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耳より情報(2015年1月号)  


◆第6回ばっかりばっかりユニバーサル朗読会in名古屋

「演劇結社ばっかりばっかり」は、「観る側も演じる側もバリアフリー」を理念に掲げ、東京を中心に活動している小さな劇団です。主宰の鈴木大輔さん、全盲の役者・美月めぐみさん、晴眼の役者・こんやゆうこさんを中心に、各地での朗読会やオリジナルの福祉系コメディ芝居などの公演を行なっています。
来月、名古屋で副音声付き上映と朗読会が開催されます。
日時:2月22日(日)
第1部:午前10時開場、10時20分から開会の挨拶と前説、10時30分から「テルマエ・ロマエ II」をライブ音声付きで鑑賞。
第2部:午後2時開場、2時30分から朗読会(矢崎存美さんの「ぶたぶた」シリーズより1編、東海林さだおさんのエッセイなど)、3時40分〜4時30分まで交流会。その後、懇親会(別途会費4000円程度)の予定。
会場:名古屋大学工学部(名古屋市営地下鉄名城線「名古屋大学駅」すぐ)
※ご希望の方には「名古屋大学駅」改札からの送迎誘導があります。第1部が午前9時50分、第2部は午後1時30分に改札口に集合。
参加費:第1部1000円(ランチ代)、第2部1500円(お茶菓子代、観劇代)、1部・2部通しの場合は2000円。
予約締切:2月8日(日)午後6時まで
申し込み先:ばっかりばっかり(電話090−3818−6424)へ、午前10時〜午後6時に、名前、人数、参加希望の部(通し、第1部のみ、第2部のみ)、駅からの送迎誘導希望の有無、当日緊急の連絡が取れる携帯番号、懇親会参加の有無をお知らせ下さい。メールの場合は件名に「名古屋予約」と記入し、otegami@bakkaribakkari.netへ。 


◆ボードゲーム「ラビアの壺」で遊ぶ会

先月の耳より情報で紹介しましたゲーム「アラビアの壺」で遊ぶ会が、日本ライトハウス情報文化センターで開催されます。
アラビアの壺の遊戯時間は3分〜10分で、ちょっとしたレクリエーションや頭の体操になります。1対1で真剣勝負、6名で勝ち抜き戦など楽しみ方は様々。自由に体験できるように、ゲームは複数台用意してあります。
入場自由で予約も必要ありませんので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
日時:1月24日(土)午後1時〜5時
会場:日本ライトハウス情報文化センター4階会議室
問い合わせ先:情報文化センターサービスフロア(電話06−6441−0039) 


◆網膜色素変性症交流サロン

JRPS大阪支部は、毎月第3土曜日に日本ライトハウス情報文化センターで網膜色素変性症交流サロンを開催しています。1月の第4・第5土曜日と2月の第1・第2土曜日の午後1時30分〜4時に大阪各地へ出張します。
1月24日は、豊中市立蛍池公民館第1講座室で開催されます。お問い合わせは、三井さん(電話090−4286−0102)まで、平日は午後7時〜10時の間にお願いします。
1月31日は、堺市総合福祉会館6階第5会議室にて。お問い合わせは、島尾さん(電話090−4301−5544)まで。
2月7日は、枚方市立サンプラザ生涯学習市民センター第3集会室にて。お問い合わせは、山崎さん(電話080−3848−8854)、平日は午後6時〜10時に。
2月14日は、八尾市文化会館(プリズムホール)会議室にて。お問い合わせは、松本さん(電話090−7343−8980)まで。
参加は無料です。できるだけ事前申し込みをお願いしますが、当日参加も歓迎です。 


◆LEDライト付きキーホルダー

小型ライト付きのキーホルダーです。
直径1.5センチ、長さ7センチと小型で、夜間歩行時に白杖につけておいたり、ちょっと手元を照らしたりするのに使えます。
ボタン電池LR44を4個使用しています。
本体の色はブラック、グレー、レッド、パープル、ブルーの5種類で、いずれもサイドに「日本ライトハウス情報文化センター」の白い刻印が入っています。
価格は税込み300円。
問い合わせ先:日本ライトハウスサービス部 電話06−6441−0039 


◆日盲連の中途視覚障害者向け専門相談

日本盲人会連合(略称・日盲連)では、中途視覚障害者の日常生活及び就労全般にわたる専門相談を昨年の12月から開始しました。これまでも日盲連では、随時視覚障害に関する各種相談を受けていましたが、中途視覚障害者向け専門相談スタッフを配置したのは初めてです。
相談員は、日盲連の監事・下堂薗保氏で、実体験を交えて心のケアも含めたアドバイスを行います。下堂薗氏は、公務員で退職するまで、中途視覚障害者の復職や就労などの初期相談で実績のあるNPO法人タートルの前理事長として活躍し、現在は日盲連の監事を務めています。
相談日は、毎週木曜日(祝祭日は休業)、午前10時〜午後4時。
問い合わせ先:日盲連(電話03−3200−0011) 


◆iPad体験

京都ライトハウス1階パソコン相談コーナーで、今話題のiPadを実際に触って体験してみませんか?
一般的な使い方のほか、視覚障害を補う拡大アプリの紹介や音声読み上げ機能の使い方などを体験できます。つるつるした画面を指でタッチして操作するのは難しいのではないかと思っている方も、マンツーマンですので安心です。
月曜日〜金曜日の午前10時〜午後3時の間で、1人1時間コースの予約制です。費用は無料です。
問い合わせ先:京都ライトハウス・パソコン相談コーナー(電話075−462−4400) 


