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耳より情報(2017年11月号)



◆神戸アイセンター開設記念シンポジウム

神戸市では、眼科領域において、さまざまな疾患に対し最適な医療を提供するとともに、再生医療分野を中心とした世界最先端の基礎研究、臨床応用、治療、ロービジョンケアまでトータルで対応する全国初の施設「神戸アイセンター」の整備を進めていて、11月17日に神戸アイセンターが竣工、12月1日に神戸アイセンター病院が開院します。
11月26日に関係者等による「神戸アイセンター開設記念式典」を行うとともに、「神戸アイセンター開設記念シンポジウム」が開催されます。
開設記念シンポジウムでは、今後の再生医療の方向性や神戸アイセンターにおける取り組みがご紹介されます。
神戸アイセンター開設記念シンポジウム詳細
日時:11月26日(日)午後3時〜5時
場所:神戸国際会議場1階メインホール
プログラム:講演1(国立研究開発法人日本医療研究開発機構理事・菱山豊氏)、講演2(理化学研究所多細胞システム形成研究センター網膜再生医療研究開発プロジェクトプロジェクトリーダー、NEXT VISION理事・高橋政代氏)、講演3(神戸市立医療センター中央市民病院眼科部長、神戸市立神戸アイセンター病院整備室長・栗本康夫氏)
参加費:無料
定員:600名(申し込み先着順)
参加申し込み:11月17日(金)までに、電話、WEB、メール、FAXのいずれかで、代表者氏名、参加人数、電話番号、席の確保についての要望(盲導犬同伴、車椅子利用など)を明記してください。
電話 078−333−3372(午前9時〜午後9時)
WEB https://www.kobe-lsc.jp/eyecenter_form/
メール kobe-lifesympo@office.city.kobe.lg.jp
FAX 078−322−6010
問い合わせ先:神戸市イベント案内・申込センター(電話078−333−3372)
神戸アイセンターホームページ http://kobeeyecenter.jp/


◆ロービジョンサポートフェア in 中山記念会館

目が見えにくくなると、歩行や文字・映像からの情報入手、日常生活、レクリエーションなどのさまざまな困難に直面しますが、少しの工夫や介助、便利な用具を利用することで改善されることもたくさんあります。
ロービジョンサポートフェアはこのような情報や用具を紹介するイベントです。
展示会場では白杖、拡大読書器、ルーペ、便利グッズの展示紹介、視覚障害に関する相談、音声パソコン体験、講演会場では神戸アイセンターのビジョンパークを運営するNEXT VISIONの山田事務局長よりお話をいただくなど盛りだくさんの内容です。
日時:12月9日(土)正午〜午後4時
会場:神戸市立葺合文化センター・大ホールと中山記念会館の2会場で同時開催(会場間は徒歩2分)
会場へのアクセス:阪急「春日野道」駅、または神戸市営地下鉄「新神戸」駅から徒歩約10分。
※葺合文化センター本館は移転しましたが、大ホールは以前と同じ場所です。
1.神戸市立葺合文化センター・大ホール
プログラム:午後2時開会、2時5分から堀内恭子氏(日本歩行訓練士会事務局長)による講演「日本歩行訓練士会の視覚障害者の駅ホーム上の安全な移動に関する取り組みについて」、2時30分から山田千佳子氏(NEXT VISION 事務局長)による講演「研究から医療、そして福祉へつなぐ NEXT VISIONの挑戦」、3時20分閉会
2.中山記念会館
午後0時から4時まで、機器展、神戸アイフレンド、便利グッズ紹介、ハンドファーム作品展示販売、音声パソコン・iPad体験、社会保険労務士による個別年金相談、専門相談員による相談コーナー
※個別年金相談は予約が必要(4名まで)です。
入場:無料
問い合わせ・申し込み先:神戸アイライト協会(電話078−252−1912、火曜〜土曜の午前9時30分〜午後4時30分)


◆京都ライトハウス点字普及イベント2017

京都ライトハウス点字普及委員会が、一般の市民や視覚障害のある方への点字の普及、京都府内の点訳グループの交流の促進を目的に毎年開催しています。
今年は、教員生活半ばで視力低下を経験しながらも点字を習得し、各方面で活躍している藤井則之先生をお招きして講演会を開催するほか、鳥居寮における点字指導の実践報告、懇談が予定されています。
日時:11月29日(水)午後1時〜4時(受付は午後0時30分から)
会場:京都ライトハウス 地下研修室1・2
内容:講演「視覚障害者として生きる」講師:藤井則之氏(京都府立盲学校高等部数学科教諭)
申し込み・問い合わせ先:京都ライトハウス情報ステーション(電話075−462−4426)なるべく11月15日(水)までにお申し込みください。


