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耳より情報(2018年5月号)



◆特別展「太陽の塔からみんぱくへー70年万博収集資料」視覚障害者向け展示

視覚に障害を持つ人を対象に、国立民族学博物館開館40周年記念特別展「太陽の塔からみんぱくへー70年万博収集資料」の展示場をみんぱくミュージアムパートナーズが案内してくれます。
70年万博「テーマ館」への展示目的で集められた、世界各地の仮面、彫像、生活用品の中から代表的なものの説明があり、展示資料と収集が行われた当時の時代背景・概要が理解できます。
また仮面や彫像のさわれる資料も5点あります。
ミュージアムパートナーズの案内は事前予約制です。
会期:5月29日(火)まで(水曜日休館)
時間:午前10時〜午後5時(案内時間はおよそ30分)
場所:国立民族学博物館の特別展示館(会期中の土曜・日曜は、最寄り駅の大阪モノレール「万博記念公園駅」とみんぱく間を直通無料送迎バスが運行しています)
対象者:視覚に障害のある方
予約申し込み:定員は2名(3名以上の場合は要相談)、来館の2週間前までに電話で申し込んでください。
参加費:無料
問い合わせ先:国立民族学博物館・企画課(電話06−6878−8532)


◆「神戸発、視覚障害者雇用の未来を考えるフォーラム」開催

「真の1億総活躍の実現の為に、ダイバーシティを伴う働き方改革を障害者雇用の世界にも」と題して、現在就労している視覚障害者が語る未来への可能性を探るフォーラムが、神戸アイセンターで開催されます。
日本盲人会連合は公益社団法人ネクストビジョンと提携し、神戸アイセンターにおいて、視覚障害者の就労相談を実施しています。企業をはじめ様々な組織で就労経験のある視覚障害者の協力の元、相談者のニーズに合う就労相談や人材マッチングを実施しています。
フォーラムでは就労経験のある視覚障害者20名が、日々どのような工夫やアイデアをベースに仕事をしているのかという就労事例を発表する予定です。
その後、パネルディスカッション形式にて、このフォーラムの大きなテーマでもある「視覚障害者の就労についての現状と課題、そして未来への可能性」や「クオータ制を伴う障害者雇用率」などについての意見交換会があります。
日時:5月20日(日)午後0時30分〜5時(正午開場)
場所:神戸アイセンター2階のビジョンパーク(ポートライナー「医療センター」駅下車すぐ)
定員:100名(オープンスペースでの傍聴となります)
問い合わせ先:日本盲人会連合就労相談員・西日本担当の赤堀さん(電話090−5094−8735)


◆第12回神戸ライトセンター(KLC)まつり

「神戸ライトセンターまつり」では、視覚障害者のトータルサポートを協働して行っているボランティアとNPOの活動紹介や楽しいイベントが行われます。
今年は、大阪府立中央図書館読書支援課障がい者支援室の杉田正幸氏による講演「視覚障害の認定司書が語る視覚障害者の公共図書館活用方法」もあります。
日時:6月3日(日)午後1時30分〜4時
会場:中山記念会館内・神戸ライトセンター(阪急「春日野道」駅または神戸市営地下鉄「新神戸」駅から徒歩約10分)
入場:無料
内容:神戸ライトセンター所属団体による活動紹介・体験、講演会、リコーダーのミニコンサート、朗読発表、伴歩体験など。
また、1階の中山ロービジョンルームでは、常設展示されている便利な用具や機器に直接触れて体験することもできます。
問い合わせ先:神戸ライトセンター運営協議会(電話080−4024−6664)


◆4しょく会「春のイベント」

今回のテーマは「今、あえて考える按摩の意義 21世紀の『盲目物語』は触読者の手から生まれる!」。
「触読」をキーワードとして、按摩の過去を振り返り、今後を展望します。
日時:6月9日(土)午後1時30分〜5時(受付は1時から)
会場:長岡京市中央生涯学習センター3階「特別展示室」(JR「長岡京」駅から徒歩2分)
定員:80名(要予約、先着順)
参加費:資料代として、会員および学生は300円、非会員は500円
集合:午後0時50分にJR長岡京駅の改札口を出た所
※イベント終了後、会場近くにて懇親会を行いますので、希望者はご参加ください。会費は4000円。当日キャンセルは、キャンセル料をいただく場合があります。
参加申し込み:6月1日(金)までに電話かメールで、(1)名前(フルネーム・ふりがな)(2)電話番号またはメールアドレス(3)配付資料の希望(点字・墨字のどちらか)(4)懇親会の出欠の以上4点をお知らせください。
電話は佐木さん(080−2527−9383、平日の午後9時〜11時、または日曜の午後6時〜11時の間)。メールは4しょく会事務局( jasmine@tenjiban.com )


◆第16回オンキヨー世界点字作文コンクール

オンキヨー株式会社と公益財団法人日本教育科学研究所、毎日新聞社点字毎日が開催する「第16回オンキヨー世界点字作文コンクール」では作品を募集しています。
「作文」「作詞」の各部門ともテーマは自由で、視覚障害や点字などを通じ、体験に基づく作品、「サポートの部」は視覚障害者と出会った体験、点字とかかわっている仕事、生活など具体的なエピソードを通じて考えたことなどを募集しています。
募集対象は視覚障害者で、「サポートの部」はどなたでも応募できます。
作品の分量として、点字は32マス120行以内、墨字は2000字以内なら何字でも構いません。
作詞賞は1曲の歌におさまる程度の分量で形式は自由です。
応募はメールか郵送で、締め切りは5月31日必着です。
入選発表は、10月下旬から11月上旬の予定で、優秀賞・佳作には賞金と記念品としてオンキヨーの製品が贈られます。
問い合わせ先:点字毎日点字作文コンクール係(電話06−6346−8386)
詳細はオンキヨーホームページでご確認ください。http://www.jp.onkyo.com/news/information/topics/20180412tenji.htm


