耳より情報 2019年8月号

耳より情報（２０１９年８月号）

◆ＪＲＰＳ滋賀「視覚支援機器講演会＆体験会」

ＨＯＹＡ暗所視支援眼鏡（メディカルウエアブルデバイス）やオーカム、遠隔サポートなどのＡＩ視覚支援機器を中心に体験できます。
出展は、ラビット、システムギアビジョン、ＨＯＹＡなどの予定です。
午前は、ＭＤＳⅰサポート代表の井上直也氏による講演「アイフォーンやアイパッドの活用術」、午後は機器の体験会です。
会員でない方も参加できます。
日時：８月２４日（土）１０時～１５時
会場：大津市立障害者福祉センター（ＪＲ「膳所」駅、または「京阪膳所」駅より徒歩１５分）
参加費：５００円、ＪＲＰＳ会員は無料
昼食：飲み物も含めて各自持参
申し込み締め切り：８月２０日（火）
申し込み先：ＪＲＰＳ滋賀の勝見さん（電話０７０－５６６６－１１８６）

◆公益財団法人「ＮＥＸＴＶＩＳＩＯＮ」主催イベント

８月２６日神戸アイセンターで、「ロービジョンの集い」と「私の見え方・見えにくさ伝え方講座」の２つのイベントが開催されます。
どちらも神戸アイセンター２階ビジョンパークでの開催で、三ノ宮からポートライナーに乗り「医療センター」駅で下車、徒歩すぐ、駅直結です。

「第８３回ロービジョンの集い　スポーツやレクリエーションで心も体も健康に」
２０２０年に開催されるパラリンピックでは、陸上競技をはじめ、競泳、柔道など、視覚に障害のあるアスリートが出場します。
皆さんも今日からできるスポーツやレクリエーションを気軽に楽しんでみませんか？
見えにくい・見えない方、ご家族の方、どなたでも参加できます。定員がありますので、事前に申し込みをしてください。
日時：８月２６日（月）１０時～１２時
参加費：無料
問い合わせ・申し込み先：ＮＥＸＴＶＩＳＩＯＮの山田さん（電話０７８－３０４－４４５５）

「第３回『私の見え方・見えにくさ』伝え方講座」（協力：きららの会）
自分の見え方について説明をするとき、どのような工夫をされていますか？
矯正視力と生活視力、どちらの情報も大切です。
慣れている場所では見えにくさがあってもスムーズに行動できます。
その逆で慣れない環境では、同じ紙とペン、パソコン画面であっても、なんだか見えにくいということがあります。
見え方も見えにくさも環境により変化し、できること・できないことも変わってきます。
今回は、自分の見え方・見えにくさを周りの方にわかりやすく伝えるための表現について、グループでセッションする講座です。
視能訓練士と文章表現の講師のナビゲートで、自分の生活視力について考えてみませんか。
そして、言葉による表現力をアップさせ、日常生活に活用できるスキルを身につけましょう。
日時：８月２６日（月）１３時３０分～１５時３０分
対象者：メモが取れるロービジョンの方
参加費：１０００円
持ち物：メモをする準備（筆記用具、点字器、パソコンなど使用している物）
申し込み方法：メールに、氏名、年齢、緊急連絡先、視覚障害手帳の有無、疾患名、わかる範囲で視力・視野を記載してください。
送信先：visionpark@nextvision.or.jp
尚、次回は、１１月２５日（月）１２時～１４時の予定です。

◆視覚障害者自動車運転ツアー

近畿日本ツーリストが栃木県の「ツインリンクもてぎ」で、視覚障害者対象に自動車の運転体験ツアーを実施します。
運転の体験のほか、インストラクターが運転する車に同乗して、一周約１０００メートルの道路を走りレーサー気分を楽しむことや、ツインリンクもてぎ内のハローウッズでジップライン体験もできます。
毎回大人気のツアーですので、お早めにお申し込みください。
日程：９月２５日（水）～２６日（木）
開催場所：ツインリンクもてぎ（栃木県芳賀郡茂木町）
宿泊場所：ツインリンクもてぎ内のホテルツインリンク
定員：視覚障害者１６名（先着順、定員に達した後はキャンセル待ち）
料金：１人７４８００円（１名１室・２名１室同額）
食事：朝１回・昼２回・夕１回
添乗員：同行
集合場所：９時４５分ＪＲ上野駅「公園口公園改札」
行程内容：
（1日目）１０時出発、ツインリンクもてぎ到着後１２時３０分昼食、１４時～１８時３０分運転体験・同乗体験・施設見学・お買い物など、１９時３０分～２１時３０分ホテル内にて夕食。
（２日目）９時～１３時ツインリンクもてぎにて運転体験・ジップライン体験、１３時３０分昼食、１７時３０分上野駅到着後、解散。
※旅行プランの詳細や傷害保険、旅行代金の支払い方法などは、申し込み者に追って連絡があります。
申し込み・問い合わせ先：近畿日本ツーリスト横浜支店・自動車運転体験ツアー受付係（電話０４５－２７７－０７７１）

