'02.6.12
シーザーズ・サラダがイタリア料理だと思っている人は多いようだが、これはアメリカ人が発明した、正真正銘のアメリカ料理だ。
もっとも、生野菜をドレッシングであえただけの簡単なサラダなので、○○料理という呼び方はナンセンスなのかもしれない。
正統派シーザーズを紹介しよう。
メインはロメインレタス。
日本ではなじみのない洋菜で、おさかな天国が流れるようなスーパーでは売っていない。
広尾のナショナル麻布マーケットでなら買えるが、デパ地下などの高級食材を扱っている店にもあると思う。
これを水洗い、水気をよく切り、冷蔵庫に入れてシャキッとさせる。
あとはウスターソース、ガーリックオイル、レモン汁などで作ったドレッシングであえるわけだが、ドレッシングはカルディーニブランドで市販されているものがあるので、そちらがお薦め。
その後、パルミジャーノチーズをすりおろしたものとクルトンを混ぜ合わせ、最後にコドルド・エッグをのせて盛り付ける。
コドルドエッグというのは半熟卵のことで、温泉卵みたいなものだ。
ポーチドエッグにして作ればベストだろうが、アメリカではサルモネラ菌を恐れてマヨネーズで代用する店もあるようだ。
もっとも、私の場合はコドルドがあまり好きではないので、固茹で卵を細かく刻んでシーザーズにする。
ハードボイルドですから。