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耳より情報(2019年4月・5月合併号)



◆「バリアフリー2019」

毎年4月に開かれる西日本最大級の総合福祉展「バリアフリー2019」で、今年も日本ライトハウスが「目の見えないかた・見えにくいかたのための展示コーナー」を主催します。
4月18日から3日間、日常生活用具、白杖、音声読書器、拡大読書器、音声腕時計、遮光眼鏡、遠隔援護サービス、歩行誘導具、スマートフォンなどが出展されます。
また、4月20日(土)11時からバリアフリー・ワークショップでは、品川博之さんによる「スマートスピーカーと視覚障害者〜声のコミュニケーションが変わるライフスタイル」が行われます。
この展示コーナーの「ガイドブック」(点字版、デイジー版、大きめの活字版、Eメール版)を無料で送ってもらえます。
日時:4月18日(木)〜20日(土)の3日間、10時〜17時
会場:インテックス大阪(大阪メトロ中央線「コスモスクエア」駅から徒歩9分)
※「目の見えないかた・見えにくいかたのための展示コーナー」は5号館(ブース番号:5−203)、バリアフリー・ワークショップは1号館(第2会場)です。
ガイドブック申し込み・問い合わせ先:日本ライトハウス情報文化センター・サービス部(電話06−6441−0039)


◆「第17回オンキヨー世界点字作文コンクール」作品募集

オンキヨー株式会社と公益財団法人「日本教育科学研究所」が、「第17 回オンキヨー世界点字作文コンクール」を開催します。
毎日新聞社点字毎日と社会福祉法人「国際視覚障害者援護協会」が特別協力しています。
対象は視覚障害者で、点字や視覚障害などについて体験に基づく作文と詞を募集しています。
点字だけではなく墨字での応募も可能です。
「サポートの部」はどなたでも応募できます。
障害者の家族、友人だけでなく、目の見えない人、見えにくい人と出会った時の経験などから感じたことを作文にしてください。
作文は点字の場合32マス120行以内、墨字の場合は2000字以内。作詞は、1曲の歌に収まる程度。
締め切りは、5月31日(消印有効)、結果発表は秋の予定です。
国内審査員長は作家の玉岡かおるさん、作詞賞の選考は歌人の松村由利子さん。
優秀な作品には、賞金やオンキヨー製品が贈呈され、受賞作品はオンキヨーのホームページに掲載されます。
また、作曲・編曲家でミュージシャンでもある徳永暁人さんが「作詞賞」受賞作品に曲をつけ、楽曲として受賞者に贈呈し、ハイレゾ音源配信サイト e-onkyo musicで配信される予定です。
募集要項の申し込み先:点字毎日「点字作文コンクール」係(電話06−6346−8386)、またはメール( sakubun@mainichi.co.jp )へ。


◆日本点字技能師協会「春の研修会」

NPO法人日本点字技能師協会が、点字に関する「春の研修会」を開催します。
  日時:5月26日(日)9時15分〜12時30分(9時受付開始)
会場:神戸市立総合福祉センター4階「障害者福祉センター」会議室A・B
(神戸市営地下鉄山手線「大倉山駅」から南へ徒歩5分。神戸高速線「高速神戸駅」から北へ徒歩3分。JR「神戸駅」から北へ徒歩7分)
定員:50名
参加費:1000円(日点協会員は無料)
主な日程:9時15分〜「オリエンテーション・自己紹介」、9時30分〜11時「研修1・中国語の点字」講師:澤田祐子氏、11時15分〜12時15分「研修2・講演会」講師:点字毎日記者・佐木理人氏、12時30分閉会
申し込み:4月25日(木)までにメールまたは郵送で。
1.氏名(ふりがな)、 2.会員・賛助会員・非会員の別、3.使用文字(点字・墨字・拡大文字)、4.郵便番号・住所(都道府県から)、5.電話番号(自宅または携帯。ガイドを希望する場合は当日連絡の取れる携帯電話番号)、6.メールアドレス、7.ガイドの希望(「大倉山駅」、「高速神戸駅」、JR「神戸駅」と会場の間)を記入してください。
申し込み先:メールは、兵藤美奈子さん(putti-castle205@key.ocn.ne.jp)、郵送は「日本点字技能師協会事務局」宛(〒169−0051東京都新宿区西早稲田2−18−2日本盲人福祉センター内)


