耳より情報(2020年2月号)
◆見えない・見えにくいを知ろう!第45回「あい・らぶ・ふぇあ」
2月5日から4日間、京都府視覚障害者協会・京都ライトハウス・京都視覚障害者支援センター・関西盲導犬協会の共催で、「あい・らぶ・ふぇあ」が開催されます。
「あい・らぶ・ふぇあ」は、視覚障害者福祉について多くの方に知っていただくことをねらいとした催しです。
点字や手引き、マッサージ施術、視覚障害者スポーツ、盲導犬、便利グッズの紹介など、視覚に障害のある方たちと実際にお話ししながら体験できます。
ステージでは、5日13時と6日14時から箏の演奏、7日16時から三線の演奏、8日15時30分からEテレの「バリバラ」で活躍中のレモンさんこと山本シュウさんの「バリアフリートークライブ」があります。
また福祉事業所の手作り商品や盲導犬グッズの販売もあります。
ご家族やお友だちなどお誘いあわせの上、ぜひお出かけください。入場は無料です。
日時:2月5日(水)〜8日(土)10時〜18時(最終日のみ17時まで)
会場:大丸京都店6階イベントホール(阪急京都線「烏丸」駅、または京都市営地下鉄烏丸線「四条」駅から地下道直結です)
問い合わせ先:京都ライトハウス内あい・らぶ・ふぇあ実行委員会(電話075−462−4400)
◆神戸アイライト協会「ロービジョンサポートフェア」
見えにくくなると、歩行だけではなく、文字や映像からの情報入手、日常生活、レクリエーションなど様々な困難に直面しますが、少しの工夫や介助、便利な用具を利用することで改善されることもたくさんあります。
ロービジョンサポートフェアはこのような情報や用具を紹介するイベントです。
白杖、拡大読書器、ルーペ、便利グッズの展示紹介、視覚障害に関する相談、音声パソコン体験、医療講演、シンポジウムなど盛りだくさんの内容で、二日間にわたり開催します。
個別の年金相談と白杖の基本的な技術を体験する講座は予約が必要ですが、そのほかは予約不要、参加費無料ですのでお気軽にお出かけください。
1日目日時:3月14日(土)12時〜16時
会場1・中山記念会館
内容:機器展示・便利グッズ紹介・販売、音声パソコン体験、見えない・見えにくいことに関する相談(福祉相談)、個別年金相談(要予約)
会場2・神戸市立葺合文化センター大ホール
内容:「事故防止のための基本的な白杖操作講座」13時〜13時30分と14時15分〜14時45分(それぞれ5名、事前申し込み制)
※どちらの会場も阪急「春日野道」駅から徒歩約10分、会場間は徒歩2分です。
2日目日時:3月15日(日)13時〜16時20分
会場:神戸市立葺合文化センター大ホール
内容:兵庫県眼科医会理事・松田聡氏による医療講演「眼科災害医療の黎明期を越えて」、シンポジウム「NPOによる視覚障害リハビリテーション」など
問い合わせ先:神戸アイライト協会(電話078−252−1912)
◆視覚障害者用スマートクリップ「みずいろクリップ」
液体を容器に注ぐとき入れたい量になると知らせる、時間を計る、押し当てた対象物の色を知らせる、という3つの機能を持った細長いクリップ型の製品です。
コップにお湯を注ぐときや鍋に水を張ったりするときは入れたい位置に、カップ麺などはついている水量の線の位置に本体の先端を合わせ、クリップで容器を挟みます。
本体の下部に液体が接触すると、ピーピーピーとアラーム音を鳴らして知らせます。
熱湯でも水でも、油や洗剤など粘性のあるものでも、液体であれば測ることができます。
注いだ後スイッチをオフにしなければ、「タイマー開始」のアナウンスの後、1分ごとに経過時間を知らせる通知機能が作動します。
インスタント食品などを調理するときに6分間まで計れ、便利です。
また、本体上部にあるカラーセンサー部を、色を知りたい対象物に押し当ててスイッチを入れると、物の色を音声で知らせします。
判別可能な色は黒、白、赤など14色です。
本体サイズは長さ131ミリ、幅19ミリ、奥行き37ミリで、重さは約38グラム。税込み価格は5470円です。
