耳より情報(2014年4月号)
◆「盲導犬啓発宣隊・デモ犬ジャー」のテーマソング
日本ライトハウス盲導犬訓練所にデモ犬ジャーがいるのをご存知でしょうか。デモ犬とは、イベントなどでデモンストレーションを行う広報犬のことで、イベントの他にも学校で盲導犬の動きを実演したり、触れ合ったり、視覚障害者の方との体験歩行をします。レッド、ブルー、イエロー、グリーン、ピンクのTシャツを着た5頭がいろいろな場面で活躍しています。
この「デモ犬ジャー」にテーマソングができました。曲を提供したのは著名なアーティストである後藤次利さん。子どもたちのコーラスも加わってとてもかわいい曲に仕上がっています。
『笑顔をつなぐ ボクのお仕事 でこぼこ道 せまい道 守ってあげる ぬくもりつなぐ 僕のお仕事 涙なんか 吹き飛ばしてあげる 夢を 夢をいっしょに追いかけて きょうも明日も 雨の日 晴れの日 がんばっちゃうよー いつでも犬ジャー どこでも犬ジャー おさんぽ得意なんだ まかせておいて 夏でも犬ジャー 冬でも犬ジャー 白いハーネス ボクの自慢さ』
この歌はウェブで聴くことができます。日本ライトハウス盲導犬訓練所で検索し、「盲導犬啓発宣隊デモ犬ジャー」から「デモ犬ジャーのうた」に進んでください。URL http://www.lighthouse.or.jp/guidedog/dogsong.html
◆ふれて感じる名作「富嶽三十六景」
江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎がさまざまな場所から見える富士山を描いた代表作「富嶽三十六景」の立体コピー図版を手でさわり味わうことができます。絵の構図や色などの説明を聞きながら、凹凸によって表した立体の絵にふれ、作品のイメージを感じます。大阪市の日本ライトハウス情報文化センターで先月鑑賞会が開かれましたが、今後も視覚障害者の鑑賞を随時受け付けています。
立体コピー図版の鑑賞は無料ですが、事前に予約が必要です。できるだけ10日くらい前までにご連絡ください。
問い合わせ先:情報文化センターの小原さん(火曜日〜金曜日) 電話06ー6441ー0015
◆日本年金機構からのお知らせ
日本年金機構が、公的年金制度の周知・啓発のため「障害のあるお客様向け年金制度説明資料(音声付き動画)」を作成しました。内容は、公的年金制度説明「知っておきたい年金のはなし」(約8分30秒)と、障害年金説明「障害年金ガイド」(約9分)。いずれも音声読み上げ、字幕、手話通訳付きです。
日本年金機構のホームページは「日本年金機構年金のはなし」で検索できます。
この年金のはなしコーナー内から、冊子「障害年金ガイド」のBES形式点字ファイルをダウンロードすることもできます。
問い合わせ先:日本年金機構サービス推進部 電話03−6892−0747
◆第12回オンキヨー世界点字作文コンクール募集
オンキヨー株式会社と毎日新聞社点字毎日は、2003年から「点字作文コンクール」を開催しています。1、2級の身体障害者手帳所持者で、点字使用の方を対象に、自身の体験などをつづった作品を募集しています。また、今回から視覚障害の方を周囲で支えている方を対象に「サポート賞」が設けられ、「視覚障害者と接して成長した」「生き方が変わったこと」を体験やエピソードを交えて綴った作文も募集しています。
テーマ:点字や音楽、パソコンなどを通して生き方が変わった、生きがいにつながった、国際交流や海外協力への思い、体験を通した平和への願い、視覚障害者教育への思い、そのほか日々の生活の中での体験やエピソードなど
応募規定:点字(32マス120行以内、パソコン使用の場合は点字データ添付)または、墨字(2000字以内、テキストかワードデータ添付)で、字数制限を超えた作品は審査されません。未発表作品に限ります。
締切:5月31日(消印有効)
審査と発表:1次審査、2次審査で成人の部8編、学生の部8編(うち、小中学生4編)、サポート賞4編に絞り、最終審査が行われます。審査委員は、作家の玉岡かおるさん、毎日新聞社、オンキヨー株式会社。10月下旬に、毎日新聞・点字毎日・オンキヨーホームページで結果を発表し、入選作品は全て全文掲載されます。
表彰:最優秀オーツキ賞には、賞金20万円とミニコンポ(7万円相当)が贈られます。ほかに優秀賞、佳作なども選ばれます。
応募要項の請求・問い合わせ先:点字毎日「作文コンクール係」 電話06−6346−8386
