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耳より情報(2015年9月号)  


◆アイライトフェア2015

神戸アイライト協会が開催する今年のアイライトフェアは、訪問指導の現状と課題を取り上げます。
昨年のフェアでもテーマに取り上げ、その後も多くの方々のご支援・ご協力により、今年の春、兵庫県内で初めて神戸市に常勤専任の訪問指導員(歩行訓練士)の配置が実現しました。
他の大都市には歩行訓練士等の訪問指導員が複数、常勤専任で配置されています。
神戸市に1名では充分とは言えません。
この現況を改善するために、当事者の皆様も一緒に考えてみませんか。
日時:10月11日(日)午後1時〜4時30分
会場:神戸市立葺合文化センター・大ホール(阪急「春日野道駅」または神戸市営地下鉄「新神戸駅」から徒歩約10分)
内容:ミニコンサート、医療講演「再生医療と視覚リハビリテーション・(仮称)神戸アイセンター計画」、報告「県内で初めて神戸市に常勤専門訪問指導員(歩行訓練士)配置」、パネルディスカッション「神戸市における訪問指導の現状と課題」
参加費:無料
問い合わせ先:神戸アイライト協会(電話078−252−1912) 


◆京都府立視力障害者福祉センター「秋の体験見学会2015」

視覚に障害があり、あんま・はり・きゅうの免許取得に興味のある方、体験してみませんか?
参加者には、過去の「入所試験問題」とセンターに関する「Q&A集」が贈られます。
日時:10月13日(火)午前10時から受付、10時30分開始
会場:京都府立視力障害者福祉センター(京都市バス「糺ノ森」下車すぐ)
内容:10時30分から施設紹介、11時45分からセンターの昼食体験(メニューは照り焼きハンバーグ)、12時30分から体験コーナー(あんま・はりの実習体験、パソコン用画面読み上げソフトの紹介、施設・宿舎見学など)、1時30分から施設利用に関する個別相談。
料金:無料
参加対象者:身体障害者手帳(視覚障害)を交付されている方、または交付見込みの方で、あんま・はり・きゅうの免許取得に興味のある方
申し込み締め切り:10月6日(火)
問い合わせ・申し込み先:京都府立視力障害者福祉センター(電話075−722−8203、メール siryokutaiken@ksj.or.jp) 


◆日本ライトハウス展・全国ロービジョンフェア2015

10月17日、18日に、西日本最大級の視覚障害者用具・機器展示会「日本ライトハウス展・全国ロービジョンフェア2015」が、大阪で開催されます。
用具や機器の展示では、全国から38社・団体が集まり、目の見えない方・見えにくい方の生活を楽しく豊かにする便利グッズ、視覚補助具、点字・音声機器など200点以上が出展され、一部販売されます。
今年は「体験しよう!最先端のICT」をテーマに、外出支援、視覚補助、文字認識、音声・画像処理などに威力を発揮する注目のICT(情報通信技術)システムを紹介。
パナソニックのウェアラブルカメラを活用した遠隔援護サービスや、iPhone(アイフォーン)を使って文字・色柄・紙幣などを識別したり、自分のいる場所や目的地のルートを検索できる体験コーナーなどもあります。
また、17日には特別企画として、ミニステージで“耳より情報”を公開。岡田弥のITコラム、タートルの活動紹介、「(仮称)神戸アイセンター」や「人工網膜の現状と可能性について」のお話もあります。
出展内容を詳しく紹介したガイドブック(点字、音声デイジー、大きめの活字、Eメール版のいずれか)を事前に送ってもらえます。発送は9月下旬からの予定です。
日時:10月17日(土)、18日(日)両日とも午前10時〜午後4時
会場:難波御堂筋ビルの7階ホールと8階大会議室(大阪市営地下鉄御堂筋線「なんば駅」13号出口直結、徒歩1分)
入場:無料
問い合わせ・ガイドブック申し込み先:日本ライトハウス情報文化センター・サービス部(電話06−6441−0039) 


