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耳より情報(2023年2・3月合併号)



◆「視覚障害者雇用の未来を考えるフォーラム」の配信

昨年11月23日に開催されました第4回神戸発、視覚障害者雇用の未来を考えるフォーラム「視覚障害者の就労の可能性について語ろう 今まで気づいていなかった可能性があるのではないか?」の音声アーカイブが、10月30日までYouTubeで視聴できます。
第1部の内容は、「証券会社での業務に加えて、コーチングという副業を実施している当事者」「日本で初めて全盲の保育士として勤務している当事者」「通信営業職という新しい試みにチャレンジしている企業で勤務する当事者」の3名から、副業の可能性、保育士としての可能性、通信営業職としての可能性についての発表。
第2部の内容は、パネルディスカッション形式にて、フォーラムのテーマ「視覚障害者の就労についての現状と課題、そして未来への可能性」について、今年は第一部の発表から見えてくる「今まで気づいていなかった可能性」も踏まえて意見交換会を実施。
YouTubeのホームページから「視覚障害者雇用の未来を考える」で検索できます。
第1部の就労継続体験発表は1時間23分、第2部のパネルディスカッションは1時間33分です。
配信URLは次の通りです。
第1部の就労継続体験発表 https://youtu.be/d6mrHsxW-jU
第2部のパネルディスカッション https://youtu.be/0felrxhzpVc


◆「第3回神戸ライトサロン」

特定NPO法人神戸アイライト協会が主催、きんきビジョンサポートとJRPS兵庫の後援で「神戸ライトサロン」が開催されます。
見えない・見えにくいことで困っている方同士がざっくばらんにおしゃべりして、思いを共有したり、情報交換をしたりするサロンです。
今回のミニミニ講演では「チャレンジしてみたいこと」をテーマに、2名の方にこれからの抱負など語っていただく予定です。
当事者のほか、ご家族、視覚障害支援に関心のある方など、どなたでも参加できます。
日時:2月25日(土)13時30分〜15時30分
会場:中山記念会館2階の多目的室(神戸高速鉄道「新開地駅」西改札より徒歩5分、または神戸市営地下鉄「湊川公園駅」西改札より徒歩10分)
内容:第1部は13時30分からミニミニ講演、第2部は14時からサロン(小グループに分かれての交流会)
参加費:無料
定員:20名(介助者込み、事前予約制)
問い合わせ・申し込み先:神戸アイライト協会(電話078−531−6340)


◆にってんデイジーオンラインサービス

デイジー再生機を使ってサピエ図書館を利用する際、「文字入力が難しい」と感じたことはありませんか。
日本点字図書館・図書情報課に希望するタイトルを電話すれば、職員が代行してデイジー図書を検索し、新着リストに希望タイトルを登録する「にってんデイジーオンラインサービス」を行っています。
ご自身で文字入力をする手間もなく、スムーズに目的の図書を聞くことができます。
このサービスは、日本点字図書館に利用登録のある視覚障害者で、デイジーオンライン機能をもつ再生機があり、サピエ図書館に接続ができている状況にある方が対象です。
サピエ図書館の登録館は日本点字図書館にしてください。
提供対象はサピエ図書館からダウンロードができるデイジー図書で、1日に10タイトルまで、定期配信雑誌は3誌までです。
ご希望のかたはサービスの利用開始にあたって図書情報課宛に電話で利用開始の旨をお知らせください。
申し込み・問い合わせ先:日本点字図書館・図書情報課貸し出し担当(電話03−3209−2442)


◆高林正夫著『ブラインドロードの旅 幸せさがしから言葉さがし・歴史さがしへ』

元盲学校教諭で全盲の高林正夫さんが昨年10月、視覚障害者が登場する文学作品を論評した『ブラインドロードの旅』を出版しました。
『音でみる心も色も 紅葉から慎太郎まで、作家が描いた視覚障害者像』、『異風の人 時代・歴史小説に描かれた盲人像』に続く第3作目で、今回は海外作品に着目した力作評論です。
「幸福な王子」、「田園交響楽」、グリム童話、ギリシア悲劇など、示唆に富む物語の世界を「見えない」ということから読み解いています。
副題に「幸せさがしから言葉さがし・歴史さがしへ」とあるように、目がみえないって「不幸」なことなの?では「幸せ」ってどういうこと?と、幸福感や障害者への偏見・差別について深く考えさせられます。
『ブラインドロードの旅』:高林正夫著、本の泉社発行、272ページ、税込み価格2000円。