◆青い鳥葉書の無料配布
日本郵便株式会社は、重度障害者向けに青い鳥をデザインしたオリジナル封筒に通常郵便葉書を入れた「青い鳥郵便葉書」を無料で配布しています。対象は重度の身体障害者(1級または2級)と知的障害者(療育手帳にAまたは1度、2度と表記されている方)で、受け付け期間は4月1日から6月2日まで。
配布される葉書の種類は、上下・裏表が分かるように、表側左下に半円形のくぼみを入れた「くぼみ入り」、「無地」、「インクジェット紙」の内、いずれか1種類。配布枚数は1人20枚です。
申し込み方法:次のいずれかで。(1)簡易郵便局ではない最寄りの郵便局に身体障害者手帳を提示し、所定の申込書に必要事項を記入して提出。(2)適宜の用紙に「青い鳥郵便葉書配布申込書」と明記し、手帳の種類、手帳番号、級別、住所、氏名を記入し、最寄りの郵便局に郵送。申込書は、郵便局の窓口で入手できます。
葉書は4月21日以降に、最寄りの集配を受け持つ郵便局から送付されます。22日以降にゆうゆう窓口が設置されている郵便局に直接申し込んだ場合は、必要事項を確認の上、その場で受け取ることもできます。
◆第12回チャレンジ賞・サフラン賞候補者募集
社会福祉法人視覚障害者支援総合センターでは、第12回「チャレンジ賞(男性)」「サフラン賞(女性)」の候補者を募集中です。対象は視覚障害のある、いわゆる若い男女で身体障害者手帳所持者。自薦・他薦は問いませんが、職業自立して視覚障害者の文化向上と福祉増進に寄与しようとしている気迫と体力と人間味のある人。
応募用紙は視覚障害者支援総合センターのホームページの「応募のご案内」からダウンロードするか、電話、ファクス、Eメールのいずれかで請求し、必要事項を記入の上、推薦文を添えて提出してください。応募締め切りは5月30日(必着)。受賞者各1名を決定後、6月末までに本人に通知すると共に、同センター発行の月刊「視覚障害」「支援センターだより」で公表されます。
受賞者には賞状と賞金50万円、副賞(KGS賞)が贈られます。贈呈式は未定。
応募書類の請求・問い合わせ先:視覚障害者支援総合センター(担当:星野さん) 電話03−5310−5051、ファクス03−5310−5053、Eメールmail@siencenter.or.jp
◆歩行支援アプリ「てくてくナビ」
島根県松江市の障害者支援に取り組むNPO法人「プロジェクトゆうあい」が、目に障害があっても積極的に外出してもらおうと、スマートフォン用の歩行支援アプリ「てくてくナビ」を開発しました。
GPS(全地球測位システム)機能で現在地を把握し、自分がこれから行きたい目的地や目標物を入力すると、到達するまでの距離や方向を震動と音声ガイダンスで説明します。さらに事前に登録した通過ポイントや目的地ポイント付近に来ると、そこまで到達したことを震動によって知らせ、その場所を音声により案内します。自分がいる場所の住所や端末を向けた向きの方角も、音声により案内してくれます。
「アイフォーン」に対応し、全国各地で利用できます。このアプリは無料でダウンロードできます。
App Store(アップストア)で「てくてくナビ」と検索してください。
◆消費税変更に伴う日点の商品価格変更のお知らせ
4月1日から消費税率が商品代金の5%から8%に変更となりました。日本点字図書館わくわく用具ショップでも変更がありましたので、その一部をお知らせします。
商品金額は8%の消費税額を含んだ税込みで表示されていて、税額の区切りは下一桁が5円または0円となっています。
配送手数料が150円から200円に変更。また、今までサービスで送ってもらえた補装具や日常生活用具の給付事業で求めた商品にも、配送手数料200円が必要となりました。
代金引換手数料が、1万円以下の注文の場合は330円、3万円以下の場合は430円、10万円以下の場合には650円に変更されました。
ホームページに掲載の価格は既に変更されています。価格データがPDFファイルで掲載されていますので、このデータをダウンロードして利用できます。また、新しい価格表の墨字版、点字版、デイジー版は6月完成を目途に現在準備中です。
問い合わせ先:日点用具事業課 電話03−3209−0751
今月の耳より情報は以上です。
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