◆おいしいカフェで昭和歌謡を楽しむコンサート

視覚障害者を中心としたボランティアグループ「ペンぎンのたまゴ」は、障害を持つ方にも健常者の方にも働きかけて活動をしていますが、今回はカフェのおいしいランチと素敵なライブを企画しました。
昭和歌謡を歌って各地をボランティアで訪問しているグループ「艶KEN(ツヤケン)」さんを招いて、「赤とんぼコンサート 昭和歌謡を楽しむ艶KENライブ」を開催します。
一緒に歌って楽しみませんか? お気軽にご参加ください。
日時:9月26日(土)午前11時30分〜午後3時(受付は11時、午後1時まではランチタイム、1時からライブ)
会場:SAKURA CAFE(さくらカフェ 電話075−741−8818)(地下鉄烏丸線「北山駅」1番出口、徒歩10分)
当日は、JR京都駅と地下鉄烏丸線北大路駅に集合し、スタッフが案内します。
入場料:無料(ただし、カフェでの昼食は自由に選び、各自で負担)
申し込み・問い合わせ先:ペンぎンのたまゴ・堀之内さん(電話080−8948−3843)または片山さん(電話080−5334−5792、メールhotaru-crs@onyx.ocn.ne.jp) 


◆障害者のための就職面談会

人材サービスを手掛ける株式会社ジェイ・ブロードは、就職・転職を希望する障害者のための合同就職企業面談会「クローバー就職フォーラムin大阪」を開催します。
日時:9月26日(土)午後1時〜5時(受付は12時15分から)
会場:大阪マーチャンダイズ・マート(OMM)ビル2階展示ホール(京阪中之島線「天満橋駅」東出口、大阪市営地下鉄谷町線「天満橋駅」1番出口、OMM地下2階に直結)
参加:無料ですが、事前予約が必要です。
予約・問い合わせ先:(1)「クローバー就職フォーラム」予約ページから http://www.clover-navi.com/forum/
(2)「クローバー事務局」電話0120−309−968(平日9時30分〜18時) 


◆寄付金付き本間一夫生誕百年記念酒

日本点字図書館の創立者である本間一夫氏の生誕百年を記念し、日本点字図書館と国稀酒造がコラボレートして、限定商品2種を、生誕百年記念の特別商品として12月18日まで販売します。
国稀酒造は、北海道・増毛町にある本間一夫氏の生家であり、日本最北端の酒蔵として日本酒ファンに広く知られています。
「本間一夫生誕百年記念酒」の売り上げの一部は、日本点字図書館へ寄付されます。
「白ラベル純米」は、純米酒ながら軽やかですっきりとした喉ごしの中辛口で、720ml、税込み2600円。
「黒ラベル純米吟醸」は、吟醸酒の持つ果実の香りと奥行きある甘みに、純米酒らしい厚みのあるまろやかな味わいで、720ml、税込み4100円。
ご購入は、日点ホームページからどうぞ。「日本点字図書館、日本酒」で検索できます。
http://www.nittento.or.jp/about/honma100th/sake.html
お好きなお酒の販売サイトを選択すると、國稀酒造の販売サイトに飛びます。
ネットでのお買い物に慣れていらっしゃらない方は、日点わくわく用具ショップ(電話03−3209−0751)へお問い合わせください。 


◆兵庫県立美術館で「手で見る造形」開催中

神戸市中央区にある兵庫県立美術館で開催中の小企画「美術の中のかたち 手で見る造形」は、作品に触れながら鑑賞できます。
ブロンズ彫刻など収蔵品のほか、現代美術家が意欲作を制作・展示するのが見どころです。
今年はドイツ在住の美術家・手塚愛子の「Stardust Letters 星々の文(ふみ)」と題した作品を展示。
2点構成の一つは、長文の手紙を点字に訳したもの。
もう1つは、空間を斜めに区切るようにネットを張り、網の枠に合わせた白いカーテンの裾を随所に貼った作品。
裾が垂れ下がった内側を触れながら歩くことができ、外側は点字を拡大したように見え、内側は白い森のような世界が広がります。
「目の不自由な人とそうでない方の条件を同じにしたい」ということから、壁面の長文は点字がわかる人しか読めないし、網の目に広がる「大きな点字」は目が見える人しかわからない。
しかし、布に触れるという共通の体験ができることで、互いの立場を想像することにつながるという。
開催期間:11月8日まで。休館日は毎週月曜。但し9月21日と10月12日は開館、9月24日(木)と10月13日(火)は休館。
開館時間:午前10時〜午後6時
会場:兵庫県立美術館1階第4室(神戸市営地下鉄または阪神「岩屋駅」から徒歩8分、JR「灘駅」から徒歩10分)
入場:障害のある方とその介護の方1名は無料、一般は250円。
問い合わせ先:兵庫県立美術館(電話078−262−0901) 