◆盲導犬チャリティーカレンダー

社会福祉法人日本ライトハウス盲導犬訓練所が、来年のカレンダー「盲導犬チャリティーカレンダー2018」を販売しています。来年は戌年ですので、盲導犬のカレンダーはぴったりではないでしょうか。
大きさはA4判(見開きA3判)の壁掛けタイプで、小山るみこさんが描いたかわいい盲導犬のイラストが満載です。
価格は1冊1000円(税込み)。送料は1〜3部100円、4部以上は500円で、収益はすべて盲導犬の育成に役立てられます。
オンラインショップ:盲導犬を育てる会チャリティグッズショップ http://sodaterukai.net/?pid=121883988
問い合わせ先:日本ライトハウス盲導犬訓練所(電話0721ー72ー0914)


◆小型軽量点字タイプライター「テラタイプ」

「テラタイプ(6点用)」は、打つ音も小さく、持ち運びに便利な点字タイプライターで、株式会社テックフレンド製造、株式会社アイフレンズが販売しています。
キーの配列はピアノ方式で、左手内側より1、2、3の点、右手内側より4、5、6の点となっています。
両面・片面書きが可能で、1行32文字、両面書きでは表17行、裏16行の33行、片面書きでは25行、書き方向は読む方向と同方向で、打った点字をすぐに確認できます。
ネームテープ書きやページ書き1行分の加筆が可能です。
重さは1.2キログラム、使用用紙は標準の19.5センチ×27センチ、大きさは幅24.5センチ、奥行き・高さとも6.5センチで、専用のケースカバーがついています。
価格は74000円、日常生活用具の対象製品で非課税です。給付申請される方には見積書とカタログを送ってもらえます。
問い合わせ先:アイフレンズ(電話06−6462−1594)
「テラタイプ」の使い方動画: https://youtu.be/bCRCCBklU44


◆ボードゲーム「目我天(めがて)」

東京都奥多摩町の装飾工芸家・山本光夫さんが、視力に障害のある人も、そうでない人も、まったく同等に一緒に対戦を楽しんでもらおうとボードゲームを考案しました。
駒の種類や盤面の状況が手で触っただけで簡単に分かるよう工夫し、「目が手になっている」という意味を込めて「目我天(めがて)」と名付けられました。
使用する円形の駒は、平面駒、中央に穴が開いている穴あき駒、二つを貼り合わせたリバーシブル駒の3種類が各8個。
木製ボードの盤面には、縦横に4列ずつ計16カ所の丸いくぼみがあり、片手でもどこにどの駒を置けばいいか分かるようになっています。
駒を全部収納すると全てがきちっと納まり平らになるので、駒の紛失も防げます。
ルールも簡単で、表面が同じ種類の駒を縦か横か斜めに四つ並べるか、同じ高さに駒を四つ並べるか、1・2・3段と駒を階段状に積むことができれば勝ち。2〜6人で対戦できます。
販売価格は5800円で、消費税464円と別途送料(前払い送料は500円、代引きの場合は850円)がかかります。
申し込み・問い合わせ先:ギフトボックス(メール moonwalker@logygames.com )


◆自叙伝「見えなくても戦国」茂木幹央著、日本失明者協会刊

視覚障害者の新しい職業を切り開こうと歩んできた茂木幹央(もぎ みきお 81歳)さんが、自叙伝「見えなくても戦国」を発刊しました。
茂木さんは3歳で失明し、盲学校から点字受験で大学に進学。卒業後、現在の国立障害者リハビリセンターで教官として働いていた時、「関東圏で盲老人ホームがないのは地元の埼玉だけ」と知り発奮、仕事の合間に募金活動を続け、昭和54年に「ひとみ園」を開設しました。
以後、視覚障害高齢者の福祉事業にまい進してきました。地域福祉への貢献などが評価され、平成23年には第5回塙保己一大賞を受賞しています。
茂木さんは現在、日本失明者協会理事長、養護盲老人ホームひとみ園園長、視覚障害者グループホームなどの施設長、NPO法人埼玉県盲人福祉協会や同日本盲人演劇協会の理事長などを務めています。
問い合わせ先:日本失明者協会(電話048−573−5222)


今月の耳より情報は以上です。

 

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