◆光と音にみちびかれて「みちびクライミングウォール」

視覚障害者も晴眼者も共にクライミングを楽しめる新しいクライミングホールドが、神戸アイセンター2階にある「ビジョンパーク」に設置され、NPO法人モンキーマジックが運営業務を受託し、4月から本格運用されています。
人工の壁を登るクライミングは、壁についたたくさんのホールド(人工の石)の中で、あらかじめ決められたものだけを使いゴールを目指します。
「みちびクライミング」は、登る人を次々に光るホールドと音でゴールまで導くというシステムで、登録されたルートのホールドが順番に明るく点灯し、正しいホールドを持つことができたら、荷重センサーにより音が鳴るとともに次のホールドが点灯します。
80度から110度の異なる角度の壁が5面あり、初めての方から経験者まで楽しくチャレンジすることができます。
また、さまざまなロービジョンの見え方をシミュレーションできるゴーグルを使って疑似体験することもできます。
光を認識できる程度の視力があれば、晴眼者と同じルールで全身運動のクライミングを楽しむことが可能となるため、リハビリへの積極的な活用や、クライミングをきっかけに運動の機会拡大などが期待されています。
開催日:奇数週の火・水・金曜日は正午〜8時、偶数週の火・水曜日は正午〜8時、いずれも7時最終受付。偶数週の土曜日は2時間ごと(午前10時、正午、2時、4時から)の予約制です。
料金:登録料500円。大人2時間1000円、小学生1時間500円。シューズレンタル100円。ネクストビジョンの個人賛助会員は割引優待があります。
問い合わせ先:モンキーマジックの岡田さん(電話080−7011−7845)


◆京都ライトハウス情報ミニバザー開催、出品商品募集中!

京都ライトハウス恒例の情報ミニバザーを、6月2日(土)に京都ライトハウス4階あけぼのホールで開催します。
ご家庭に掘り出し物がありましたら、ぜひご出品ください。
皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。
収益は、ボランティア活動に必要な参考資料の購入等に充てられます。
開催時間:午前10時〜12時は視覚障害者限定バザー、午後1時〜2時30分は一般向けバザー(利用者の皆さまもどうぞ)
対象商品:衣類・食料品・日用品など、新品に限ります(大型物品・書籍等を除く)。
食料品は賞味期限のご確認をお願いいたします。
バザー当日から1ヶ月以上は保証されるものに限ります。
衣類につきましては、タグ付きなど購入時の状態をとどめているものをお願いいたします。(古い衣類は販売不可ですのでご遠慮ください)
受付場所:京都ライトハウス3階・情報ステーション受付カウンター(1階事務所では受け付けておりません)
※物品は持込みが原則ですが、お問い合わせ確認後はご送付いただいても結構です。送料はご負担願います。
問い合わせ先:情報ステーション図書館バザー世話人会(電話075−462−4579)


◆「川島昭惠の語りライブとスペシャルギヤラリートーク」

全盲の語り部・川島昭惠(かわしま あきえ)さんが、吹田市立博物館で開催の春季特別展でおこなわれるイベントに出演します。
吹田市立博物館初代館長で、仏像修理技術者・彫刻家、また僧侶でもあるの西村公朝(こうちょう)氏が、「ふれ愛観音像」を作るきっかけとなったのは川島昭惠さんとの出会いからでした。
「西村公朝先生との出会い・ふれ愛観音像誕生秘話」が語られます。
会場:吹田市立博物館(JR「岸辺駅」より徒歩20分)
日時:6月2日(土)午後2時〜3時30分「語りのライブ」、6月3日(日)午後2時〜3時30分「スペシャルギャラリートーク」
※2日の語りのライブは無料で、定員120名(先着順)です。3日のギャラリートークは入場料(大人200円)が必要となります。
問い合わせ先: 吹田市立博物館(電話06−6338−5500)


◆「見えるを見つめる。」プロジェクト

バイエル薬品株式会社は、見えることの大切さを訴えることで、人々の目の健康への意識を行動へとつなげて欲しいとの思いから立ち上げた「見えるを見つめる。」プロジェクトを展開。
その一環として、今年6月に没後50年を迎えるヘレン・ケラーのエッセイ「Three Days to See」を元に制作したオリジナル動画「もし私の目が三日間だけ見えるとしたら」を特設サイト「見えるを見つめる.com」にて公開しています。
この動画は、盲ろう者であったヘレン・ケラーが生きたニューヨークが舞台。「もし私の目が三日間だけ見えるとしたら」という仮定のもと、見てみたいものを挙げていき、それに対する彼女の想いを綴るという内容になっていて、英語版と日本語版があります。
バイエル薬品がこれまでに実施した意識調査では、一般の人々が「目の健康に対する高い意識を持っている」にも関わらず、「目の健康を守る行動が十分に取られていない」という現状が明らかになっています。
動画には、「ヘレン・ケラーが描写する美しい世界と示唆に富むメッセージを多くの人に視聴してもらい、目の健康の大切さを再確認してもらいたい」という願いが込められています。
ぜひ周囲の方にご紹介ください。
見えるを見つめる動画サイト https://www.mierumitsumeru.com/


今月の耳より情報は以上です。

 

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