耳より情報(2020年8月号)
◆第46回全国視覚障害者文芸大会作品募集
社会福祉法人日本視覚障害者団体連合は、第46回全国視覚障害者文芸大会の応募作品を次の要領で募集しています。
作品の種類は「短歌」「俳句」「川柳」「随想・随筆」の4部門で自作、未発表の作品に限ります。
応募規定:
(1)短歌、俳句、川柳は1人3首(3句)以内。随想・随筆は1人1作品で点字32マス250行以内、墨字400字詰原稿用紙10枚以内。
川柳の課題は「祈る」と「電話」で、3句の中でどのように使ってもよい。
(2)参加料は短歌、俳句、川柳が1部門1000円、随想・随筆が1500円、2部門以上応募の場合はそれぞれ加算。
(3)応募の際は、部門ごとに別々の用紙を用い、1行目に部門、2行目から住所、氏名(ふりがな)、電話番号、その次の行から作品を書く。
点字原稿の場合は、できるだけ墨字を書き添える。間違えやすい語句には簡単な注釈をつける。墨字原稿の場合、固有名詞には必ずフリガナをつける。
(4)応募作品を郵送する場合は参加料を同封し、封筒には墨字で住所・氏名を明記し、参加料(現金の場合は現金書留封筒を使用、小為替または切手)を同封すること。
メールで応募の場合は、件名に「文芸作品応募」と記載し、入金方法と入金日を明記。
郵便振替(口座名「社会福祉法人日本視覚障害者団体連合」、口座番号「00170−9−48326」)
(5)応募者には応募作品を掲載した作品集(随想・随筆は入選作品のみ)が送付されますので、応募の際に点字、墨字のいずれを希望するか書き添える。
また、応募の際にメールアドレスの記入があった場合、入選者のお知らせと作品集のテキストデータをメールで送付。
入選発表:日視連情報誌「点字日本」と「日視連アワー」の12月号、「JBニュース(12月1日)」等で発表。また、入選者インタビューを「声のひろば(2月号、3月号)」で放送予定。
締め切り:8月31日(当日消印有効)
問い合わせ先:日本視覚障害者団体連合文芸係(電話03−3200−0011)
郵便振替口座や送付先など詳細は、日本視覚障害者団体連合ホームページでご確認ください。http://nichimou.org/notice/200625-jim/
◆「中島拓(なかしまひらく)奨学基金」奨学生募集中
一般財団法人中島拓奨学基金は、中途視覚障害により就労や就学が困難になった状況にありながらも、チャレンジ精神を持って、訓練や学業に取組む人に対して、返済義務の無い奨学金を給付し、中途視覚障害者の社会進出に寄与しています。
募集対象者:社会人および大学生で、次の1〜4に該当し、視覚障害手帳1〜6級を保持もしくは視覚に障害があることを証明する医師の診断書を提出できる方。
1.視覚障害者を対象とした職業訓練機関に在籍予定または在籍中
2.生活訓練(入所・通所・在宅)を実施している施設に在籍予定または在籍中
3.盲学校(視覚特別支援学校)の専攻科に在籍予定または在籍中
4.国内の大学の大学生ならびに大学院生、短大生
奨学金:年間60万円、返済の義務はありません。ただし、他の財団・民間団体等の奨学金との併給は認められません。
給付対象者数:5名程度
応募期間:2020年7月1日〜8月31日
選考結果の通知:選考を通過した方のみ、10月末日までに願書記載のメールアドレス宛に通知があります。
提出書類や応募方法など詳しくは、一般財団法人 中島拓奨学基金ホームページをご覧ください。https://www.nh-shogakukikin.jp/
◆中山視覚障害者福祉財団主催「視覚障害者iPad体験コース」
最近、急速に広まっているタブレット型パソコン、iPad。視覚に障害のある方をサポートする音声読み上げ機能やさまざまな生活に便利なアプリを体験することができます。
2コースありますのでご希望のコースを選んで体験してください。
講習予定内容及び日程:
(1)「音声機能を体験してみよう」8月22日と29日(いずれも土曜日)の全2回
(2)「音声機能でアプリを活用しよう」10月10日と17日(いずれも土曜日)の全2回
開催時刻:午後1時〜午後4時
会場:中山記念会館2階多目的室(最寄駅は、阪急「春日野道」駅または地下鉄「新神戸」駅から徒歩約10分)
定員:各5名(先着順に受け付け)
参加費:無料
受講資格:手帳の有無は問いませんが、視覚に障害のある方で、兵庫県在住の方(在勤・在学の方は要相談)。但し、県在住で初めて受講の方を優先。
申し込み先:神戸アイライト協会(電話078−252−1912、火曜から土曜 の10時〜16時)
尚、当日はご自宅での検温やマスクの着用、入館時には手指の消毒、検温のご協力をお願いいたします。
◆YouTube「みみよみ〜声の図書館〜」
本を「耳で読む」楽しさをだれよりも知る視覚障害者の有志が運営するオーディオブック・チャンネルです。
「朗読するのが好き」「読み聞かせることが得意」という本好きな視覚障害者が朗読していて、YouTubeで聞くことができます。
トルストイの「イワンの馬鹿」、江戸川乱歩の「人間椅子」、宮沢賢治の「蛙のゴム靴」、小泉八雲の「雪女」や「貉(むじな)」、芥川龍之介の「杜子春」や「トロッコ」、太宰治の「貨幣」、梶井基次郎の「檸檬」、新美南吉の「ごんぎつね」や「でんでんむし」などが登録されていて、今後登録が増える予定です。
