That's What Friends Are For / Dionne Warwick & Friends

この“That's What Friends Are For”は Elizabeth Taylor(エリザベス・テイラー)が代表を務めるエイズ基金へのチャリティーのため Dionne Warwickによってレコーディングされた。ゲストとして3人の豪華メンバー(Elton John、Gladys Knight、Stevie Wonder)が参加している。

Dionne Warwickは米ニュージャージー州の出身で、音大時代は音楽教育を専攻、副専攻にピアノを学ぶ。 NYのレコーディングスタジオでバックコーラスやデモ歌手をしているときに作曲家のBurt Bacharachと出会い、卒業してから本格的に歌手として活動を始める。

63年のデビュー。64年に“Walk on By”で脚光を浴び、67年“I Say a Little Prayer”のヒットを放ってからは、“Do You Know the Way to San Jose”“I'll Never Fall in Love Again”などでブレイクした。
70年代に入って“I'll Never Fall in Love Again”のリバイバルでグラミーは受賞したものの、82年の“Heartbreaker”までしばらく低迷する。

Whitney Houstonの従姉妹ということでも有名だが、不思議と彼女のソロ名義でのNo.1ヒットは出ていない。ユニットによるNo.1だけで、この“That's What Friends Are For”がその代表作になるだろう。
日本語タイトルが“愛のハーモニー”。85年のアルバム【FRIENDS】に収められている。86年に全米4週1位になった。




もともとこの曲は82年にBacharach夫妻が映画【ラブ IN ニューヨーク】の挿入曲として作詞作曲し Rod Stewartが歌ったもの。2003年にリリースしたRodのベスト盤【The Very Best of Rod Stewart, Vol. 2】で彼のソロを聴くことができる。

ちなみにこれを書いた Burt Bacharachは BJ Thomasが歌った映画【明日に向かって撃て!】の主題歌“Raindrops Keep Fallin' on My Head”(日本語タイトル“雨にぬれても”)の作曲者で有名。



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【FRIENDS】

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