「トップに戻る」「前の月号へ

耳より情報(2019年7月号)



◆「第4回とっておきのアイディアコンテスト」

社会福祉法人日本点字図書館と公益財団法人共用品推進機構の主催による「目が見えない・見えにくい私だから考えついた“とっておきのアイディア”コンテスト」が皆様のアイディアを募集しています。
現在、世の中にある製品の多くは障害のない人たちが考え、作られているため、障害のある人たちにとっては使いづらい製品があります。それを解決する方法の一つとして、このコンテストが実施されます。
募集テーマは、目が見えない・見えにくい私だから考えついた製品。
こんなモノがあれば、今不便なことが便利になる、こんなことができるようになるといったアイディアを募集しています。
例えば、「目が不自由でも操縦できる空飛ぶ絨毯」のような夢のアイディア、「全てに点字が表示されている缶詰」など、既存品の改良案での応募も可能です。
審査は、福祉、デザイン、産業分野の専門家により行われます。
応募資格:「盲学校の部」は盲学校に通う18歳までの児童・生徒(学級・学年のチーム、家族との応募も可能)、及び、一般校に通う視覚に障害のある児童・生徒。「一般の部」は視覚に障害のある人。
応募方法:郵送、FAX、メールのいずれかで
応募の際の記載事項:
1.部門(盲学校の部または一般の部)
2.アイディアの名称
3.対象者
4.アイディアの詳しい内容
5.アイディアのアピールポイント
6.氏名
7.年齢(学年)
8.性別
9.住所
10.所属(学校、所属機関名)または職業
11.連絡先電話番号
12.連絡先ファクス番号
13.メールアドレス
応募締め切り:9月6日(当日消印有効)
応募要項など詳しいことは日点にお問い合わせください。
問い合わせ・申し込み先:日本点字図書館「とっておきのアイディアコンテスト係」(住所 〒169−8586 東京都新宿区高田馬場1−23−4、電話03−3209−0241、FAX03−3204−5641、Eメール nitten@nittento.or.jp )
詳細: https://www.nittento.or.jp/news/idea_contest.html


◆第45回全国盲人文芸大会作品募集

日本盲人会連合が、第45回全国盲人文芸大会の応募作品を募集しています。
作品の種類は「短歌」「俳句」「川柳」「随想・随筆」の4部門で自作、未発表の作品に限ります。
応募資格は視覚障害者。
応募要項:短歌、俳句、川柳は1人3首(3句)以内、随想・随筆は1人1作品で点字32マス250行以内、墨字400字詰め原稿用紙10枚以内。川柳の課題は「しあわせ」(読み込み不可)と「約束」(読み込み可)で、3句の中でどのように使ってもよい。
読み込み不可とは、お題の言葉・文字を使わずに作句すること。随想・随筆にはタイトルを付けること。
参加料:短歌、俳句、川柳が1部門1000円、随想・随筆が1500円、2部門以上応募の場合はそれぞれ加算
応募の際の注意事項:部門ごとに別々の用紙を用い、1行目に部門、2行目から住所、氏名(ふりがな)、電話番号、その次の行から作品を書きます。
点字原稿の場合はできるだけ墨字も併記してください。固有名詞には必ず墨字を書き添え、間違えやすい語句には簡単な注釈をつけてください。
墨字原稿の場合は、固有名詞には必ずフリガナをつけること。
応募方法:現金書留封筒にて参加料を同封し、封筒には墨字で住所・氏名を明記。参加料は現金もしくは小為替・切手で郵送、または郵便振替(口座名「社会福祉法人日本盲人会連合」、口座番号「00170−9−48326」)のいずれかで。
メールで応募する場合は件名を「文芸作品応募」とし、入金方法と入金日を明記。また、参加料入金の際に作品をメールで送信する旨を記入してください。
応募作品掲載の作品集:応募者には、作品集(随想・随筆は入選作品のみ)が贈られますので、応募の際に点字、墨字のいずれを希望するか書き添えること。
また、応募の際にメールアドレスを記入した場合、入選者のお知らせと作品集のテキストデータがメール送信されます。
締め切り:7月31日(当日消印有効)
送付・問い合わせ先:日本盲人会連合「文芸係」(郵便番号169−8664 東京都新宿区西早稲田2−18−2、電話03−3200−0011、Eメール jim@jfb.jp )


◆京都ライトハウス製作「ドット・テイラー」の新商品

京都ライトハウスが販売しているドット・テイラーの図柄付き商品をご紹介します。
図柄は「ドット・テイラー」と呼ばれる技法で製作。
アルミ製の2ミリほどの装飾部品を布に接着して点字や絵が施されています。

【がま口ショルダーバッグ】2800円
昨年の秋に販売されると、あっという間に完売したがま口ショルダーバッグ。リクエストに応えて、新しい色と図柄が加わって再登場しました。
縦約20センチ、横約10センチの縦長の小型バッグです。
外側にあるポケットにワンポイントの図柄が施されていて、たとえば千鳥の下には点字で「ちどり」と書かれています。
肩からさげられるよう着脱可能な革紐が付属品として付いています。
色は4タイプあり、ワインの単色とオリーブの単色、ワインのベースにポケットがライトグレー、オリーブのベースにポケットがベージュの2色使いがあります。
図柄は、千鳥、星、めがね、クローバーの4タイプあり、それぞれ選べます。