◆桜雲会「ホーム転落事故防止」点字図書無料配布

社会福祉法人桜雲会は、一般財団法人日本宝くじ協会の助成を受けて「ホーム転落事故防止〜だれもが安心して使える駅を目指して」の点字図書(点字・墨字合本、全1巻)を発行しました。
「ホーム転落事故防止」は、点字毎日記者の佐木理人氏、弁護士の大胡田誠氏の執筆原稿に加え、視覚障害当事者の方3名による座談会の様子が収録されています。
現在、希望者に無料配布を行っています。FAXまたはEメールにてお申し込みください。
申し込み・問い合わせ先:桜雲会(電話03−5337−7866、FAX03−6908−9526、Eメール ounkai@nifty.com )


◆オンライン「盲導犬情報セミナー」

盲導犬歩行を考えている方やその支援者の方向けの盲導犬情報セミナーで、Zoomでの開催です。
国内に11団体ある盲導犬育成団体ごとに貸与までの流れや方針に多少違いがありますが、このセミナーは日本盲導犬協会についての内容です。
実際に盲導犬を使用しているユーザーの体験談もあります。
すごく興味がある方はもちろん、ちょっとだけ聞いてみようかなという方もどうぞ。
開催日時:3月25日(土)14時〜15時30分(開始1時間前より受付開始。受付開始後からセミナー開始前まで、盲導犬と生活をしているかたの動画と音声が流れます。)
申し込み締め切り:3月13日(月)
参加費:無料
定員:視覚障害当事者15名程度、支援者・医療関係者10名程度
セミナー内容:盲導犬との歩行や生活について、ユーザーの体験談、盲導犬に関する法律と取得までの流れ、質疑応答
申し込み:メールアドレス(info@moudouken.net)宛に、件名に「盲導犬情報セミナー参加希望」、本文に3月希望、名前(ふりがな)、居住地都道府県名、年齢または年代、Zoomセミナーの招待状の送付先メールアドレス、参加に使用する機器名(パソコン、スマートフォンなど)、Zoomの使用経験の有無、Zoomサポート希望の有無、当日連絡の取れる電話番号を記入。
専用申込みフォームサイト:https://ws.formzu.net/dist/S26484226/
※申し込み後、参加者には当日の参加手順に関する詳しい案内メールが届きます。
問い合わせ先:日本盲導犬協会神奈川訓練センター・視覚障害サポート部(電話045−590−1595)


新着情報
◆「ロービジョンサポートフェア2023春」

神戸アイライト協会が主催するロービジョンサポートフェアが3月に開催されます。
講演のほか、アイライト見学会や年金相談、代読コーナーなどもあります。
会場である中山記念会館に参加、またはZoomによる参加があり、どちらも無料ですが事前予約制です。
日時:3月11日(土)13時30分〜16時
会場:中山記念会館1階大会議室(神戸高速鉄道「新開地駅」西改札より徒歩5分)、およびZoom配信
内容:日本(にっぽん)盲導犬協会評議員・坂本洋一氏による講演「視覚障害リハビリテーションについて」と、兵庫県眼科医会理事・山本博之氏による講演「ロービジョンと眼疾患」
定員:中山記念会館は30名、Zoomは90名
申し込み:電話またはメールでご連絡ください。Zoom参加の方は3月4日締め切りです。
問い合わせ・申し込み先:神戸アイライト協会(電話078−531−6340、火曜〜土曜の10時〜16時、メール kobe2010@eyelight.sakura.ne.jp)


耳より情報は以上です。

 

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