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耳より情報(2016年1月号)  


◆お財布型ポータブル紙幣識別機「Wallet(ウォレット)」

紙幣(千円、五千円、一万円、二千円券)の金種を読み取り、音声・ブザー・振動のいずれかで知らせます。
手触りのよいソフト素材のお財布型で、滑りづらく持ち運びにも便利です。紙幣を収納した状態で識別でき、イヤホン端子付きで、外出先でも気にせず使用できます。
また付加機能として、電子マネーカード(交通系や流通系のICカード)の残高確認が音声でできます。
利用可能なカードは、交通系ICカードのKitaca、SAPICA、Suica、PASMO、TOICA、manaca、PiTaPa、ICOCA、PASPY、nimoca、SUGOCA、はやかけん、流通系ICカードのnanaco、Edy、Waonなど。
大きさは、幅約17センチ、高さ約8センチ、厚み約2.5センチ。重さは180グラム。
約3時間のフル充電で、紙幣読み取り回数は約300回です。
音声取扱説明書と充電用のACアダプターが付いています。価格は62800円(非課税)です。
問い合わせ先:日本点字図書館わくわく用具ショップ(電話03−3209−0751)または、アメディア(電話03−6915−8597) 


◆体組成計インナースキャンボイス

タニタの「体組成計インナースキャンボイス」は、設定手順や測定結果を音声で知らせてくれる音声ガイド付きの多機能な体重計です。
体重だけではなく、肥満度指数のBMI、体脂肪率、筋肉量、推定骨量、内臓脂肪レベル、基礎代謝量、体内年齢、体水分率も測定でき、日頃の健康管理に役立ちます。
体組成計のかかと側の電極板に、乗る位置の目安となる立体的な目印があり、乗ると電源が入ります。
ボタン操作をしなくても登録者の中から乗った人を認識し、自動で結果を表示します。
本体は白色で、横幅35センチ、奥行き30センチ、高さ3.7センチ、重さは約1.6キロ。
税込み価格16200円です。アメディア制作の音声CDマニュアルが付いています。
問い合わせ先:アメディア(電話03−6915−8597) 


◆にってんセレクトパック2015年12月版

日本点字図書館図書情報課では、デイジー図書ダウンロードサービスの一環として、12月1日から1月30日までの期間限定で、様々な図書を収録した「にってんセレクトパック」サービスを行なっています。
種類・内容は前回と異なります。サービスの利用は無料ですが、ダウンロードサービスの利用申し込みと、SDカードまたはCFカードが必要です。
セレクトパックは「サピエベストリーダーセレクト」と「レファレンス・貸出スタッフセレクト」の2種類あります。「サピエベストリーダーセレクト」は、サピエ図書館にて配信されているデイジーデータのうち、人気のあった図書を文学・教養をとりまぜて28タイトル集めたもの。
「レファレンス・貸出スタッフセレクト」は、お調べ物の係・レファレンスが担当するにってんデイジーマガジンのコーナー「本のとびら」より、これまで取り上げたテーマの内、動物が主人公の小説、経済・企業小説、時代小説、青春小説から抜粋した29タイトルが収録されています。
図書情報課にお好きなセレクトを電話や手紙などで申し込み、未使用または空き容量が4GB以上のSDカードかCFカードを郵送してください。
問い合わせ・郵送先:日本点字図書館図書情報課(〒169−8586 新宿区高田馬場1−23−4、電話03−3209−2442) 


◆災害用伝言ダイヤル「171」体験

地震など大災害が発生した時は、安否確認、お見舞、問合せなどの電話が急激に増加し、電話がつながりにくい状況になります。
家族、親戚、知人などの安否情報をより確実に音声で確認できる手段として、NTTでは災害時に限定して利用可能な「災害用伝言ダイヤル(171)」を提供しています。
この災害用伝言ダイヤルは、被災地内の電話番号をキーとして、安否などの情報を音声情報として蓄積し、録音・再生できるボイスメールです。
災害時以外にも、この災害用伝言ダイヤルを体験することができる「体験利用日」があります。
1月15日から21日の「防災とボランティア週間」を機会に、利用方法を事前に体験しておくと、いざという時にも安心です。
一度、家族・親戚・友人間で体験してみてはいかがでしょうか。
「171」をダイヤルし、利用ガイダンスに従って番号をダイヤルし、伝言の録音・再生を行ってください。
1伝言につき30秒以内、10伝言まで録音できます。災害時は48時間保存されますが、体験利用では6時間です。
発信側からの伝言の録音または再生する電話番号までの通常の通話料はかかります。
体験利用日時:毎月1日及び15日、正月三が日は24時間、防災とボランティア週間の1月15日午前9時から1月21日午後5時まで、防災週間の8月30日午前9時から9月5日午後5時まで 


