'02.5.16

I will survive

当店では音楽が流れる。「これはなんという曲?」という問合わせが以前はわりと多かった。
もちろん、ボリュームを絞っていたり
MIDI音源のない方には聞こえないわけだが、気になっている人のために説明しよう。

これは【I will survive】で Music Columnでは、Diana Rossの曲として紹介している。
まあ、Chantay Savageもカバーしているが、そちらの方ははしっとりとしたかんじだ。

ところがこれを大ヒットさせたのは DianaでもChantayでもなくて、 Gloria Gaynorなのである。
79年ごろ、ディスコブームの時代だ。

ただこの曲を違ったイメージで観る人がいるのも否めない事実。
私はそれが残念でしようがない。

以前、私はある人から「これ知ってる?」と言われ、一本のビデオテープを手渡された。それはオーストラリアで作られた【プリシラ】という映画のビデオだった。その中で当店と同じ音楽が流れるので、互いに似通ったものがあると考えたらしいのだ。

この映画、はっきり言うと、3人のゲイ(ダンサー)が地方公演のためにバスをチャーターし(これをプリシラ号と名づける)、オーストラリア大陸の旅をするというストーリーだ。
まあ、笑わせるシーンも多いが、彼ら(彼女ら?)がゲイであることを痛感させ、悲しくもあるなかなかの作品だ。

このサントラとしてつかわれたのが【CharleneのI've Never Been To Me】や【AbbaのMammma Mia】など、数々の古きダンスナンバー。そしてその中で忘れてならないのが、当店自慢の【I Will Survive(Gloria Gaynor)】なのである。

ただ、この曲のつかわれ方というのは、三人のゲイがナイスな振付けでダンスをするというシーン。非常にインパクトがある。
よってプリシラで初めて聴いた人というのはI Will Surviveに"ゲイ"というイメージを強くもつはずなのだ。

私はゲイに対して蔑視はしていない。楽しいし友達にもなれる。
が、愛してはいない。と言うか愛せるはずがない。

もちろん当店はゲイバーではなく、私もゲイではない。
くれぐれも勘違いなさらないように。

それと日本では布施明という人がカバーしたらしいが、まったく次元が違いすぎるのでそちらの方は無視していただきたい。

以上


GloriaGaynor / I will survive


Chantay Savage


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