母の日記

Ayaka-man初出社!

Ayaka-manと京都で静かに暮らしていた母のもとに、会社の人々からポチポチとメールが届きだした。
お元気ですか〜と、早く復帰してくださいね〜と、そんな感じの文面が、いよいよ4月近くになると、この資料に目を通してください、確認してください、果ては、資料作ってください・・・・となっていた。
そして、駄目押しは直属の上司より、「会議でられへんか?」とのメールが・・・。

3月29日(金)、今後の勤務形態を部長と相談すべく、母は会社を訪れることにした。
当然、Ayaka-manを連れて・・・・。

母の勤める会社は実家のある大阪、もし4月からの会議出席ともなれば、会議デーの月曜日はまた会社に行かねばならない、京都からの移動より、ここは金〜日まで実家で泊る方が負担がすくなかろう、と判断し、大阪のばぁばに「泊めてね」とお願いした。
「よっしゃ、任しとき!」
といつもどおりの心強い回答、しかし、具体的なお願いを言わないと全く頼れないのは相変わらずだが。

そして会社にも、Ayaka-manのための手配が必要だ。
実は産休に入る前から子連れ復帰は認められていたため、なんとAyaka-manルームもあるのだった。
そして会社で母が会議出席の際にAyaka-manを面倒見るのは学生時代からの悪友カワシマンということまで決まってた。
このカワシマン、2児の母でもあるため本当に心強いお母ちゃんでもあるのだ。
「29日行くで」の一言に、Ayaka-manのベッドからオムツバケツまで準備してくれた。

いよいよ、当日、京都から京阪特急に乗った。
文字通り生まれてはじめての電車にAyaka-manは興奮していた。
目が輝き、興奮して窓の外を眺め、親父を見詰めては照れさせ、声かけるおばさんたちに笑顔を振りまくっていた。
母も予想外だったがAyaka-manは非常に外面がよかったのだ。
(しかしまだ4ヶ月、人見知りするのはこれからですね)

駅ではカワシマンが迎えに来てくれてた。

「さ、行こうか」荷物を預けながら言う母にカワシマンが言う。
「まさか手ぶらで行こうっていうわけではあるまい?」
・・・・。
カワシマンのもう一つの顔、それは「食いしん坊カワシマン」ということだった。
しかも「おごられ好きの」と上につく。
この10数年の付き合いでなぜかいつもレジは私なのだ。
長旅で疲れた親子にこの仕打ち・・・。
結局近くのケーキ屋でシュークリーム25個と何故かカワシマンの子供たちのおやつまで買わされ、昼すぎ、ようやく会社についた。
と、そこへ母の携帯電話が鳴った。
「雨降ってくるで〜、はよ帰っておいで〜、いますぐ帰っておいでぇ」
・・・、ばぁばからだった。
前途危うし、Ayaka-man母・・・・。まだまだつづく・・・・