耳より情報(2019年9月号)
◆「京都でかるたを楽しむ会」
今、目が見えない人も見えにくい人も見える人も、一緒に百人一首かるたを楽しもうという機運が全国的に高まってきています。
「大阪点字付きかるたを楽しむ会」が、「京都でかるたを楽しむ会」を開催します。
百人一首には「秋」や「月」を読んだ歌が多くあり、歌を通じて秋を感じるのもよいものです。
百人一首の歌を全く覚えていない方や点字が読めない方も大丈夫です。
色々な遊び方を一緒に楽しみましょう。
日時:9月22日(日曜日)午前の部10時〜12時30分、午後の部13時30分〜17時(いずれかのみの参加も可能です。途中参加・途中退出の場合はあらかじめご連絡ください。)
会場:京都ライトハウス1階和室(京都市バス「千本北大路」下車、千本通を南へ約50メートル西側、北行きのバスは「ライトハウス前」下車すぐ)
内容:お坊さんめくり(坊主めくり)、札を並べての個人対戦・団体戦、他にも楽しい企画を検討中。
参加費:無料
申し込み締め切り:9月18日(水曜日)
申し込み先:メールの場合は代表の兵藤さん( putti-castle205@key.ocn.ne.jp )、電話の場合は事務局の野々村さん(電話090−3841−9107)へ。
◆神戸アイライト協会主催「神戸ライトサロン」
見えない・見えにくいことで困っている方同士でざっくばらんに語り合い、思いを共有し、情報交換をする場です。
今回のミニ講座は、システムギアビジョンの山口成志さんより機器の選び方・使い方のお役立ち情報についてのお話です。
拡大読書器の展示会も同時開催されます。ご家族の方や視覚障害支援に関心のある方など、どなたでも参加できます。
日時:9月28日(土曜日)13時30分〜16時30分
会場:中山記念会館2階多目的室(阪急「春日野道」駅から北西へ徒歩約10分)
定員:30名(先着順)
参加費:無料
問い合わせ・申し込み先:神戸アイライト協会(電話078−252−1912)
◆京都府立視力障害者福祉センター「秋の体験見学会2019」
視覚に障害があり、あんま・はり・きゅうの免許取得に興味のある方を対象に、京都府立視力障害者福祉センターで体験見学会が開催されます。
日時:10月15日(火曜日)10時30分から(受付は10時から)
会場:京都府立視力障害者福祉センター(京都市バス「糺ノ森」下車すぐ)
内容:10時30分から施設紹介、11時45分から昼食(メニューはハンバーグ)、12時30分から体験コーナー(あんま・はりの実習体験、パソコン用画面読み上げソフトの紹介、施設・宿舎見学など)、13時30分から個別相談。
尚、参加者には過去の「入所試験問題」とセンターに関する「Q&A集」が進呈されます。
料金:無料
締め切り:10月8日(火曜日)まで
問い合わせ・申し込み先:京都府立視力障害者福祉センター(電話075ー722ー8203、体験見学会専用メール siryokutaiken@ksj.or.jp )
◆一般財団法人「中島拓(なかしまひらく)奨学基金」奨学生募集中
「中島拓奨学基金」は、中途視覚障害により就労や就学が困難になった状況にありながらも、チャレンジ精神を持って訓練や学業に取組む人に、返済義務の無い奨学金を給付する事業を行っていて、奨学生を募集しています。
募集期間:9月30日(月曜日)まで
募集対象:身体障害者手帳を有しているか、視覚に障害があることを証明する医師の診断書を提出できる方で、職業訓練機関、生活訓練施設、盲学校の専攻科、国内の大学・大学院・短大に在籍予定もしくは在籍中の方
奨学金:年間60万円(返還の義務はありませんが、他の財団・民間団体等の奨学金との併給は認められません)
募集定員:5名程度
応募要項の詳細:中島拓奨学基金HP https://www.nh-shogakukikin.jp/
問い合わせ先:中島拓奨学基金お客様相談窓口(電話03−6731−4109)
◆「日本ライトハウス展〜全国ロービジョンフェア2019」
西日本最大の視覚障害者用具・機器展「日本ライトハウス展〜全国ロービジョンフェア2019」が、大阪の難波で10月19日、20日の2日間開催されます。
今回は、初出展2社を含む46社・団体が出展し、最新機器や話題の製品、定番の用具など200点以上を展示、一部販売もあります。
また、スマホ・タブレットの体験コーナーや盲導犬ふれあいコーナーもあります。
7階の特別ステージでは、講演や視覚障害のあるアマチュア落語家による落語などがあります。
19日は、理化学研究所の仲泊聡さん講演「ロービジョンケアの現状」、呆っ人(ぽっと)さんの落語、iPhoneパワーユーザーの品川博之さん講演「iPhoneがある時ない時」。
20日は、メディア・アクセス・サポートセンター事務局長の川野浩二さん講演「映画館に行こう!UDCast開発者が語る映画の未来」、半丸亭寿近(せみまるてい・じゅにあ)さんの落語、石川県しらお眼科の橋本伸子さん講演「看護師目線の学ぶケア」。
10月20日(日曜日)のみ、大阪市視覚障害者福祉協会の図書展が同時開催されます。
各所でスタッフがお迎えし、希望者には会場内をガイドしてもらえます。
出展社と出展品の一覧やステージのプログラムを詳しく紹介したガイドブック(点字、音声デイジー、大きめの活字、Eメール版のいずれか)を無料で送ってもらえます。発送は10月初旬の予定です。
日時:10月19日(土曜日)と20日(日曜日)の10時〜16時
会場:難波御堂筋ホール7階と8階会議室(大阪メトロ御堂筋線「なんば」駅中改札から地下通路直結で徒歩1分)
入場:無料