◆伝記絵本「引き継がれる夢・点字新聞『あけぼの』」

桜雲会から、伝記絵本「引き継がれる夢 点字新聞『あけぼの』〜左近允孝之進と妻・増江」の墨字版が発売されました。
英語も併記されています。文・タケシタナカ、英訳・のびキーリー、絵・吉澤みか、監修・桜雲会、40ページ。
視覚障害のある方には、日本語と英語の収録された音声CDが付きます。
福祉にまだ無関心だった明治時代。「どうすれば盲人が教育の機会を得られるのだろうか」。
点字による印刷機をつくりあげ、日本初の点字新聞「あけぼの」を創刊し、盲学校を設立した左近允孝之進と、彼を陰で支えた妻・増江の生涯を描いた伝記絵本です。
墨字版本体価格2500円、音声CDのみも2500円で、点字版も刊行予定です。
申し込み・問い合わせ先:桜雲会(電話03−5337−7866)


◆視覚障害児の強みを見つけて伸ばしていくための冊子「えがおのいっぽ」

京都府家庭支援総合センターは、視覚障害児の保護者に役立つ情報をまとめた冊子「えがおのいっぽ 見えない・見えにくい子どもたちとともに」を作りました。
京都府で進められている「障害児の強み育成推進事業」の一環として、「見えない・見えにくい子ども」を育てておられる保護者や関係者の方に向けての冊子です。
視覚障害乳幼児の療育や家族たちを支援している京都ライトハウスの「あいあい教室」が監修を担当しました。
冊子に登場するのは、全盲のわが子とどのように接すればいいのかと戸惑う親たち。
支援機関の助けを得て、子どもと共に成長していく様子がイラスト付きで描かれています。
見えない・見えにくい子どもを育てるポイントやヒントがQ&A形式で解説されていて、スポーツや芸術、教育など、様々な分野で活躍している京都府出身の視覚障害者やその親のインタビューも掲載されています。
相談窓口や、支援を受けられる団体や施設の連絡先も紹介されています。
冊子のPDFデータは京都府家庭支援総合センターや京都府のホームページからダウンロードすることができ、音声読み上げもできます。
京都府ホームページ https://www.pref.kyoto.jp/ksc-soumu/news/tuyomi.html


◆その電話、「アポ電」かも

公的機関や実在する企業名、家族をかたり、家族構成や資産状況などを聞き出したり、所在確認をしようとするアポイント電話、いわゆる「アポ電」と思われる不審な電話がかかってきたことはありませんか?
このような不審な電話は、振り込め詐欺や還付金詐欺といった財産的被害のきっかけとなるだけではなく、最近では、強盗事件に「アポ電」が関わっていたという報道もされています。
消費者センターなどに寄せられた事例をいくつかご紹介します。
事例1:テレビの制作会社を名乗る人から電話があり、「所得は500万円より上ですか」などと聞かれたが、「答えられない」と言って電話を切った。
後日警察の協力団体を名乗る者から、「テレビ番組に関して電話がなかったか。捜査で押収した名簿に名前が登録されている」というので、「親戚に警察官がいるので相談してみる」と言うと、態度が変わり電話も切れた。
事例2:消防署の職員を名乗る人の電話で、「一人暮らしか」と聞かれ、「はい」と答えてしまった。
「災害時にすぐに救助できるように確認している」と言われたが、消防署がそのようなことをするとは聞いたことがなく不審な電話だった。
アドバイス:知らない電話番号からの電話に出るのは慎重に。着信番号通知や録音機能を活用しましょう。
心当たりのない着信に出てしまった場合も、「○○です」と自分の名前を名乗らないことが大切です。
会話から個人情報が知られます。家族構成や資産状況を聞かれたらすぐに電話を切りましょう。
また、家族を名乗る電話も一度切ってかけ直すことでトラブルを避けられます。
不審な電話があったら、すぐに警察や消費生活センターにご相談ください。
警察相談専用電話は「#9110」、消費者ホットラインは局番なしの「188」です。


