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耳より情報(2015年11月号)  


◆ハイキングクラブかざぐるまの体験参加

NPO法人「ハイキングクラブかざぐるま」は、視覚障害者と晴眼者が助け合って、山と自然と人の輪を楽しんでいる会です。
コースの基準は目安として、標高差150メートル未満・歩行距離5キロ未満の超ソフトレベルから、標高差800メートル以上・歩行距離13キロ以上という本格的なハードレベルまでの4段階。
体験として例会に自由に参加することができます。初体験の方におすすめなのが、11月の超ソフト部の例会です。
紅葉が美しい興聖寺(こうしょうじ)の参道や宇治川のほとり、平等院の表参道を歩きます。
興聖寺参道は、脇を流れる谷川のせせらぎが琴の音に似ていることから琴坂と呼ばれ、見事に色づく紅葉のトンネルは訪れた人を魅了します。
宇治川のほとりを散策してから、ゆっくり昼食をとり、かおり風景100選にも選ばれた平等院の表参道を散策。
室町時代から続く宇治茶の老舗がずらりと並び、お茶の香りと宇治の特産品も充実した歴史ある表参道で、抹茶ソフトや茶団子などのお楽しみも。
日時:11月29日(日)午前10時から散策
集合:JR「京橋駅」北口改札前に午前8時30分(8時57分発の京阪特急に乗車)、または現地・京阪「宇治駅」に10時集合。
参加費:900円(現地集合者は400円)を集合場所にて徴収
持ち物:身障者手帳、サポートロープ、雨具、敷物、お弁当、飲み物、お湯、コーヒーカップ。靴はスニーカーでOK。サポートロープは貸してもらえます。
申し込み締め切り:11月22日(日)
参加希望の方は、メールでお申し込み下さい。「11月超ソフト部例会」と名前、連絡先電話番号、集合場所を明記。
問い合わせ・申し込み先:かざぐるま(メール hc.kazaguruma@gmail.com) 


◆「ええとこさがそ!」体験会

市民ボランティアグループ「ユニーズ京都」が開催する秋の「ええとこさがそ!」は、「晩秋の洛北・こころの散策」。
比叡山の麓、晩秋の洛北に名残の紅葉を求めて散策します。
それぞれの趣の社寺や名跡が、移りゆく自然と調和して、五感に染み入る風情で迎えてくれることでしょう。
歩行距離は約9キロです。
日時:11月29日(日)午前9時30分集合、午後3時30分解散
コース:叡山電鉄「出町柳駅」から電車で「一乗寺駅」へ移動。一乗寺下り松から北山別院、八大神社、鷺森神社、赤山禅院、宝ヶ池公園まで歩き、昼食と自由散策の後、地下鉄「国際会館駅」で解散。
集合場所:叡山電鉄「出町柳駅」の道路を挟んで南東側に、「ユニーズ京都」の紫の旗を目印にお集まりください。
雨天の場合:朝6時の時点で判断し、中止の連絡をします。
持ち物:お弁当・飲み物・敷物・雨具
参加費:1人200円(電車運賃・保険料などに充当)
申し込み先:ユニーズ京都の瀬川さん(電話080−5639−0548)まで。定員に達し次第締め切ります。 


◆JRPS大阪支部「年忘れコンサート2015」

日本網膜色素変性症協会(JRPS)大阪支部が、年忘れコンサートを開催します。
会員の方はもちろん、会員でない方もどなたでも参加できます。
日時:12月5日(土)午後1時〜3時30分(受付は12時15分から)
会場:大阪市立天王寺区民センター1階ホール(大阪市営地下鉄・谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」2号出口から北へ100メートル)
プログラム:第1部は、ギターデュオ・絶対ポンカンさんの演奏、休憩をはさんで、第2部が、楊雪元(よう せつげん)さんの情熱的なテノールの歌とテクニカルな笛の音色、そして村冨満世(むらとみ みちよ)さんの津軽三味線です。
参加協力金:JRPS会員は500円、一般は1000円(付添1名はともに無料)
問い合わせ先:JRPS大阪事務局の松本さん(電話090−7343−8980) 