問い合わせ先:日本ライトハウス情報文化センター・サービス係(電話06−6441−0039)
◆立体パズル「白いルービックキューブ」
6面すべて白一色のルービックキューブです。
各面に異なる触感の素材を貼り、指先で識別できるように工夫してあります。
縦と横の各列を数回まわし、各面をバラバラにした後、再び6つの面を手触りで判断して同じ触感に揃えます。
各面の感触は、すべすべ(合皮)、さらさら(壁紙)、つるつる(プラスチック)、もふもふ(ファー)、つぶつぶ(シリコン)、じょりじょり(面ファスナー)の6種です。
縦・横・高さが57ミリの立方体で、重さは114グラム。税込み価格は2800円、配送手数料は全国一律510円です。
問い合わせ先:日本点字図書館わくわく用具ショップ(電話03−3209−0751)
◆「弱視者いろはカルタ」の販売再開
完売してからも問い合わせが多かった「弱視者いろはカルタ」の販売が再開されました。
サイズは縦15センチ×横9センチの大判で、弱視者ってどうしてそうなるの?という疑問に応え、弱視者のいろはが分かるカルタです。
弱視者には、川柳で共感を、弱視を知らない方へは絵と解説で「そうなんだ!」という発見と親しみを与えます。
読み札に採用されているのは、弱視者が作った川柳で、すべて弱視者問題研究会会員の作品です。
絵札は川柳ごとの解説をもとにイラスト化され、弱視者を知らない人にも川柳のシチュエーションが分かりやすいよう、ポップでカラフルな1コマ漫画で表現。
6人の個性的な弱視者キャラが、立場や障害程度の違いで「弱視(ロービジョン)」という捉えにくい障害が個々様々であることを、ストーリー仕立てで楽しくさりげなく理解させてくれます。
読み札は黒地に白文字、30ポイントの大きさのひらがなで川柳が表示され、低視力者でも読みやすくなっています。
内容の一部をご紹介すると、「ライトつけ 走って欲しい 自転車は」の札には、白杖を持ったおじさんキャラが夜道の無灯自転車を慌ててよける絵が描かれています。
他に「流し目は したくないのに 中心暗点」「竹輪から 覗いたような 視野狭窄」「飛び越えた 溝の正体 電柱の影」などなど。
解説リーフレット付きで、税込み価格2940円、別途送料が掛かります。
問い合わせ・申し込み先:弱問研事務局(メール jimukyoku@jakumonken.com )、または小澤智子(おざわさとこ)さん(電話・FAX 048−462−0543、20時〜22時の間にお願いします)
◆関西・宮崎友好サイクリング in 宮崎
宮崎県の宮崎市と綾町を巡る、関西と宮崎の健常者と障害者のサイクルイベントが、3月に開催されます。
サイクルロードを走りながら観光地を回ります。主催は宮崎県サイクリング協会、NPO法人サイクルボランティアジャパンの共催です。
開催日時:3月14日(土)から15日(日)(関西からは13日出発、16日帰着)
開催場所:宮崎市と綾町
参加費:13000円(1泊4食、自転車レンタル代金含む。宮崎までの交通費は別、宮崎カーフェリー株式会社のご配慮がある予定)
13日日程:三宮駅集合、19時宮崎カーフェリーにて神戸港出港
14日日程:8時40分宮崎港着、9時30分開会式、10時サイクリング出発(約33キロ)、宮崎空港、自転車競技場バンク体験、トロピカルロード経由で青島へ、青島神社と鬼の洗濯板観光、昼食、植物園と堀切峠、17時青島ホテル到着、食事・交流会
15日日程:8時サイクリング出発(約43キロ)、木花の津波記念碑、本郷、シーガイア付近、昼食、シーガイア近辺観光、閉会式、フローランテ・市民の森公園・みそぎ池・阿波岐パークウェイなどを観光、17時30分宮崎港フェリーターミナル、19時10分宮崎港出港
16日日程:7時30分神戸港着
関西からの参加の場合、集合時間などが未定ですので、ご興味のある方はお問い合わせください。
問い合わせ先:宮崎県サイクリング協会事務局の岩切さん(電話090−2451−6895)
今月の耳より情報は以上です。
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