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耳より情報(2019年6月号)



◆2019年度第1回「神戸ライトサロン」

見えない・見えにくいことで困っている方同士でざっくばらんに語り合い、思いを共有したり、情報交換をしたりする場です。
当事者だけではなく、ご家族の方や視覚障害支援に関心のある方など、どなたでも参加できます。
今回のミニ講座は、ロービジョンの方のご家族から、これまでの歩みについて伺います。
拡大読書器やルーペなどを試せるミニ展示会も同時開催されます。
日時:6月22日(土)13時30分〜16時30分
会場:中山記念会館2階の多目的室(阪急「春日野道」駅から徒歩約10分)
内容:第1部は13時30分からミニ講座「ロービジョンの息子とともに成長して〜家族の立場から〜」春井佳子氏、第2部は14時45分から「サロン」小グループに分かれての交流会
参加費:無料
定員:30名(事前予約制)
問い合わせ・申し込み先:神戸アイライト協会(電話078−252−1912)


◆第2回神戸発、視覚障害者雇用の未来を考えるフォーラム

日本盲人会連合は、公益社団法人NEXT VISIONと提携し、神戸アイセンターで視覚障害者の就労相談を行っています。
障害者法定雇用率は引き上げられているものの、視覚障害者の就労を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続いています。
そこで今年は、就職活動をキーワードに視覚障害者の就労について考えます。
現在就労している視覚障害者10名が、就職活動時に経験した苦労や、面接に臨むに当たっての心構えと工夫、また企業や行政に対する要望などを語ります。
その後、パネルディスカッション形式で、「視覚障害者の就労についての現状と課題、そして未来への可能性」について、就職活動体験記から見えてくる現実も踏まえて意見交換会が行われます。
日時:6月23日(日)12時30分〜17時(開場は12時)
場所:神戸アイセンター2階「ビジョンパーク」(ポートライナー「三宮」駅から神戸空港行きに乗車、「医療センター」駅下車すぐ)
定員:100名(オープンスペースでの観覧です)
問い合わせ先:日本盲人会連合就労相談員(西日本担当)の赤堀さん(電話090−5094−8735)


◆京都府立視力障害者福祉センター「夏の体験見学会2019」

視覚に障害があり、あんま・はり・きゅうの免許取得に興味のある方を対象に、京都府立視力障害者福祉センターで体験見学会が開催されます。
日時:7月27日(土)10時30分から(受付は10時から)
会場:京都府立視力障害者福祉センター(京都市バス「糺ノ森」下車すぐ)
内容:10時30分から施設紹介、11時45分から昼食(センターの昼食を体験、メニューはトンカツ)、12時30分から体験コーナー(あんま・はりの実習体験、パソコン用画面読み上げソフトの紹介、施設・宿舎見学など)、13時30分から個別相談
尚、参加者には過去の「入所試験問題」とセンターに関する「Q&A集」が進呈されます。
料金:無料
締め切り:7月17日(水)まで(先着25名)
問い合わせ・申し込み先:京都府立視力障害者福祉センター(電話075ー722ー8203、体験見学会専用メール siryokutaiken@ksj.or.jp )


◆視覚過敏の方に配慮した写真館

神戸の海神社(わたつみじんじゃ、通称かいじんじゃ)内にある写真館「スタジオグレイス」が、視覚過敏のため強い光などが苦手な方には暗がりで撮影するサービスを始めました。
事故により脳機能障害を負い、視覚や聴覚が過敏になった元戦場カメラマンの谷俐輝さんが発案。知人で写真館を運営する馬場みのりさんに提案し、実現しました。
撮影時、最も低い照度でスタジオ内は0・7ルクス。ストロボをたかず映画館くらいの暗さで撮影しますので、日常生活でサングラスを外せない方も素顔で撮影が可能です。?
スタジオの照明を消し、LEDを使用した卓上ライトに布をかぶせて光源を作ります。
光を多く取り込めるよう、口径の大きいレンズで撮影することで、明るい場所と同じような写真に仕上がり、通常の記念写真と変わらない美しさです。
ストレスがかからないよう、スタジオ内は無音で、物を少なくし、鮮やかすぎる色の物は置かず、壁や家具は白色に統一してあります。
「スタジオグレイス」
場所:兵庫県神戸市垂水区宮本町5−1海神社内 わたつみ会館1階
アクセス:JR「垂水」駅または山陽「垂水」駅から徒歩1分
電話:078−709−7080
開館時間:9時〜17時
定休:水曜日
Webサイト: https://minori3337.wixsite.com/grace