◆お財布型紙幣識別機「言う吉くんWALLET」

誰でも使いやすいユニバーサルデザイン製品を表彰する一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会主催のIAUDアウォード2014ソーシャルデザイン部門銀賞に、独立行政法人国立印刷局の視覚障害者向けお札識別アプリ「言う吉くん」が選ばれました。
iPhoneやiPod touchなどのカメラ搭載iOSデバイスで紙幣を写すと「1万円」などと声で知らせます。
「言う吉くん」が識別するのは千円札、二千円札、五千円札、1万円札。紙幣の表裏に関係なく、カメラを紙幣に対して水平に10センチほどの高さに近づけると種類を読み上げます。スキャン中はピッピッピという操作音でスキャン実行中であることをユーザーに知らせます。
また国立印刷局は「言う吉くん」の仕様を公開して、スマホに不慣れな視覚障害者も使える紙幣識別専用機の開発をメーカーなどに呼びかけて、2社からの製品化が実現しました。
一つは、昨年の9月号で紹介しましたグローリーのポータブル紙幣読み取り機「QN−20」。紙幣の角をカメラに合わせて置き、ボタンを押すと金額を読み上げるものです。
もう一つは、今年6月にテックアイオーサービスから発売予定のお財布型紙幣識別機「言う吉くんWALLET」です。この製品はカメラを意識することなく、お財布感覚で紙幣を本体に入れるだけで識別が可能です。紙幣に加えて、ICカードなど電子マネーの読み取りにも対応します。
価格は未定ですが、5万円台になる予定。近々、日本盲人会連合や日本点字図書館などの用具部で予約受け付けを始めます。 


◆京都市営地下鉄とJR神戸線でホーム柵を設置

京都市交通局は、地下鉄烏丸線の「京都」「四条」「烏丸御池」の各駅にて、ホームからの転落や列車との接触を防止するための可動式ホーム柵の設置事業を進めています。まず「烏丸御池駅」に設置され、昨年の12月20日から使用開始されました。
ホーム柵はスライド式で、扉の幅は約3メートル、高さが約1.3メートルのスチール製。戸袋の上部には、号車と扉の位置の点字標示があります。
列車とホーム柵の間には障害物検知センサーを設け、扉が開閉する際の挟み込みを防止。車掌からホーム柵の視認性を高めるためのカメラやモニター、車掌が乗客に直接注意喚起できる車外用放送設備も備えています。
ホーム柵設置にかかる総事業費は約9億7千万円で、2015年度中には四条駅と京都駅にも設置される予定です。
また、JR神戸線の「六甲道駅」でも12月13日より新型ホーム柵の試行運用が始まりました。
この新型ホーム柵は、扉が横にスライドする方式ではなく、ロープが上下する方式で、3枚扉と4枚扉のどちらの車両にも対応。車両が停車している範囲のステンレス製ロープが約2メートルの高さまで上がります。短い車両編成にもセンサーが対応し、車両がない場所ではロープが上がりません。
今年3月まで試行し、順調なら乗降が多い他の駅にも広げる計画です。 


◆和歌山県立博物館の「さわって読む図録」と「さわれるレプリカ」

和歌山県立博物館は、県ゆかりの文化財及び博物館資料を収集・調査・展示しています。視覚障害のある方にも資料の情報提供ができるよう、和歌山工業高校・和歌山盲学校と連携して2010年度からユニバーサルデザイン化に取り組んでいます。「さわって読む図録」は点字と特殊インクを用いた透明盛り上げ印刷を採用。「さわれるレプリカ」は3Dプリンターで収蔵品の模造品を作り、それぞれ手で直接触れて展示を楽しめるようにしています。
この取り組みが評価され、2014年度バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰の内閣総理大臣表彰を受賞しました。記念展覧会を同館エントランスホールにおいて開催中で、仏像や仮面などのレプリカと図録を計約40点展示しています。
会期:2月22日(日)まで
会場:和歌山県立博物館エントランスホール
開館時間:午前9時30分〜午後5時
休館日:毎週月曜日
入館料:無料(常設展・企画展も見学する場合は有料となりますが、障害者手帳をお持ちの方は無料です)
問い合わせ先:和歌山県立博物館(電話073−436−8670) 


◆京都YMCA125周年記念式典と市民フォーラムのお知らせ

京都YMCAは2014年に創立125周年を迎えました。125周年を祝う式典と皆さまを対象とした市民フォーラムを開催します。
どなたでも参加できますので、どうぞ皆さまお越しください。
日時:2月11日(祝日)
会場:同志社大学寒梅館
催し:寒梅館のハーディーホールにて、午後2時〜3時30分にピーター・フランクルさんによる記念講演「21世紀にはばたく国際人になるために」と、4時〜5時15分にギタリスト・國松竜次さんによるチャリティーコンサート
大会議室にて、子ども広場として、午後2時〜3時15分にアニメソングコンサート、3時45分〜5時にアニメ映画「怪盗グルーのミニオン危機一髪」
入場:無料 


今月の耳より情報は以上です。


 

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