耳より情報(2018年6月号)
◆京都府立視力障害者福祉センター「夏の体験見学会2018」
視覚に障害があり、あんま・はり・きゅうの免許取得に興味のある方、体験してみませんか?
体験見学会では、あんま・はりの実習体験ができ、施設見学や利用に関する個別相談などもあります。
参加者には、過去の「入所試験問題」とセンターに関する「Q&A集」が進呈されます。
日時:7月28日(土)午前10時受付
会場:京都府立視力障害者福祉センター(京都市バス「糺の森」下車すぐ)
内容:10時30分から施設紹介、11時45分から昼食(センターの昼食を体験、メニューはとんかつ)、午後0時30分から体験コーナー(あんま・はりの実習体験、パソコン用画面読み上げソフトの紹介、施設・宿舎見学など)、1時30分から個別相談。
参加対象者:身体障害者手帳(視覚障害)を交付されている方、または交付見込みの方で、あんま・はり・きゅうの免許取得に興味のある方
参加費:無料
申し込み締め切り:7月18日(水)まで(希望者多数の場合は早めに締め切られることがあります)
問い合わせ・申し込み先:京都府立視力障害者福祉センター(電話075ー722ー8203、または体験見学会専用Eメール siryokutaiken@ksj.or.jp )
◆JRPS滋賀「医療講演会」
JRPS滋賀が毎年開催している網膜疾患に関する医療講演会を今年も開催します。
どなたでも参加できる講演会ですので、会員の方も会員でない方も、興味のある方はお気軽にご参加ください。
日時:6月30日(土)午後1時30分〜3時(受付は1時から)
会場:草津市立市民交流プラザの大会議室(JR「南草津駅」直結のフェリエ南草津5階)
内容:演題「iPS由来網膜を用いた網膜再生医療」、講師は万代道子先生(理化学研究所 多細胞システム形成研究センター 網膜再生医療研究開発プロジェクト 副プロジェクトリーダー)
参加費:一般500円、JRPS会員は無料、障害者1人につき付き添い1人無料
定員:100名(先着順)
申し込み先:JRPS滋賀の西村さん(電話090−8826−8491)または田中さん(電話090−7090−1483)
◆京都府南部アイセンターのサロンと講座
京都府聴覚言語障害センターに併設された京都府南部アイセンターでは、定例のサロンや講座が実施されていて、新しい参加者を募集しています。
午後のひとときを皆さんと一緒に楽しく過ごしませんか?
開催日時:ヨーガ教室は毎月第1月曜日の午後1時30分〜3時、川柳教室は毎月第2月曜日の午後1時30分〜3時30分、点字教室は毎月第4木曜日の午後1時30分〜3時、オカリナサロンは毎月第1及び第3金曜日の午後1時30分〜3時、おしゃべりサロンは毎月第2木曜日の午後1時30分〜3時
会場:南部アイセンター(JR「城陽駅」から徒歩5分)
問い合わせ先:南部アイセンター(電話0774−54−6311、月曜日〜金曜日の午前9時〜午後5時の間)
◆「聞ける俳句」
テレビ愛媛のニュース番組の人気コーナー「きょうの俳句」で取り上げた句と解説が、テレビ愛媛のホームページ内のサイト「聞ける俳句」からアナウンサーの朗読で聞くことができます。
掲載されている句は2017年4月からのもので、約300句。今後の放送分も随時追加されます。
俳句とその解説を1句につき約50秒の音声で紹介しています。掲載されている全ての俳句をランダムに連続で聴くこともできます。
パソコンだけでなくスマートフォンでも再生でき、電車やバスでの移動中や作業をしながらなど気軽に楽しめます。
「聞ける俳句」www.ebc.co.jp/haiku/
◆平成31年歌会始のお題は「光」
宮内庁は平成31年歌会始の詠進歌を募集しています。
お題は「光」です。
「光」の文字が詠み込まれていればよく、「光線」「栄光」のような熟語にしても、また「光る」のように訓読しても構いません。
要項:お題を読み込んだ自作の短歌で、一人一首とし、未発表のものに限ります。
原則、書式は習字半紙を横長に用い、右半分にお題と短歌、左半分に住所、電話番号、氏名(ふりがなも)、生年月日、性別、及び職業(無職の場合は元の職業、主婦の場合は「主婦」と記入)を縦書きで自筆します。
しかし、病気や障害など理由があれば、代筆やパソコン使用も可。その場合は代筆者の住所、氏名と理由を別紙に添えること。
視覚障害の人は点字でも応募できます。
