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耳より情報(2020年7月号)



◆第55回「NHK障害福祉賞」作文募集

NHK厚生文化事業団が「第55回NHK障害福祉賞」の体験記録を募集しています。
第1部門は障害のある本人の部門で、学校や施設での生活、自立や就労への挑戦、また自分の生きてきた道など、ご自身の体験の記録を綴ってください。
11月に全応募者に結果が通知され、入選作品には賞金が贈られます。
また、入選作品は作品集として発行され、入選作品の一部はNHKの番組で紹介される予定です。
応募規定:自作の未発表作品に限ります。著作を職業としている方の応募は不可。
字数:8000字(400字詰め原稿用紙20枚)以内。点字での応募の場合は、32マス450行以内。自筆が困難な場合は代筆も可(代筆者名も記載)。
応募方法:作品は郵送または応募フォームから送信。
郵送の場合は、募集ホームページからダウンロードした応募票に必要事項を記入するか、別紙に(1)応募部門「第1部門」(2)題名(3)氏名・フリガナ(4)生年月日・年齢(5)住所(6)電話番号(7)メールアドレス(8)職業(9)障害名を記入の上、作品に添付して送付。
応募フォームから応募する場合、作品の形式はワード文書かテキスト文書のみ。
募集ホームページ  https://www.npwo.or.jp/info/16758
応募フォーム https://www.npwo.or.jp/55fukushisyou-form
締め切り:8月14日(当日消印有効)
作品の送り先・問い合わせ先:NHK厚生文化事業団「障害福祉賞係」(〒150−0041 東京都渋谷区神南1−4−1第七共同ビル、電話03−3476−5955)


◆JBBが放送する「音で読めるファッション雑誌」

JBB(一般社団法人日本視覚障がい者美容協会)が、目の不自由な人に向け、ファッション誌を読み上げる音声番組をネットメディア「voicy(ボイシー)」で配信しています。
ボイシーは声のブログやニュース、ラジオのような放送が聴ける新しい音声メディアです。
ファッション雑誌は最新の流行や新しい世界観を提供してくれますが、見えない人や見えにくい人にとってはその情報を得ることが難しいです。
最新号を見つけた時のワクワク感や、今月はどれを買おうかと迷ってしまうような色とりどりの服や雑貨、お手本となるコーディネート、雑誌の付録とは思えない豪華付録まで、それを必要とする人たちに声で届けてくれます。
紹介される雑誌は、主に宝島社発行のファッション誌約10誌です。
幅広い年代に合うよう、若い女性対象の「SPRiNG(スプリング)」、40代女性対象の「GLOW(グロー)」、40代後半から50代対象の「大人のおしゃれ手帖」、60代からの「素敵なあの人」など。
モデルの洋服やアクセサリー、メーク、着こなしや適したシーンなども分かりやすく具体的な解説で、想像しやすい工夫がされています。ファッション以外の特集記事も紹介されます。
毎週火曜日と土曜日の2回配信され、過去の放送も聞くことができます。
火曜日は20代から30代の雑誌、土曜日は40代から60代の雑誌を取り上げています。
ウェブサイトかスマートフォンのアプリを通じ、無料で聴くことができます。
「音で読めるファッション雑誌」https://voicy.jp/channel/1071/


◆神戸アイライト協会「ドコモ・ハーティー講座『iPhone XS(アイフォーン・テン・エス)』体験会」

見えない見えにくい方を対象にドコモ・ハーティー講座「iPhone XS」体験会が開催されます。
体験会の内容は、音声読み上げ機能を使った基本操作や便利なアプリなどの体験、スマートフォンの安全な使い方、お問い合わせ窓口のご紹介など。
関心のある方は神戸アイライト協会までご連絡ください。
日時:7月17日(金)12時30分〜15時
会場:中山記念会館(阪急「春日野道」駅から北西へ徒歩約10分、神戸市営地下鉄「新神戸」駅から南東へ徒歩約10分)
参加費:無料
定員:8名
申し込み先:神戸アイライト協会(電話078−252−1912、火曜から土曜の10時〜16時、メール kela2009eyelight@ac.auone-net.jp)
尚、当日はご自宅での検温やマスクの着用、入館時には手指の消毒、検温のご協力をお願いいたします。


◆障害者向け旅行記投稿サイト「COTRAVEL(コトラベル)」

ソフトウエア開発を手がけるリンク情報システム社が、障害者向け旅行記投稿サイト「コトラベル」を開設しています。
視覚障害、聴覚障害、車いす、マタニティといった身体特性で旅行記を絞り込むことができるのが特徴で、高齢者や障害者など、移動やコミュニケーションに困難を抱える人のニーズに応えながら、誰もが旅を楽しめることを目指しています。
旅行記を探すには、気になるエリアや対象となる身体特性チェック、フリーワードを記入しますが、未記入でも「いいねの多い順」または「新しい順」に表示されますので、様々な旅行記を読むことができます。
エリアは指定せず、「視覚障害」のみを選択して検索してみました。
「迷わず遊ぶ。弱視の羽田空港第2のすごし方」「買いすぎ注意!リガのクリスマスマーケット」「いにしえの都 平城京のバリアフリー」「県民オススメ!弱視が楽しむ沖縄・名護の車旅」など30件が表示されました。
体験した人ならではの感想や情報が嬉しいです。
サイトの閲覧だけではなく、登録すれば旅行記の執筆・投稿もできます。
また、画面の文字は標準・大・特大と選ぶことができ、音声読み上げソフトの利用を想定して、写真選択時には代替テキストを入力できる項目も設けています。
コトラベルのHP:https://www.cotravel.jp/


◆滋賀県盲ろう者支援センター開所

6月1日、近江八幡市に滋賀県盲ろう者支援センターが開所しました。
視覚と聴覚の両方に障害のある盲ろう者を支援するセンターで、NPO法人「しが盲ろう者友の会」が滋賀県から委託を受けて運営します。
盲ろう者通訳・介助者派遣事業のほか、相談支援、啓発、盲ろう者通訳・介助者養成事業などを行います。
しが盲ろう者友の会は、盲ろう者と共に交流の場を広げ、日常や社会生活の情報を学習するなど、自立と社会参加促進の支援活動を行っています。

「滋賀県盲ろう者支援センター」
住所:近江八幡市安土町上豊浦1521 ハイツ浅野1号室及び7号室(JR安土駅から徒歩約5分)
電話:0748−29−3661 FAX:0748−29−3662
開所日時:月曜・水曜・金曜の9時〜17時

「しが盲ろう者友の会」
住所:近江八幡市浅小井町1925
電話:0748−31−2522 FAX:0748−31−2523
開所日時:月曜・水曜・金曜の9時〜17時


◆大阪府視覚障害者福祉協会が移転

一般財団法人大阪府視覚障害者福祉協会が、6月15日にオープンした大阪府立福祉情報コミュニケーションセンターに移転しました。
このコミュニケーションセンターは、今まで大阪府内に点在していた視聴覚障害者の情報提供施設などを集約したセンターで、視覚障害者だけではなく盲ろう者、聴覚障害者への支援を行い、障害者の総合相談支援も行います。
住所:大阪市東成区中道1−3−59大阪府立福祉情報コミュニケーションセンター内視覚障害者支援センター(JR環状線・大阪メトロ中央線または長堀鶴見緑地線の「森ノ宮」駅から中央大通り南側を東へ約140m)
電話:06−6748−0615


今月の耳より情報は以上です。

 

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