大阪の実家に泊まりました。

なので、ここには子供がもう少し大きくなってから、と、先の楽しみにしております。

よろしくね!くまさーん!
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京都祇園・富ひさ

 

ここは旅館ではないのですが、京都にきたら是非おすすめのお店なんです。
京都は祇園の「富ひさ」さん!

「富ひさ」さんは、京都岡崎に料理旅館として45年間、その後わら天神で5年間、そして現在の祇園に移られて6年目の実に半世紀以上続いた京料理のお店です。
5月から9月までがはも料理、10月から4月までがふぐ料理と二シーズン制の京の代表的味覚の専門店といえます。
KUMA父と初めて訪れたのがわら天神でのお店。
いまでは、各シーズン1度はお世話になっています。

いまのお店は写真にもあるように白木のカウンターとテーブル席が3席のこじんまりとした、とても温かみのある雰囲気の店内です。
まだまだややこしい手のかかるAyaka-Manを連れていくためか、貸切にしていただいたり、女将さんがAyaka-Manの相手をしてくださったりと、細やかに心配りをしてくださり、とても居心地がいいお店です。
私はまだお会いしたことがないのですが、時折娘さんも手伝いにこられるそうで、この娘さんが女将さんに負けず劣らずの別嬪さんだと、KUMA父絶賛。

まずは夏のはも料理。
カリカリのはもの皮のから揚げ、これが突き出しに出てくるのですが、ビールのすすむこと請け合いの香ばしさ。
KUMA父は以前にうまいうまいと絶賛し、その喜びように、ご主人は追加でお皿一杯出してくださったようです。(笑)
はも料理はその素材も当然最高ですが、それをひきたてる「梅肉ソース」の絶品なこと!
梅は一切駄目と言ってた友人も、「いままでの梅の味はなんだったの?」と言ってたほど。
はも小骨が、と言うひともいますが、このお店のはもは本当にそれを感じさせません。ご主人の腕がいい証拠ですね。

そして冬のふぐ料理。
肉厚のてっさ、香ばしい焼きふぐ、ほこほこのから揚げ、とろりとした焼き白子、オリジナルポン酢でいただく絶品ふぐしゃぶ、そしてアツアツの雑炊、それらを旨味たっぷりのヒレ酒をきゅっ、とやりながら楽しむ・・・・。
書きながらよだれが出てくるほど、堪えられない冬の味覚の数々が楽しめるんです。

余談ですが、このお店のオリジナルポン酢、その味の良さに調味料メーカーがその味の秘密を知ろうとして分析して商品化を狙ったほどだそうです。
ご主人に味の秘訣を聞けば「家庭では、あまりにも材料費がかかりすぎて無理じゃないかなぁ」と笑っておられました。

それぞれが、夏一番、冬一番の奥村家の楽しみ行事です。

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やさしい主人と美人女将。Ayaka-Manも大好き!

◆075−551−3900(要予約)
◆京都市東山区祇園古門前通り花見小路東入る一筋目南
◆午後5時から10時 日・祝日休
◆ふぐ料理コース(10月から4月まで)15000円より
◆はも料理コース(5月から9月まで)12000円より