◆「京都でかるたを楽しむ会」開催

「大阪点字付きかるたを楽しむ会」が、平成最後のゴールデンウィークにかるたを一緒に楽しもうと京都で開催します。
今、目が見えない人も見えにくい人も見える人も一緒に百人一首かるたを楽しもうという機運が全国的に高まってきています。
「春すぎて夏来にけらし…」という歌も聞こえてきそうな風薫る5月、一緒にかるたを楽しみませんか?
百人一首の歌を全く覚えていない方、点字が読めない方も大丈夫です。
色々な遊び方で楽しみましょう。
日時:5月1日(水・祝)午前の部10時〜12時30分、午後の部13時30分〜17時(いずれかのみの参加も可)
※途中参加・途中退出の場合はあらかじめご連絡ください。
会場:京都ライトハウス1階の和室
内容:お坊さんめくり(坊主めくり)、札を並べての個人対戦・団体戦、他にも楽しい企画を検討中
費用:無料
申し込み締め切り:4月25日(木)
申し込み先:楽しむ会代表の兵藤美奈子(ひょうどう みなこ)さん(メール putti-castle205@key.ocn.ne.jp)または、事務局の野々村好三(ののむら こうぞう)さん(電話 090−3841−9107)

大阪でも5月に開催されます。
日時5月18日(土)14時30分〜17時
会場:日本ライトハウス情報文化センター4階の会議室3(大阪メトロ四つ橋線「肥後橋駅」北改札口から2番出口を出てすぐ)
定員:20名(先着順)
費用:大人500円、高校生以下無料
申し込み先:代表の兵藤美奈子さん(メール putti-castle205@key.ocn.ne.jp )


◆「青い鳥葉書」無償配布の申し込み受付中

日本郵便株式会社は、重度障害者向けに青い鳥をデザインしたオリジナル封筒に通常郵便葉書を入れた「青い鳥郵便葉書」を無償で配布します。
対象:重度の身体障害者(1級または2級)と知的障害者(療育手帳にAまたは1度、2度と表記されている方)
受け付け期間:5月31日まで
配布される葉書の種類:通常郵便葉書の「くぼみ入り」「無地」「インクジェット紙」か、通常郵便葉書胡蝶蘭の「無地」「インクジェット紙」のいずれか1種類を選択。
「くぼみ入り」は、視覚障害者にも上下・裏表が分かるように、表面左下に半円形のくぼみを入れたものです。
配布枚数:1人につき1種類を20枚
申し込み:簡易郵便局を除いた最寄りの郵便局に身体障害者手帳を提示し、所定の申込書に必要事項を記入して提出。
代理人でも構いません。申込書は、郵便局の窓口で入手できます。
葉書の受け取り:4月22日以降、最寄りの郵便局から送付されます。4月22日以降に窓口で申し込んだ場合は、その場で受け取ることができます。


◆第28回「目の見えない人・見えにくい人の仕事サロン」

京都府視覚障害者協会職業部が開催する「目の見えない人・見えにくい人の仕事サロン」、今回は「体験者に聞く!国家公務員試験で見えてきた〈合理的配慮〉を求めていくことの大切さ」です。
京都ライトハウス鳥居寮訓練修了者の会「フェニックス会」と「きららの会」が共催します。
日時:5月26日(日)13時30分〜17時
会場:京都ライトハウス(地下の研修室2)
内容:「私が求めた合理的配慮〜国家公務員を受験した3名からの体験報告」と、「就活に役立つ作文術〜公務員試験対策を経験して」(小論文講師・朝日晶子氏)、「みんなでディスカッション 次なる試験に向けて」など
費用:無料
問い合わせ・申し込み先:京都府視覚障害者協会(京視協)職業部長の野々村さん(Eメール nonoyan2004@yahoo.co.jp)、または、京視協事務所の奥田さん(電話075−462−2414)


◆JRPS滋賀「医療講演会」

網膜疾患に関する医療後援会を今年も開催します。
会員でない方も参加できますので、興味のある方はお気軽にご参加ください。
日時:6月9日(日)13時30分から15時(受け付けは13時から)
会場:草津市立市民交流プラザの大会議室(フェリエ南草津5階、JR南草津駅直結)
内容:不二門尚(ふじかど たかし)大阪大学大学院医学系研究科教授による講演「人工網膜と視覚リハビリテーション」
定員:100名(先着順)
参加費:500円(付き添い1名無料、JRPS会員無料)
申し込み先:JRPS滋賀の田中さん(電話090−7090−1483)


今月の耳より情報は以上です。

 

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