「トップに戻る」「前の月号へ

耳より情報(2014年11月号)  


◆4しょく会秋のイベント「歩いて、探って、創る大阪の“まち”」

視覚障害者文化を育てる会・通称4しょく会の今回のイベントでは、「空堀まちなみ井戸端会」のご協力の下、触覚・聴覚・味覚など、さまざまな感覚を駆使して、大阪の“まち”を味わいます。
花鰹やあごだしなど、削り節の香り比べ、味比べ。たこ焼きの元祖・チョボ焼き鉄板の触察体験。路地の奥の小さな広場にある水琴窟の音の響きを楽しむ。坂の多い上町台地の地形を足で確かめる。高い建物に遮られることなく、風の流れ、太陽の位置を肌でとらえるなど、大阪のまちを体感してみませんか?
日時:11月29日(土)午後1時〜5時
参加費:会員および学生300円、非会員700円
定員:50名(予約が必要で、定員に達し次第、受け付けを終了)
集合:午後1時に地下鉄谷町線「谷町六丁目」駅の南改札口を出たところ
※当日は動きやすい服装でお越しください。雨天の場合は、室内での体験を中心とするなど、無理のない形でイベントを実施します。
※イベント終了後、空堀商店街のお店で懇親会を行いますので、希望者はご参加ください(会費4000円程度、当日の変更は原則としてお受けできません)
参加申し込み:11月14日までに電話かメールで、お名前・ふりがな、電話番号またはメールアドレス、配布資料は点字・墨字のいずれを希望するか、視覚障害の有無・程度、懇親会の出欠をお知らせください。
電話 080−2527−9383(萩原さん、月曜〜土曜の午前9時から午後5時の間)、メール jasmine@hcc5.bai.ne.jp  


◆2015年の盲導犬チャリティカレンダー発売

盲導犬を育てるには沢山のお金がかかります。その費用は、1頭約500万円。
日本ライトハウス盲導犬訓練所では「盲導犬チャリティカレンダー」を作成、5000部の売上金を全て活用して、1頭分の盲導犬育成費用に充てます。
かわいいイラストのカレンダーはプレゼントしても喜ばれます。皆様の温かいご支援、ご協力をよろしくお願いします。
価格:税込み1000円
サイズ:二つ折りのブックタイプA4判で、使用時は見開きでA3判(約30センチ×42センチ)の月めくり、壁掛け式
送料:ゆうメールでの発送で、1部〜4部は90円、5部〜8部は170円。9部以上はゆうパックでの発送となりますので、地域によって異なります。
問い合わせ先:日本ライトハウス盲導犬訓練所「盲導犬を育てる会事務局」 電話0721−72−0914

また、北海道盲導犬協会では、飼育ボランティアさんから募集した写真や、盲導犬の訓練、仕事中の写真を掲載した「盲導犬寄付金付きカレンダーSmile(スマイル)」を発売しています。
価格:1550円(本体税込み1250円プラス寄付金300円)
サイズ:二つ折りのブックタイプB4判で、見開きB3判(約36センチ×51センチ)の月めくり、壁掛け式
送料:全国一律300円
問い合わせ先:株式会社アーサ 電話011−850−9323 


◆紙幣を見分ける簡単ガイド

「紙幣が見分けられる!簡単サ印ガイド」は、サインと捺印のためのガイド枠が付いた紙幣見分け板で、日本点字図書館オリジナル商品です。
一万円札サイズの薄い板で、左側が階段状になっていて五千円札と千円札の長さを合わせて見分けます。板の色は黒色で文字はくっきりと白色、点字入りです。紙幣を合わせやすくするためのすべり止めが裏側に付いていて、サインをする時にも滑りにくい効果があります。
見分け板の右半分には、サインの後、判子が押せるように、こけしを寝かせたような枠が二か所あります。こけしの頭の部分が判子を押すスペースです。枠の太さは1センチと1.2センチの2種類です。
お財布に入れておくと、お札の識別とサインガイドの両方に手軽に使えます。
価格は、税込み325円で、配送手数料が200円かかります。
問い合わせ先:日本点字図書館用具事業課 電話03−3209−0751 