【半袖ポロシャツ】2000円
なめらかな優しい肌触りとサラサラな着心地にこだわったポロシャツで、片方の袖口にワンポイント柄が施されています。
色は白、黒、赤など11色あり、サイズは男女共用で、XS・S・M・L・XL・XXLがあります。

【キャンバスサコッシュ】1000円
サコッシュとはフランス語で、ロードレースの際に補給食を持ち運ぶために用いられた紐付きの小型バッグのこと。
軽量で薄型、斜め掛けできるよう肩紐が付いています。
折りたたんだ白杖や500mlのペットボトルが入るくらいの大きさです。
かばんの口はスナップ止めで、右下に図柄が施されています。
色はライドグレーとネイビーの2色です。

以上の商品価格は全て税込みで、送料が別途かかります。
受注生産のため出来上がりまでに1〜2週間かかることがあります。
色や柄などのご要望やプレゼント用の包装など、詳しくは情報製作センターにお尋ねください。
問い合わせ・申し込み先:京都ライトハウス情報製作センター(電話075−462−4446)


◆中山視覚障害者福祉財団「パソコン講習会(オフィスコースと中級コース)」

視覚に障害のある方を対象に、音声を聞きながらパソコン操作を学ぶ講習です。
どのコースも定員5名の少人数で、ゆっくり、じっくり学べます。
講習内容は録音できますので、レコーダーをお持ちください。自宅での復習に便利です。
「オフィスコース」の「はじめてのワード」と「はじめてのエクセル」は、マイクロソフトオフィスのワード・エクセルを使って、簡単な文章や表の作成から印刷までの基礎を学ぶ講習です。
「ワード」と「エクセル」の両方、またはどちらかのコースだけでも受講することができます。
「中級コース」は、インターネットで知りたいこと、調べたいことを検索する方法を学びます。
講習日:ワードコースは7月20日と27日、エクセルコースは9月7日と14日、中級コースは8月3日と17日。どのコースも土曜日、全2回、13時〜16時。
会場:中山記念会館2階の多目的室(阪急「春日野道」駅から徒歩約10分)
参加費:各コース1000円
受講資格:視覚に障害がある兵庫県在住の方(在勤・在学の方はご相談ください。但し、兵庫県在住で初めて受講の方を優先)。
オフィスコースは初級・中級修了者またはパソコン経験者、中級コースは初級修了者または画面を見ずに日本語入力ができる方。
問い合わせ・申し込み先:神戸アイライト協会(電話078−252−1912)


◆スマホが視覚障害者の目に、バルセロナに広まる新しいシステム

バルセロナ交通局(TMB)が、市内にいる数千人の視覚障害者の移動を誘導するために始めたシステムが、バルセロナの街に広まっています。
街中に貼られたカラフルなステッカー(タグ)へ向けてスマートフォンのカメラを振るだけで、周囲の情報を音声で知ることができるというシステムです。
このシステムは、アリカンテ大学モバイル・ビジョン学術研究所が、スペインのスタートアップ企業「ナビレンズ」と共同で開発。
スマホのカメラと無料のアプリを使ってタグをスキャンし、保存されている情報を聞くことができ、ピントを合わせる必要がないなどQRコードよりも使い勝手に優れているそうです。
最大160度の角度でタグを読み込め、12メートル離れた距離からでも30分の1秒で読み取れます。
アプリを起動して、自分の周囲に向けてスマホをおおざっぱに振ると、タグが印刷されたステッカーを見つけるための音声ガイドが流れます。
それを手がかりに利用者はスマホ画面の中央に見付けたタグを表示し、手首を振るとタグの情報が読み上げられます。
貼られているステッカーは12センチ角の黒地で、縦横5つずつのマス目にカラフルな四角形が様々な組み合わせで描かれたデザインです。
市内のバス、電車、路面電車、ケーブルカーの改札やホーム、エスカレーター、切符売り場、インターフォン、通路付近などに貼られています。
公共交通機関の時刻表から、避けるべき障害物、周囲の環境の物理的特徴まで分かるようになっています。


新着情報です。
◆JRPS京都主催「チャレンジド・ヨガ 椅子ヨガ体験」

JRPS京都は、会員同士が情報を共有して生きがいを持って暮らすため、「RP洛楽サロン」と呼ぶ交流会を含めた催しを定期的に開催しています。
7月の「洛楽サロン」は「チャレンジド・ヨガ」体験を約1時間、そのあとは交流会となります。
椅子を使ったヨガで、自宅でもできる呼吸法や柔軟運動、ポーズを楽しく習得します。
運動に慣れていない方やヨガが初めての方にも分かりやすいよう、ゆっくりと説明してもらえますので、安心してご参加いただけます。
会員・非会員を問わずどなたでも参加でき、事前の申し込みも不要です。
ご家族やガイドヘルパーさんも一緒に、ヨガにチャレンジしてみませんか?
日時:7月14日(日)13時30分〜14時30分(受付は13時から)
場所:京都ライトハウスの地下研修室1、2
参加費:無料
持ち物:動きやすい服装と靴・タオル・飲み物
問い合わせ先:JRPS京都の大菅(おおすが)さん(電話090−7348−3414、メール kyoto.jrps2@gmail.com )


今月の耳より情報は以上です。

 

  トップに戻る