◆声で重さを知らせる「ボイスクッキングスケール」

株式会社インテック社製の「ＧＲＵＳ（グルス）ボイスクッキングスケール」は、日本製の音声上皿ばかりで、上皿に量りたい物を乗せると音声で重量をアナウンスします。
１グラムから３キログラムの間で測定ができ、聞き逃した場合でも、左側にある音声ボタンを押すことでもう一度その重量を聞くことができます。
容器の重さを引いて測定する風袋機能（ゼロリセット）がありますので、お皿やボールの重さを考慮する必要がありません。
器を乗せてゼロリセットボタンを押すだけで準備完了です。
電源の自動オフ機能があり、５分間操作しない状態が続くと、音声案内ののち電源が自動的に切れます。
色は本体が黒、上皿が白とコントラストの高い配色で、上皿には中央位置がはっきりわかるように黒いセンターマークがあります。
本体は防水仕様ではありませんが、上皿は取り外して水洗いができます。
大きさは横幅２０センチ、奥行１４．５センチ、高さ４．５センチ。上皿のサイズは直径１５センチです。
電源は単４アルカリ乾電池３本使用で、電池を含めた状態での重さは約３００グラムです。
価格は税込み６４８０円。保証期間は１年間です。
問い合わせ先：日盲連用具購買所（電話０３－３２００－６４２２）、または株式会社アメディア（電話０３－６９１５－８５９７）

◆読書日和から児童書「ひかりあれ」出版

生まれながらに目に障害のあるフリーライターの福島憲太さんは、昨年、出版社「読書日和」を設立し、自費出版を中心に請け負っています。
「読書日和」で最初に手掛けた本は、「金子あつし」の名で自身が書いた単行本「風疹をめぐる旅」。
胎児の目などに異常が出る先天性風疹症候群だったのではないかという自身の疑問を元に掘り下げ、風疹の歴史や現状などを３年ほどかけてまとめました。
２作目となる児童書「ひかりあれ」は、ダウン症の妹を持つ小学生の日々を描いたフィクションです。
シングルマザーの母親と、ダウン症の妹・ひかりと３人で暮らしている小学校４年生のあかりは、「２分の１成人式」の前に家族について発表するように言われて悩みますが、思わぬラストが待っています。
本は墨字ですが、音声で内容を聞くことができるようにテキストデータ引換券が添付されていますので、データファイルを送ってもらえます。
「ひかりあれ」（金子あつし著、読書日和刊）の税抜き価格は１６００円です。
また読書日和では自費出版も請け負っていて、１５０ページ程度の単行本を２５０冊印刷の場合、税込みでおよそ４８万円です。
問い合わせ先：読書日和（電話０５３－５４３－９８１５）

◆にってんセレクトパックサービス２０１９夏

日本点字図書館の図書情報課では、デイジー図書ダウンロードサービスの一環として、さまざまな図書を収録した「にってんセレクトパックサービス２０１９夏」の提供をしています。
このサービスは期間限定で、９月２８日（土）まで提供され、サピエ登録者も利用できます。
セレクトパックの種類は、全部で５種類。４ＧＢ以上のＳＤカード又はＣＦカードを希望するセレクトパックの種類と同じ数だけ日点に送ると、そのカードにコピーしてもらえます。
日点のわくわく用具ショップでＳＤカードやＣＦカードの販売を行なっていますので、カードをお持ちでない方でもカードの購入からセレクトパックの受け付けまで全て受け付けてもらえます。
セレクトパックサービスを含めダウンロードサービスを初めてご利用される方は、まずお電話で利用申し込みをしてください。
セレクトパックの内容：
１．「サピエベストリーダーセレクト」
サピエ図書館で人気のある図書を教養・文学取り混ぜて２５タイトルをセレクト。毎回、１番人気のセレクトです。
２．「平成３０年間で売れた本はこれだ！セレクト」
平成３０年間のベストセラー作品で、教養・文学取り混ぜた２４タイトル。こんな図書が人気だったのかと平成を振り返ってください。
３．「古典文学を楽しもうセレクト」
新元号「令和」で一躍注目を浴びた万葉集を含む、古今東西の古典文学が２０タイトル。日本の「良さ」や「雅さ」、言葉の「美しさ」を再発見してみてください。
４．「世界のプリンス・プリンセスセレクト」
日本の皇室やイギリス王室など身近な話題として耳にすることが増えてきました。
でも、まだまだ知らないことも多いはず…そんな日本の皇室や世界各国の王室のプリンス・プリンセスに焦点を当てた図書が２５タイトル。
５．「電車の魅力とミステリーセレクト」
電車は移動手段というだけでなく、写真を撮る「撮り鉄」や乗って楽しむ「乗り鉄」などの言葉が生まれるほど、愛好者の多い乗り物です。知ればもっと好きになる魅力ある電車について書かれた図書が教養・文学取り混ぜて３４タイトル。
問い合わせ・申し込み先：日点図書情報課貸し出し担当（電話０３－３２０９－２４４２）

今月の耳より情報は以上です。

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