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耳より情報(2014年5月号)  


◆大阪府立中央図書館主催第1回府民講座

「身体でみる異文化の世界―音で伝える、色を創る、心に触れる―」
視覚障がい者としての体験から、ユニバーサルミュージアム(誰もが楽しめる博物館)づくりを提唱している、国立民族学博物館准教授の広瀬浩二郎さんを講師にお迎えして、アメリカでの研究成果をもとに、「異文化」を身体全体を使って理解することの魅力や楽しさを、瞽女(ごぜ)唄やブルースなどを例にエピソードを交えてお話ししていただきます。
明るく楽しい語り口で定評の広瀬さんの講演です。異文化理解や障害者福祉に関心をお持ちの皆さまはもちろん、広くどなたでも興味を持っていただける内容です。
日時:5月17日(土)午後2時30分〜4時  
場所:大阪府立中央図書館 ライティホール
講師:広瀬 浩二郎さん(国立民族学博物館准教授)
定員:380人 要事前申込(来館・FAX・往復はがき・インターネット)
参加費:500円(受付にて身体障害者手帳を提示された方とその介助者は無料)
問い合わせ先:大阪府立中央図書館「生涯学習事業」担当 電話06−6745−0170
詳細ならびにお申し込みは、大阪府立中央図書館のホームページからもできおます。
http://www.library.pref.osaka.jp/site/central/26kouza1.html




◆YASHICAボタン1つで細かい文字や図を拡大できるデジタル拡大鏡

ジェネシスホールディングスは3月25日、YASHICAブランドよりデジタル拡大鏡「DLK−01」を発売した。価格はオープンで、推定市場価格は、税込み16800円前後。
デジタル拡大鏡「DLK−01」は、細かい文字や図などを大きく拡大するための電子的なルーペ。底面に受光部が設けられており、拡大したいものの上に置いてボタンを押すだけで、拡大イメージがディスプレイに表示される。
撮像素子は4分の1型・30万画素のCMOSセンサーで、解像度は640×480ドット。拡大倍率は、5倍が標準で、5.5倍、6.5倍、9倍の4段階に調節可能だ。ディスプレイは3.5型のカラー液晶で、白黒反転を含む7種類のカラーを選択することができる。
受光部には4個のLEDライトが備えられており、暗い場所でも使用可能。プロジェクターを使用したプレゼンのときに、細かな文字が書かれた資料を読むといった用途にも便利だ。テレビ出力ケーブルが付属しており、より大画面でイメージを確認することもできる。LEDライトにより、暗い場所でも使用可能。
電源はリチウムイオン充電池。約3.5時間でフル充電され、フル充電の場合、約2.5時間の連続使用が可能。本体サイズは幅10.6センチ、奥行き2.5センチ、高さ7.9センチで、質量は約112g。



◆障害者のための就職面談会

人材サービスを手掛ける株式会社ジェイ・ブロードは、就職・転職を希望する障害者のための合同就職面談会「クローバー就職フォーラムin名古屋」を、愛知県名古屋市で開催します。
入退場自由で就職相談コーナーも設けられます。
日時:5月18日(日)12時45分〜午後5時まで 受付は12時から
会場:愛知県産業労働センターウインクあいち 7階
交通アクセス:JR・地下鉄・名古屋鉄道・近畿日本鉄道「名古屋駅」から約160m。
参加費:無料 ただし事前予約が必要です。
予約方法:「クローバー事務局」宛に次のいずれかで。
(1)「クローバー就職フォーラム」の予約ページから
http://www.clover-navi.com/forum/ 
(2)電話0120−309−968(平日午前9時30分〜午後6時)
(3)FAX03−5537−3315(名前とフリガナ、住所、連絡先、5月18日名古屋会場希望と必ず記入すること)。
※事前予約の上、来場された方にはクオカード500円分のプレゼントがあります。



◆本の紹介です

「14歳、全盲、奇跡の歌姫 そのままの今を好きになる」
上田若渚(うえだ わかな)著
プロ歌手を目指して活動している愛知県豊田市出身の県立岡崎盲学校中学部3年生の上田若渚さんは、歌うことが大好きで、歌が彼女のパワーの源です。
そんな若渚さんのデビューCD「マザーチーク」が、20013年10月に発売されましたが、それまでの軌跡を綴った自伝を3月に出版しました。
彼女の生い立ちから念願のCDデビューまでを、笑いと感動のエピソードで綴り、母への想いを込めた歌詞や不登校の友人を救った歌詞も収録されています。
また、巻頭の言葉は点字付きです。
世界文化社出版 価格:本体1500円+税

「てんじつき さわるえほん さわるめいろ」
村山純子(むらやま じゅんこ)著
逆三角形印(▼)からスタート、指で点をたどりながら丸印(●)のゴールを目指す迷路。昨年の4月にご紹介しました『さわるめいろ』が静かな人気を呼んでいます。
最初のページでは簡単な正方形の迷路から始まり、ページを追うごとに難易度が上がる構成で、視覚障害児向けの絵本ですが、大人も視覚障害のない子供も楽しめるのが人気の理由。
同書は出版社や印刷会社、書店などで作る「点字つき絵本の出版と普及を考える会」の活動の一環として刊行され、「てんじつき さわるえほん」という同一のシリーズで出版されています。
小学館出版 価格:本体1900円+税



◆4しょく会 春のイベント
社会を豊かにする働き方 ―「試みる仕事」「支える仕事」の追究―

テーマは「視覚障害者と職業」。パネリストは、行政サービスの提供に従事する公務員、福祉サービスの利用をサポートするピアカウンセラー、大学における障害学生のキャンパスライフを支援する事務職員、視覚障害者の読書環境を整備する図書館職員、そして江戸時代から老若男女の身体を触覚によって癒し続けてきた鍼灸マッサージ師。
前半では、仕事の概要や就職活動の経験談などを伺い、後半では、私たちが就労することの意義について、「障害への理解を試みる」「主体的に社会を支える」という二つの視点で参加者とともに議論を深めていき、視覚障害者と健常者が共生する社会とは何かを探ります。
就活中の方も、就労中の方も、ぜひご参加ください。
日時:6月15日(日)午後1時〜5時
会場:長岡京市中央生涯学習センター「市民ギャラリー」(JR長岡京駅前すぐ)
参加費:会員および学生300円、非会員500円
※イベント終了後、会場近くにて懇親会を行います。希望者はご参加ください(会費は4000円程度)。
申し込み:6月6日(金)までに電話かメールで、お名前・電話番号またはメールアドレス・懇親会の出欠についてお知らせください。
電話080−2527−9383(萩原さんまで、日曜を除く午後5時から7時の間に)、メールは jasmine@hcc5.bai.ne.jp



◆京都ライトハウスより「情報ミニバザー」のお知らせ

5月31日に恒例の情報ミニバザーを京都ライトハウス4階あけぼのホールで開催します。
ご家庭に掘り出し物がありましたら、ぜひミニバザーにご出品ください。皆様のご協力をお願いいたします。また、皆さまのご来場もよろしくお願いいたします。
日時:5月31日(土)
午前10時〜12時 視覚障害者専用バザー
午後1時〜3時 一般向けバザー(利用者の皆さまも、もちろんどうぞ)
対象商品:新品に限ります(大型物品・書籍を除く)。食料品は賞味期限のご確認をお願いいたします(バザー当日から1ヶ月以上は保証されるものに限ります)。古着はご遠慮ください。
受付場所:情報ステーション(3階)の受付カウンターまで、お持ち込みください。



今月の耳より情報は以上です。


 

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