YouTube 「みみよみ 声の図書館」
https://www.youtube.com/channel/UCusKa0aM5m3ycb1eWvIXHwQ
「イワンの馬鹿」1〜3 トルストイ レオ (朗読:川口育子)
https://youtu.be/uqbOkNAqwuU
https://youtu.be/dK6I4Q156WE
https://youtu.be/xATQw9xpIdk
「人間椅子」 江戸川乱歩 (朗読:かわい いねこ)
https://youtu.be/w1krQEktG48
「カエルのゴム靴」 宮沢賢治 (朗読:かわい いねこ)
https://youtu.be/dnTPcc-0iuE
「雪女」 小泉 八雲 (朗読:川島昭恵)
https://youtu.be/8hWbRSV5cfY
「貉(むじな)」 小泉 八雲 (朗読:かわい いねこ)
https://youtu.be/Es_KioK1Vsc
「杜子春」 芥川 竜之介 (朗読:川島昭恵)
https://youtu.be/WtKjGl0J99c
「トロッコ」 芥川 竜之介 (朗読:美月めぐみ)
https://youtu.be/wTt8BlfL2MY
「貨幣」 太宰 治 (朗読:かわい いねこ)
https://youtu.be/5DdoW8dqp1c
「檸檬」 梶井 基次郎 (朗読:関場理生)
https://youtu.be/pLaR0aiA4yo
「ごん狐」 新美 南吉 (朗読:川口育子)
https://youtu.be/xzZ7alRI9sg
「でんでんむし」 新美 南吉 (朗読:川島昭恵)
https://youtu.be/o0SnTwGssRg
「デンデンムシノ カナシミ」 新美 南吉 (朗読:川島昭恵)
https://youtu.be/jjBNs-SbnLw
◆ボイスコミック第2弾公開「ヤンキー君と白杖ガール」
「ヤンキー君と白杖ガール」は、最恐ヤンキーと弱視の女子高生によるラブコメディーで、無料Webコミックサイトで連載中の作品です。
街を牛耳る最恐ヤンキー・森生(もりお)がひょんなことから白杖を片手に持つ弱視の女子高生・ユキコと出逢い、彼女の生活している世界を少しずつ知っていく過程などが描かれています。
コミックス第4巻が6月23日に発売されたのを記念して、前回好評だった目の不自由な方にも楽しめる音声ガイド風ナレーション付きボイスコミック動画第2弾が公開されました。
YouTubeで視聴できます。
第1弾:https://www.youtube.com/watch?v=ELapf97nCig
第2弾:https://www.youtube.com/watch?v=lkCQ92hZVGw
◆熱中症予防について
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、一人ひとりが感染防止の3つの基本である1.身体的距離の確保、2.マスクの着用、3.手洗いや、「3密(密集、密接、密閉)」を避けるなどの対策を取り入れた生活様式を実践することが求められています。
しかし、マスクをすることにより熱中症が心配されています。
熱が身体にこもり喉の渇きに気が付かないことがあります。
管理栄養士の方からのアドバイスをお伝えします。
まず「マスクを取る、水分を取る、距離を取る」という「3取り」です。
屋外では人と2メートル以上離れたらマスクを取りましょう。2メートルは傘をお互いにさして当たらない距離です。
水分は15分ごとに取るように心がけてください。テレビのコマーシャルの時間と同じです。
500ミリリットルの水筒に直径2センチくらいの梅干し1個を入れて持ち歩くのがおすすめです。水筒には氷を入れた方がいいでしょう。
また、免疫力を高めるために、規則正しい生活(早寝、早起き、朝ご飯)を心掛け、暑さに負けない身体を作っておくことが大事です。
そして、日頃から栄養のバランスが取れた食事をしてください。
少なくとも、主食と副菜2つです。副菜のうち1つはタンパク質としてお魚・お肉・卵・豆腐を、もう1つは野菜を中心としたおかずを食べると良いです。
夏は、主食と主菜が1つになった冷麺やカレーライスもお手軽です。
薬味としてネギ・ミョウガ・青ジソのみじん切りを添えるだけでも、香りで食欲増進になります。
(以上「星光439号」より抜粋)
また、家庭栄養研究会によると、「運動後や風呂上がりにビールを飲む人が多いですが、猛暑の夏は水分補給というより、逆効果になる」そうです。
アルコールやお茶、コーヒーなどカフェインを含むものは利尿作用があるためで、できれば水か麦茶がいいそうです。
汗を沢山かいた時は水だけでなくスポーツドリンクか、薄い食塩水を飲むことが大切です。
厚生労働省のHPより「新しい生活様式における熱中症予防行動のポイント」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html
今月の耳より情報は以上です。
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