問い合わせおよびガイドブックの申し込み先:日本ライトハウス情報文化センター・サービス部(電話06−6441−0039)
◆国立国際美術館「視覚を超えた鑑賞探求ワークショップ」
大阪市中之島の国立国際美術館には、20世紀最大の彫刻家であるアルベルト・ジャコメッティの哲学者・矢内原伊作をモデルとしたブロンズ彫刻が収蔵されています。
このワークショップは、「見たままに作る」ことを目指しながらも、見れば見るほど見えなくなると苦悩したジャコメッティの「見方」あるいは「見えなさ」にならって、ジャコメッティ自身の作品を2日間かけて視覚に頼らずにじっくり鑑賞するプログラムです。
見れば見るほど見えなくなるジャコメッティ「ヤナイハラ1」を徹底的に鑑賞しましょう。
日程:第1回目は11月2日(土曜日)13時〜17時、レプリカを手で触って観察し、粘土で「ヤナイハラ1」の模造を作ることにチャレンジします。
第2回目は12月7日(土)13時〜17時、参加者どうしの対話を通じて1日目の発見を交換し、「ヤナイハラ」をひとつの風景として眺めます。
場所:国立国際美術館の講堂・地下2階展示室(大阪メトロ四つ橋線「肥後橋」駅3番出口より西へ徒歩約10分)
対象および定員:高校生以上で、両日とも参加できる見えない人・見えにくい人6名(応募者多数の場合は抽選になります)
参加費:無料
講師:伊藤亜紗准教授(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院、「目の見えない人は世界をどう見ているのか」著者)
特別協力:小田原のどか氏(彫刻家)
申し込み方法:メールで、件名に「ワークショップ申し込み」と記入の上、本文に次の9項目を記入。
(1)氏名(ふりがな)、(2)学年または年齢、(3)連絡用メールアドレス、(4)携帯電話番号、(5)視覚障害の有無、(6)当日同行する介助者(ガイドヘルパー)の有無、(7)盲導犬の有無、(8)参加動機、(9)今回の情報の入手方法。
メール1通につき申込者1名のみを記入。
申し込みメールアドレス:education@nmao.go.jp
申し込み締め切り:10月18日(金曜日)13時必着
※申し込み者全員に参加可否のメールが届きますので、@nmao.go.jpからのメールを受信できるように設定し、受信拒否あるいは迷惑メールフォルダー等に振り分けられないようにしてください。
問い合わせ先:国立国際美術館(電話06−6447−4680)
◆年金生活者支援給付金制度について
年金生活者支援給付金は、消費税率引き上げ分を活用し、公的年金等の収入や所得額が一定額以下の年金受給者の生活を支援するために、年金に上乗せして支給されるものです。
この制度は10月1日から施行されます。給付金を受け取るには認定請求の手続きが必要です。
12月までに請求した場合、制度がはじまる10月分からの支給となり、初回の支払いは12月中旬となります。
2020年1月以降に請求が遅れますと、請求した月の翌月分からの支給となります。
年金と同じ口座、同じ日に、年金とは別に振り込まれます。
今年の4月1日時点で老齢・障害・遺族基礎年金を受給し、支給要件を満たしている方には、9月頃に日本年金機構から手続きの案内が送付されますので、郵便物にご注意ください。
障害年金生活者支援給付金が支給される要件は、障害者基礎年金の受給者で、かつ前年度の所得額が「462万1千円+扶養親族の数×38万円」以下であること。
(注)38万円については、同一生計配偶者のうち70歳以上の者または老人扶養親族の場合は48万円、特定扶養親族または16歳以上19歳未満の扶養親族の場合は63万円で算出します。
給付額(月額)は、障害等級2級は5000円、1級は6250円で、物価変動に応じて毎年度改定されます。
給付金は個人に支払われるものですので、例えばご夫婦2人とも支給要件を満たしていれば2人とも受け取れます。
問い合わせ先:年金生活者支援給付金専用ダイヤル(ナビダイヤル0570−05−4092)、またはお近くの年金事務所へ。
◆ブルックの会発足20年「歩行の自由を求めて 一人歩きのこれまでとこれから」
視覚障害者の歩行の自由と安全を考えるブルックの会(略称・ブルックの会)は、1999年の発足から20年を迎えました。
この20年間で視覚障害者を取り巻く移動環境は激変しました。
駅ホームの内側を示す内方線の敷設、ホームドアの設置、駅員による声かけ、ガイドヘルパーの利用など。
しかし、視覚障害者の駅ホームからの転落事故は後を絶ちません。
移動環境にもさまざまな課題や問題がまだまだあります。
イベント前半は、四天王寺大学名誉教授の愼英弘(しん・よんほん)氏による基調講演「視覚障害者の自立と移動」。
後半は、パネルディスカッション「どこまで変わった?自由な移動 駅の利用を中心に」。
誰もが自由に安心して移動できる街づくりに向けて一緒に考えましょう。
日時:10月27日(日)13時30分〜16時30分(受付13時10分〜)
会場:大阪市立中央区民センター・ホール(大阪メトロ堺筋線または中央線「堺筋本町駅」3号出口から東へ徒歩2分)
資料代:1000円(介助者は不要)
定員:150人
※終了後に、懇親会(会費4000円、先着申し込み40人、介助者も同額)が開かれます。
参加申し込み締め切り:10月13日(日)
申し込み:ホームページ http://brook.s333.xrea.com/20191027.html
電話 NPO法人ゆに(075−468−1633、平日の10時〜18時)
今月の耳より情報は以上です。
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