◆障害者のボート競技「パラローイング」

NPO法人・琵琶湖ローイングCLUBは、障害のある無しにかかわらず、「みんなで支え合い共に活きる」社会づくりを目指して設立されました。
琵琶湖を拠点に、障害者ボート競技「パラローイング」で2020年の東京パラリンピック出場を目指して活動しています。
日々のトレーニングに加え、各地の大会に遠征もしています。
ボートの方向を決める舵取りは晴眼者が行います。
練習日は、基本的に毎月第2、第4土曜日です。
関心がある方はお問い合わせの上、見学してみてはいかがでしょうか?
選手以外にも、活動に賛同し応援していただける方も募集しています。
入会金:3000円
活動費:年間12000円(毎年4月はじめから翌年3月末までの1年間とし、途中入会の場合は、入会月から3月までの月割りで計算します)
選手登録費:年間6850円(日本パラローイング協会へ直接支払います)
問い合わせ先:琵琶湖ローイングCLUB事務局の小原さん(電話077−526−8701) 


◆カレッジシアター「地球探究紀行」第11回

あべのハルカス近鉄本店で開催されているカレッジシアター「地球探究紀行」の第11回は、国立民族学博物館准教授の広瀬浩二郎氏による「聴き語りの芸能・平家物語、瞽女唄からブルースまで」。
盲目の旅芸人「瞽女(ごぜ)」やブルースシンガーたちは、「目に見えない世界」を“音”と“声”で表現していました。その唄の響きを身体で味わいながら、視覚優位の現代における「聴き語り」の意義を考えます。
日時:9月16日(水)午後1時〜2時30分(レクチャー70分、フリートーク・質疑応答15分〜20分)
会場:あべのハルカス近鉄本店・ウイング館9階「スペース9」
参加費:1000円
参加定員:50名
問い合わせ先:近鉄文化サロン阿倍野(フリーダイヤル0120−106−718) 


◆タートル9月交流会

インターネット通信ソフトのスカイプで、東京・大阪・福岡を中継しての開催です。
会員・非会員を問わず参加できます。
以下は、大阪会場のご案内です。
日時:9月19日(土)午後1時30分〜4時50分(受付は1時から)
会場:日本ライトハウス情報文化センター4階・会議室3
第1部:講演会「ピンチを利用し、全盲が一般の人材会社でトップファイブの営業マンに! 聞けばだれでも元気が出る、常識を変えた究極のプラス思考」講師・小林千恵氏(コバヤシ・チエ)
※スカイプを使用して東京会場から各会場を結んだ講演です。
第2部:懇談会「タートルサロン」 自己紹介や近況報告、知りたい話題など、参加者同士が気軽に会話する場です。
参加費:無料
定員:24名
懇親会:交流会終了後、有志による懇親会を予定しています。(会費は2500円程度)
申し込み先:タートル大阪会場連絡用メールアドレス osaka@turtle.gr.jp
メールの件名に「タートル大阪会場参加(名前)」、本文に参加される方の名前、会員・非会員の別、懇親会の出欠を記入のうえ、できるだけ9月16日までにお申し込みください。
また、当日の交流会に先立ち、午前10時から個別相談会を行います。就労について相談を希望される方もこのメールアドレスまでご連絡ください。 


今月の耳より情報は以上です。


 

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