◆京都難病連「難病患者医療講演・相談会」

NPO法人京都難病連では、難病や慢性の病気でお悩みの方を対象に、専門医による医療講演と相談会を毎月無料で開催しています。
12月6日は網膜色素変性症に関するお話と相談会です。
日時:12月6日(日)午後1時30分〜4時まで(受付は1時から)
会場:ハートピア京都の第4、第5会議室(京都市営地下鉄烏丸線「丸太町駅」下車5番出口、地下鉄通路でハートピアと連絡)
講演:午後1時30分〜2時30分、京都府立医科大学眼科教授・外園千恵氏による「眼科医からみたロービジョンケア 見えづらい人の助けとなるような工夫」
個別相談:午後2時40分〜4時、1人15分
定員:講演会50人、相談5人
個別相談を希望される方は京都難病連事務局へ、開催日の3日前までにお申し込みください(先着順です)。
講演のみお聞きになる方は、事前予約はいりません。また個別相談のみの参加もできます。
申し込み先:京都難病連事務局(電話075−822−2691) 


◆ロービジョンサポートフェアin芦屋

目が不自由になると、歩行、文字や映像からの情報入手、日常生活動作、レクリエーションなどのさまざまな困難に直面します。
しかし、少しの工夫や介助、便利な用具を利用することで改善されることもあります。
ロービジョンサポートフェアは、このような情報や用具を紹介するイベントで、兵庫県芦屋市身体障害者福祉協会が神戸アイライト協会と共催で開催します。
白杖、拡大読書器、ルーペ、便利グッズの展示紹介、視覚障害に関する相談会、音声パソコン体験、ミニ講座など盛りだくさんの内容で、入場は無料です。
日時:12月6日(日)午後0時〜4時
会場:芦屋市民センターの401室・403室(阪急「芦屋川駅」・JR「芦屋駅」・阪神「芦屋駅」から徒歩7、8分)
ミニ講座の内容:
午後0時30分〜1時30分「芦屋のボランティアグループと国立神戸視力障害センターの紹介」
2時〜2時30分「歩行訓練て何?歩行訓練士はどんな人?」
3時〜3時30分「網膜色素変性症患者さんへのロービジョンケア」
※各講座の定員は25名です。
問い合わせ先:神戸アイライト協会(電話078−252−1912) 


◆大阪市立池田病院ロービジョンサロン

大阪市立池田病院では、NPO団体・きんきビジョンサポート(KVS)のバックアップにより、ロービジョンサロンを年に4回程度開催しています。
テーマは、当事者の講演、生活のテクニック、補助具の展示、白杖講座など、毎回異なります。
休診日である土曜日の午前中2時間を使い、前半はテーマに沿った内容を、後半は4、5人の小グループに別れ自由な座談会の場となっています。
11月28日のテーマは「日常生活のテクニック・災害時編」です。
講師は、堺市健康福祉プラザ視覚・聴覚障害者センター館長であり、KVSのスタッフでもある原田敦史氏です。
日時:11月28日(土)午前10時〜12時(11時まで講習会、その後12時までグループ別座談会)
場所:大阪市立池田病院東館2階講堂、もしくは池田市保健福祉総合センター
参加費:無料(但し申し込みが必要です)
問い合わせ・申し込み先:池田病院眼科の視能訓練士・宮崎さん(代表電話番号072−751−2881)
お問い合わせは業務の都合上、午後3時30分〜4時30分の時間帯にお願いします。
メール nobuko-miyazaki@hosp.ikeda.osaka.jp  


◆小林幸一郎著「見えない壁だって、越えられる。」

クライミングを通じて視覚障害者支援を行うNPO法人モンキーマジック代表理事の小林幸一郎氏が、クライマーとして、視覚障害者として、一人の男として、日々を綴ったエッセイ集が出版されました。
フリークライミング世界チャンピオンの小林氏がつぶやく、くじけそうになる心と闘いながらも毎日を生きることと、明日への希望を失わない力とユーモアにみちた言葉の数々は、読者に力を与えてくれることでしょう。
「見えない壁だって、越えられる。」 小林幸一郎著、飛鳥新社刊、本体価格1204円 


◆2016年版カレンダー

「白黒反転カレンダー」
ロービジョンの方やご高齢の方に見やすい壁掛け式のカレンダーです。
ベースは黒地で、文字は大きく白色でぬき、白黒反転でコントラストをつけています。
マンスリー式(見開き1ヵ月)で、日曜始まりの曜日配列、日曜・祝日は白い四角の中に黒抜きの文字、土曜日は白の四角で縁取りがされています。
各ページ上部には、各月の季節を表した鉄腕アトムのイラストが描かれています。
アトムをナビゲーターにすることで、障害のある人もそうでない人も、いつも献身的に人のために活躍するアトムの姿に、「やがておとずれる明るい未来」をイメージしていただけたらという思いが込められています。
予定などを書くための白いシールが60片付属しています。
大きさはB3サイズ(縦約36センチ、横約51センチ)、税込み価格1300円です。
問い合わせ先:日本点字図書館用具事業課(電話03−3209−0751)