◆タンデム自転車、京都でも走行可能に

京都府の道路交通規則が一部改正され、複数のサドルとペダルがあり、前後で2人乗りができる「2輪タンデム自転車」が、京都府内全域で走行できるようになりました。
タンデム自転車は前に健常者が乗ると、後ろに視覚などに障害がある人も乗車できます。
ただし、タンデム自転車は、道路交通法で定められる普通自転車ではないため、歩道に「自転車通行可」の標識があっても走行はできません。
また、「自転車を除く」とする一方通行の道路などでは除外対象にならず、標識に従わなければなりません。
タンデムがすべての公道で走行できるのは、2015年12月時点で、山形県、群馬県、新潟県、長野県、愛知県、京都府、兵庫県、広島県、愛媛県、佐賀県、宮崎県の11府県です。 


◆神戸市で視覚障害者福祉用具展開催

兵庫視覚障害者福祉協会が福祉用具展を開催します。
日時:2月5日(金)午前10時〜午後4時
会場:兵庫県福祉センター1階・多目的ホール(JR「灘駅」、阪急「王子公園駅」より徒歩10分。神戸市営バス90・92系統「上筒井1丁目」停留所下車すぐ)
問い合わせ先:兵庫県視覚障害者福祉協会(電話078−222−5556) 


◆不要入れ歯リサイクルキャンペーン

不要になった入れ歯で、捨てられずにしまってある入れ歯はありませんか?
金属の付いている入れ歯、歯に被せたクラウン、歯に詰めたインレー、歯と歯をつないだブリッジなどには貴重な金属(金、銀、パラジウムなど)が含まれています。
それらの金属を集めてリサイクルすることで、環境保護に貢献するだけではなく、得られた収益が世界の子どもたちや難病患者の支援に役立てられています。
日本難病・疾病団体協議会(JPA)は、NPO法人日本入れ歯リサイクル協会と共同して「不要入れ歯リサイクルキャンペーン」を行っています。
その収益金の45%をユニセフに寄付し、15%をJPA、10%を入れ歯リサイクル協会、30%を患者団体に還元しています。
不要な入れ歯を寄付するには、汚れを落とし、熱湯か除菌タイプの入れ歯洗浄剤で消毒をし、ビニール袋に入れて回収ボックスに入れてください。
難病連や友の会などの事務所宛に郵送する場合は、新聞広告などの厚手の紙で入れ歯を包んでビニール袋に入れ、封筒で送ってください。
回収ボックスは、京都市内では老人福祉センターや社会福祉会館などに設置されています。
京都難病連への郵送は、「〒602−8143 京都市上京区堀川通丸太町下る 京都社会福祉会館4階」宛にお願いします。
設置場所や送り先は都道府県によって異なりますので、地域の難病連や友の会事務所、福祉会館などにお問い合わせください。 


◆マスコットキャラクター「点字ブロッくん」デビュー

昨年の11月27日、点字ブロックへの理解を深めてもらおうと、茨城県立盲学校の教職員や保護者らがJR水戸駅前で街頭キャンペーンを行いました。
点字ブロックの形を模したゆるキャラ「点字ブロッくん」が初お目見えし、利用客や近くを通る子どもたちにも点字ブロックの大切さを呼び掛けました。
埼玉県立特別支援学校塙保己一学園から生まれた「白杖の妖精つえぽん」や、京都ライトハウスのマスコットキャラクター「ザ・ドッツくん」のように、今後イベントなどで活躍します。 


◆第9回東住吉障害者ふれあいフェスティバル「九雀(くじゃく)・シンディ・原田のてんこ盛りステージ」

毎年2月に大阪・阿倍野区民センターで開催される、視覚障害者の方々のフェスティバルです。
前回の大好評にお応えし、またまたやります!!
桂九雀が「笑わせます!」 吹奏楽団・セントシンディアンサンブルが「感動させます!」
ラジオ大阪アナウンサー・原田年晴)が「聞かせます!」 恒例のお楽しみ抽選会もやります!
ステージと客席が一体になって楽しんでいただけます。
日時:2月7日(日)開場午後1時、開演1時30分 閉演4時の予定
会場:阿倍野区民センター(大ホール)
交通:地下鉄谷町線「阿倍野」駅下車6番出口徒歩2分
参加協力金:500円(付き添いも同額)
定員:500名
申し込み:FAXまたはメールで、住所・氏名(ふりがな)・年齢・電話番号・人数を明記の上、お申し込みください。
FAX:06−6607−6287 Eメール:p-toyo-309@oct.zaq.ne.jp
件名に「第9回フェスタ申し込み」とお書きください。
問い合わせ先:ふれあいフェスティバル実行委員会・西村登代子さん(080−1507−5210) 


今月の耳より情報は以上です。


 

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