◆LEDライト付き携帯型ポケットルーペ

日本点字図書館わくわく用具ショップから新商品のご案内です。
携帯型ポケットルーペのモビレントにLEDライトが付きました。手元が暗くてもライトを点けることにより、一層明るい鮮明な拡大像を得ることができます。
レンズをケースにたたみこむタイプでレンズ径は35ミリと大きく、しかも非球面レンズを使用しているので、周辺まで歪みのない拡大像を得ることができます。
レンズと一体型ケースは機密性が高く、ほこりやごみの侵入を効果的にカットし、レンズを出した時に取っ手の役割を担います。
倍率は4倍、7倍、10倍と3種類あり、ケースの色は3種類とも白で、重さはボタン電池込みで43グラムから47グラムです。
付属品としてストラップが付いています。強い力がかかった場合に外れる安全なストラップですので、首から下げて持ち運ぶことができます。
エッシェンバッハ製で、保証期間は1年です。
価格は税込みで4倍が8424円、7倍が8640円、10倍が8856円、配送手数料は、1回の注文につき全国一律500円(税込み)です。
問い合わせ先:日点わくわく用具ショップ(電話03−3209−0751)


◆オリパラチケット販売サイトで専用ダイヤル開設

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が、東京2020公式チケット販売サイト「障がいのある方など、特別な配慮が必要な方専用ダイヤル」を開設しています。
この専用ダイヤルは、「TOKYO 2020 ID」の登録および「東京2020 公式チケット販売サイト」の利用が困難な障害のある方向けに、電話窓口における登録・申込代行を行うために開設されたものです。
対象者は障害のある方で、Webサイトによるチケット購入ができない方、かつ、電子メールをPCまたはスマートフォンで送受信できる方(フィーチャーフォンは除く)。
対応内容は、TOKYO 2020 IDの新規登録および内容変更、パスワード再発行、電話番号認証のサポート、チケットの申し込みおよび決済代理、同行予定者情報の登録および変更です。
抽選販売の申し込みはすでに締め切られていますが、秋に先着順販売があります。
オリンピック会場へ観戦には行かないという人でもID登録をすることで、チケットや試合などのオリンピック関連情報をいち早く受け取れ、日本各地で行われるオリンピック関連イベントで特典が受けられます。
専用ダイヤル番号:050−3786−2948(通話料がかかります)
受付時間:年末年始、祝日を除く、月曜から金曜の9時〜18時


◆かしわもちかずとさんのCD「届け!僕の歌」

今月号に掲載している兵庫県明石市在住の全盲の高校生ミュージシャン、かしわもちかずと(本名・北畠一翔)さんの初のオリジナルアルバムです。
アルバムタイトルの「届け!僕の歌」は、ライブ活動の中で思った「夢に向かって進んでいきたい、悩みや迷いがあってもまずは踏み出そう」という気持ちを、今何かに思いとどまっている人に届けたいと、何度も歌詞を書き直して作った曲。
「ギターを教えてくれたあなたへ」は、難しいギターコードを教えてくれた先輩、漫談家の濱田祐太郎さんへの感謝の気持ちがつづられています。
「うぉんたなの魚」は、11歳の時に地元の魚の棚商店街(うぉんたな)の鯛の塩焼きを食べて、あまりにも美味しかったので思わず作った曲。
いつもライブで観客と一緒に「うぅ〜〜うぉんたな」と歌うそうです。
芸名の名付け親・嘉門タツオさんに作ってもらった「旅するかしわもち」、日頃ちょっと気になることを歌にした「KE・RE・DO」、高校2年生の弁論大会でテーマにしたことに曲をつけた「伝えたい想い」など9曲が収録されています。
CDは税抜き価格2000円。ライブ会場で販売されますが、メールでの申し込みも受け付けています。
ただし、送料(1枚の場合180円、2枚250円、3枚から5枚360円)が別途かかります。また振込手数料も申し込み者負担です。
メール本文に、名前(ふりがな)、郵便番号、住所、メールアドレス、電話番号、CDの購入枚数を明記して送ってください。折り返し、注文内容の確認と振込金額、振込先口座の案内の返信が届きます。
申し込み先:メール kazuto@kashiwamochi.net
かしわもちさんHP: http://www.kashiwamochi.net/


今月の耳より情報は以上です。

 

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