「盲導犬育成チャリティーカレンダー」
可愛いラブラドールのデザインでお馴染みのカレンダーの2016年版が、日本ライトハウス情報文化センター3階の総務フロアで販売されています。
大きさはA4サイズ(見開きA3サイズ)で、税込み価格1100円です。
売り上げはすべてライトハウスの盲導犬育成に充てられます。
問い合わせ先:情報文化センター総務係(電話06−6441−0015)
また、このカレンダーは、盲導犬を育てる会のチャリティーグッズショップでも購入できます。但し、送料と振込手数料が別途かかります。
問い合わせ先:盲導犬を育てる会(電話0721−72−0914) 


◆第14回 目の見えない人・見えにくい人の仕事サロン

京都府視覚障害者協会・職業部が、JRPS京都支部や弱視者問題研究会、きららの会、フェニックス会と共催で開催します。
前回に引き続き、外部講師をお招きせず、参加者の皆さんにじっくりお話しいただく場とします。そして、お一人お一人の言葉にゆっくり耳を傾けていきます。
また、仕事に役立つiPhoneの活用についても情報共有をしていければと思います。
このサロンは、働いておられる方・仕事を探しておられる方の日々の思いを共有し、明日への元気を見いだす場です。
あなたと同じしんどさを抱えている方が、きっと他にもおられます。
一人で悩んでおられる方も、戸惑っておられる方も、色々な方に出会ってみませんか?
サロン終了後、午後5時時頃より懇親会を予定しています。多くの方のご参加をお待ちしています。
日時:11月29日(日)午後1時30分〜4時50分
会場:京都ライトハウス 1階和室
参加費:無料(懇親会は別途3000円程度)
問合せ・申込み:職業部の野々村さん(Eメールnonoyan2004@yahoo.co.jp)
または、京視協事務所の今井さん(電話075−462−2414)まで 


◆4しょく会・秋のイベント “運読”で楽しむ『源氏物語』

今回の視覚障害者文化を育てる会(4しょく会)のイベントは、視覚障害者発の第三の読書法として「運読」(体で読む=立体コピー)を提案。
「源氏物語」研究の第一人者である国文学研究資料館の伊藤鉄也先生に、「運読」の魅力と可能性についてお話していただきます。
「源氏物語」の情景を想像しつつ、写本の立体コピーをみんなで解読してみましょう。
「源氏物語」の舞台となった宇治の源氏物語ミュージアムで物語成立の歴史を学び、宇治観光ボランティアガイドクラブのご協力で、宇治市内のまちあるきも楽しみます。
世界遺産・宇治上神社の「さわる模型」などが、私たちの五感を刺激し、まちあるきを盛り上げてくれるはずです。
日時:12月5日(土)午後1時〜5時
参加費:会員および学生500円、非会員700円
定員:50名(要予約、先着順)
集合:12時40分にJR「宇治駅」の改札口を出た所
日程:午後1時から宇治市内のまちあるき、源氏物語ミュージアムへ。見学後、世界遺産・宇治上神社周辺の散策。宇治市観光協会へ移動して、講演とワークショップ「源氏写本研究の魅力と可能性」、意見交換の後、5時に終了。
※当日は動きやすい服装でお越しください。雨天の場合は、室内での体験を中心とするなど、無理のない形でイベントを実施します。
※ミュージアム入館時に身障者割引が適用されますので、手帳保持者はご持参ください。
※イベント終了後、京都駅周辺で懇親会を行いますので、希望者はご参加ください(会費は4000円程度)。
申し込み:11月27日までに電話かメールでお願いします。定員に達し次第、受け付けを終了します。
申し込み先:電話の場合は、4しょく会の佐木さん(080−2527−9383)に、平日の午後9時〜11時、または日曜の午前10時〜午後11時の間に。
メールの場合は、広瀬さん(hirose@idc.minpaku.ac.jp)まで。
申し込みの際、必ず次の4点についてお知らせください。
(1)フルネームでお名前・ふりがな(2)電話番号またはメールアドレス(3)視覚障害の有無・程度(差し支えのない範囲で全盲・弱視・晴眼など)(4)懇親会の出欠(当日の変更は原則としてお受けできません) 


今月の耳より情報は以上です。


 

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