詠進の期間:9月30日までで、当日消印のものまで有効です。
宛先:「〒100―8111 宮内庁」、封筒に「詠進歌」と書き添えます。
詳細は宮内庁サイト www.kunaicho.go.jp でご確認ください。
◆コーヒーバッグ「DOT(ドット)コーヒー」
神奈川県座間市のコーヒーショップ「コーヒーノート」が、ユニバーサルデザインのコーヒーバッグ「DOTコーヒー」を開発しました。
「D(誰もが)O(おいしく)T(作れる)コーヒー」をめざして作られたDOTコーヒーは、目が不自由でもお湯に入れるだけで作れるというもの。手軽においしいコーヒーが楽しめます。
パッケージには7種類のイラストが描かれていて、街中で目の不自由な人と出会った際にどういう行動を取ればよいかが記載されています。
また、包装箱の裏には点字でコーヒーの淹れ方が説明されています。
価格は、7個入りで税込み1100円。
座間駅近くにあるコーヒーノートにはしばしば、ライトハウスの利用者が来店していて、「より簡単に、自分でおいしく淹れられるコーヒーを作れないか」と、昨年6月から商品開発を開始。
たどり着いた案が、ティーバッグのようにお湯の中に入れるだけで飲める「コーヒーバッグ」でした。
開発には神奈川県視覚障害者情報センター「神奈川ライトハウス」が協力。売り上げの一部は、NPO法人神奈川県視覚障害者福祉協会に寄付されます。
問い合わせ先:コーヒーノート(電話046−254−2282)
◆京都ライトハウス製作の新トートバッグ
ドット・テイラーの新しい定番商品として「デニムトート」(税込み価格1500円)が発売されました。
口の部分にマグネットボタンを付け、開け閉めしやすく、かばんの中身が見えないようになっています。
メタルのパーツで図柄や点字を表した、触って楽しいブルーのデニム生地のトートバッグです。
図柄はバッグの正面の真ん中に付いていて、クローバー・雪の結晶・トランプ・座っているラブラドールの4種類。
大きさは、縦19センチ・横30センチ・底マチ14センチ、持ち手は27センチ。
お財布や携帯を入れてちょっとしたおでかけに、お弁当を入れて通勤・通学のお供にぴったりの大きさです。
問い合わせ先:京都ライトハウス情報製作センター(電話075−462−4446)
◆東京オリンピック・パラリンピック「記念コイン」30種類発行
財務省は東京オリンピック・パラリンピックを記念する5種類のコインを発表しました。
2020年の開催直前までに30種類ほど発行する予定で、その第1弾の申し込みは7月ごろの予定です。
発表されている2020年東京大会の記念コインは、1万円金貨1種類と、千円銀貨2種、百円硬貨2種の計5種類。
純金製の1万円金貨はオリンピックのみ発行で、日本人に親しまれている「心技体」を伝統的な「流鏑馬(やぶさめ)」と組み合わせたデザイン。
4万枚発行され、販売価格は12万円です。
純銀製の千円銀貨のオリンピック版は水泳、パラリンピック版には柔道を日本の伝統文様と組み合わせて図案化し、各10万枚を発行。裏面には彩色を施した東京大会のエンブレムと、東京都の花と木であるソメイヨシノとイチョウの葉があしらわれていて、販売価格は各9500円。
1万円金貨と千円銀貨は、額面金額よりも使用されている素材原価が高いプレミアム型貨幣です。
銅とニッケルが材料の百円硬貨は、異なる種類の金属板をサンドイッチ状態に重ね合わせた「クラッド技術」で作られるもので、取り扱い金融機関の希望枚数を踏まえたうえで決まる予定ですが、最も発行枚数が多くなる見通しです。
直径は現行の100円玉と同じで、オリンピック版にはフェンシング、パラリンピック版には、車椅子に乗ってボールを操る「ボッチャ」が描かれています。
側面に刻まれた斜めの「ギザ」は、オリンピック版では間隔を狭く、パラリンピック版では広くすることで、視覚障害のある人にも識別できる工夫がなされているそうです。
1万円と千円の記念コインについては、7月以降、造幣局が通信販売する予定ですが、100円コインは金融機関の窓口にて額面価格で引き換えを行う予定ですので、財務省からの発表をお聞き逃しなく。
問い合わせ先:造幣局ハローダイヤル(電話050−5548−8686)
今月の耳より情報は以上です。
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