母のつぶやき

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◆神様のいたずら

『ただ泣けちゃうこと』

なんかの本で読んだ。

中国の話だったとおもうけど。

ある武将が舟で河を渡ってた時、その従者が、猿の子を捕まえて舟に乗っけた。

母猿は嘆き悲しみ、舟を追っかけて岸沿いを必死で走る。

どこまでもどこまでも、悲しい声を挙げて追いかけて、追いかけて・・・

そしてなんとか舟に飛び移ることが出来たが、悶死してしまう。

その母猿のおなかを裂いて見ると腸がズタズタにさけていたという。

また、ある本ではこんなふうに書いてた。

子猿に死なれた母猿が、その亡骸を抱きしめて、幾日も幾日も泣き続け

そしてついには、腸がズタズタに裂けてしまい、死んでしまった。

「断腸」という言葉の故事だけど。

悲しい言葉だと心底思い、口にしちゃうと

ただそれだけで泣けてきちゃう時があります・・・・