◆音声コード・ユニボイスがらくらくホンやiPhonで読み上げ

特定非営利活動法人日本視覚障がい情報普及支援協会は、音声コードUni−Voice(ユニボイス)を携帯電話やスマートフォンで読み取って読み上げさせたり、手話の動画を再生できるアプリを公開しました。
二次元コードの一種であるユニボイスは切手サイズに800文字分のテキスト情報を格納できます。活字印刷物を読むのが難しい視覚障害者や識字障害などのディスレクシア、高齢者、外国人などが、その音声コード内に収められた情報を音声で読み上げさせたり、テキストで表示させたりすることができます。対応言語は日本語、英語、中国語、韓国語の四つ。また活字の認識が難しい一部の聴覚障害者向けには動画サイト上に代替手話映像を用意して音声コードから飛べるようになっています。
対応機種は、NTTドコモのらくらくホンベーシック3、らくらくスマートフォンプレミアム(準備中)、auの簡単ケータイK012、アップルのiPhoneなど各種iOSデバイス。それぞれアプリサイトから無償ダウンロードできます。iPhone用ユニボイスでは現在、操作ボタンに読み上げ対応用テキストラベルが付いていませんが、改善に向けて準備中です。
またSPコードの終了により生産中止になった「活字読み取り装置スピーチオ」には対応していません。
日本視覚障がい情報普及支援協会理事長の能登谷和則さんは「全世界から参加する2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けてすべての人が利用できるユニバーサルデザインの観光ガイドの作成が求められる。また2016年から施行される障害者差別解消法では、薬品や食品などのパッケージに書かれている活字情報へのアクセスが義務づけられる。現在30社が加盟するコンソーシアムでは音声コードの位置が触って分かる凸点の標準化などを検討中」と話しています。 


◆洋服の色をアプリで説明

視覚障害者に色や柄の情報を伝えて共有できるスマートフォンのiPhone用アプリ「象り彩り(Tactile&Colors)」を国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)が主導して開発し、ダウンロードサービスサイト「App Store」で無料ダウンロードできるようになりました。
このアプリは、IAUDが昨秋開催した障害者参加型の特別ワークショップ「48時間デザインマラソンinこうべ」で提案されたユニバーサルデザインを具現化したもの。例えば視覚障害者が買い物で洋服を選ぶ場合、同じ品でも周りの人が生地の色や柄を説明すると表現は千差万別になりますが、アプリではスマホのモニターに表示した色見本の選択により主観によるバラつきを排除し、その色の特徴を音声で確認できます。 


◆聴くビジネス書「月刊トークス」

「月刊トークス」は、ビジネス経験豊富な編集長が毎月4冊の本を厳選し、そのエッセンスを1枚の音楽CDに収録した月刊のCDマガジンです。
マーケティングや経営者の自伝や自己啓発などの書籍の中から、業種・業態は違っても学ぶところが大きいと編集長が判断したビジネスのヒントになる本やトークのタネになる本を中心に選定し、ポイントを要約、プロのナレーターが原稿を朗読しています。
11月号の選定本4冊は、「儲けの9割は値決めで決まる『値決め経営』」、「インバスケット式“選択と集中”の技術『仕事は8割捨てていい』」、「仕事の成果は聞き方で9割決まる『外資系コンサルに学ぶ聞き方の教科書』」、「地頭がいい子は外遊びで育つ『本当に頭がいい子の育て方』」。
購読は年間契約で、毎月1回、1年間に12号届き、購読料は税・送料込みで30000円です。
年間購読を検討してみたい方には、一人(一世帯)1回に限り、月刊トークス最新号のサンプルCDを無料で送ってもらえます。
問い合わせ先:アットイーズ 電話03−5287−5601 


◆日本ライトハウス「エンジョイ!グッズサロン」新商品カタログ

「エンジョイ!グッズサロン」が取り扱っている商品カタログの第20版が、10月に完成しました。送付をご希望の方は、点字版・デイジー版・墨字版の中から希望の媒体を申し込んでください。
申し込み・問い合わせ先:日本ライトハウスサービス部 電話06−6441−0039、Eメール enjoy@lighthouse.or.jp  


今月の耳より情報は以上です。


 

  トップに戻る